雨のち曇り、昨日は10度に届かず、今日も終日10度前後、部屋の温度も15度を割る様になってきたので、今日から衣替えを決意、長袖長ズボン+外出にはダウン着用と一気に冬モードへ。
夜はカム&ラハティ響のシベリウスチクルス初日、ラハティ響を初めて聴いたのはヴァンスカとの初来日で、やはりシベリウスチクルス、あの感動を再び味わえるかと思うとわくわく。
ただ、その後の何度かの来日公演(例えばヴァンスカとの5番)では、期待値が上がっていたせいか初来日時程の感動は無かったのも事実。
とは言え今回の会場はオペラシティ、以前にこのオケを聴いたトリフォニー(チクルス)、次の武蔵野文化(2番)、その次のサントリー(5番)と比べても容量小さく、少々オケの線が細くても気にならないのでは、とつい期待。
ただ指揮のカムはカラヤン・コンクールを制し一気に有名になった頃出したシベリウスのレコードでの印象は地味(そしてその後思った程メジャーにはならなかった)、なのでその点は覚悟かも。
11月26日(木) オペラシティ
オッコ・カム&ラハティ交響楽団 シベリウス Sym1番、Sym2番
前半はオペラシティでは滅多に座らないPブロックで、弦は音域順、Hr5,Tp3,Tb3、椅子に座って指揮するスタイルのカムはシンプルな棒でオーソドックス、一筆書きの如く停滞せず進行、の割にはブラスはそこそこ吹いて響きは決して地味じゃありません。肉感的なコンミス率いる弦はシャープな響き、木管は素朴な感じ、全体にアンサンブルのやや粗い点も1番の荒々しい曲想に合ってます。
後半2番は連れとチケット交換し座り慣れた3階R後方へ移動、するとビックリ! ここだと弦が細く、管の密度も薄め、全体に響きの薄さが気になって、そうなるとアンサンブルの乱れも不満につながります。それでもHrは要所で、Tbは最後のコラールでいい鳴り、ただラスト疲れ気味のTpはもっと頑張って欲しかったところ。
アンコールは勿論シベリウス、自分の知らない曲ばかり3曲、まずは「テンペスト」より"ミランダ"はしみじみ系、続いて"行列"なるマニアック曲は楽しい行進曲風、最後に「ペレアスとメリザンド」より"間奏曲"は起伏のある曲、と前回チクルス同様アンコールでも楽しませてくれました。
ヴァンスカ時代にやっていた、弦はアーで管はベーで音合わせをするやり方はやめてしまった模様、合理的だと思ったのに…。
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