2015年11月2日月曜日

リントゥ&フィンランド放響のシベリウス7番、5番

 うぅ、世界選手権種目別のフジの中継、日本人が出ている種目以外はほぼ無視する偏重放送にストレスが溜まります。

 朝から雨、日中気温上がらず最高13度は今季最低、インターンで講義に出られなかった学生のための補講で横浜へ、最寄り駅へ自転車で向かう際が1番振り強く、背広の腿から下がグショグショ(涙)。

 学生とは食堂で待ち合わせ、すれど約束の時間に現れず、諦めた頃1時間以上遅れての登場、単に忘れていたとのこと、お、大物だ(笑)。

 雨がほぼ上がって夜は錦糸町でリントゥ&フィンランド放響のシベリウスの第1夜、本日のメインは5番、連れは例によって遅刻し開演に間に合わず、と言うか、休憩になっても現れず(涙)、昼間のことがあるので、今日は厄日かと思って諦めモード。

 フィンランド放響はオラモの指揮で2度(チャイコフスキー6番シベリウス2番)聴いてますが、リントゥは初めて。

11月2日(月) すみだトリフォニー
 ハンヌ・リントゥ&フィンランド放響 シベリウス タピオラ、Sym7番、Sym5番
 各曲メンバーは少し入れ替わりながらも全曲Hr4,Tp3,Tb3、3rdTpに女性奏者(日本人)、最初のタピオラのみ木管が3管(交響曲は2管)、身体大きく棒の振りも大きいリントゥは表現も弦中心にダイナミック、タピオラの終盤弦が刻みながら最弱音から最強音へ移るあたりから、やや非力に思えた弦セクションからスケール大きな響きを創出、木管はノリノリのClトップを筆頭にそれぞれ味のある系、続く7番はTbトップが存在感たっぷり、ここでも終盤で弦がびっくりするくらいの鳴り、全体的にもテンポを動かし各所で激しい表現、7番ってこんな熱い響きだっけ、と思わせ本日の白眉。
後半は5番、ここでも弦は各所でいい鳴り、ブラスはぼちぼち程度の吹きっぷりながら要所では弦管合わせて雄大な音場、第2楽章での静動落差が激しい表現が印象的、アンサンブルの精密さより表現の強さを重視するスタイル、ゆっくりめの最後の6和音、ラスト2音のティンパニのキレが抜群。アンコールも勿論シベリウス、まず棒を使わず「ベルシャザールの饗宴」から静かな曲(ノクターン?)で木管陣の中で1番地味だったFlトップ(日本人)のソロをフィーチャー、続いて棒を手にして定番「悲しきワルツ」、抑揚やテンポを大きく動かし濃い目の味付けで。

 シベリウスって、本国の人でもこんなにいじる演奏するんだ、とビックリ。特に7番は"澄み切った彼岸の響き"なんて勝手な印象を持っていたので、こんなに激しい音楽だと初めて知りました。明後日の2番も楽しみです。

 終演後、来なかったと思っていた連れがホール前に立ってます、後半5番の第2楽章から入ったとのこと、昼間の学生と同じで1時間以上の遅刻か…。

 深夜茨城に戻ると、また雨が降ってます、予報と違うやん! 明日はアマオケで展覧会とラフマニノフ3番です!

0 件のコメント:

コメントを投稿