晴れ、気温も昨日より上がって最高14度台、ツツジの狂い咲きは数年前より少ないながら、今が盛りかも、一方さすがに構内の紫ムクゲにはもう花が見当たりません。
夜は東京に出てカム&ラハティ響のシベリウスチクルス、もとい、シベリウスサイクルの2日目、以前のチクルスと違い、今回の交響曲サイクルの演奏は作曲順、そして本日の3番、4番はどちらもヴァンスカとのチクルス時を含め実演は2-3度しか聴いたことのない曲です。
ただ初日のラハティ響はヴァンスカ時代と比べ、響きが薄く、アンサンブルが悪くなっていたので少しがっかり、今日はどうでしょう。
11月27日(金) オペラシティ
オッコ・カム&ラハティ交響楽団 シベリウス Sym3番、VnC、Sym4番
全3曲ともHr5,Tp2,Tb3、3人いるTp奏者(1人は女性)は各曲1度ずつ降りてローテーション、まず3番、Hrがいい鳴り、全体では曲想に合った楽しげな表情、続くVn協のソリストは若くてやんちゃ坊主な感じのペッテリ・イーヴォネン、アンコールにイザイのバラード?をややモダンな響きで始まり最後は激烈に。
後半は4番、冒頭のVcソロが深々と存在感、第3楽章頂点での弦の訴求力ある響き、終楽章Hrのいい吹きっぷり、そして最後の1音を余韻たっぷりにやらずボツッと切るカムの終わり方が印象的、今日はPブロックだったせいかオケの響きの薄さは感じません。
アンコールは昨日とは重なり無しの3曲、まずは定番"悲しきワルツ"、これは極端な味付けのアンコールを聴き慣れているせいか穏当な解釈が却って新鮮、続いては「クリスティアン2世」より"ミュゼット"を楽しげに(これは知らない曲)、最後にこれもやや定番"鶴のいる風景"、鶴が鳴いた後、冒頭のパッセージに戻る前に一瞬訪れる鮮烈な響き!が本日の個人的白眉。
席位置、および聴きなれていない曲のせいか、昨日程はオケに対する不満は感じませんでした。
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