2015年11月28日土曜日

高関&桐朋学園オケの壮快火の鳥全曲

 昭和音大によるハルサイに続いて、音大オケフェス3日目後半は高関&桐朋音大による火の鳥、しかも全曲版!

 このコンビ、2年前も充実のハルサイを聴かせてくれただけに期待です!

11月28日(土) ミューザ川崎
 高関健&桐朋学園オーケストラ ストラヴィンスキー 火の鳥 <1910年全曲>
まずは昭和音大によるファンファーレ、ステージ最前列にTp4,Tb4,Tubaが並び、オーソドックスでコンパクトな曲を吹奏。
 続いて桐朋による火の鳥、Hr8(うちワーグナーチューバ?持ち替え4),Tp4,Tb3、コンミス率いる弦は勿論、木管・金管も安定、クセの感じられない高関氏の棒の下、着実に進行、中盤のバンダTp3本は舞台裏左方、カッチェイの踊りの迫力はぼちぼち、このまま無難に終わるのかと思いきや、大団円、独特の音色だった女性Hrトップのソロのパッセージが拡大反復され、全オケの強奏になった部分でのTpの吹きっぷりが過去同曲最高クラス!その後のファンファーレやコラールでもブラスはなかなかの吹きっぷり、惜しむらくはラストにハイトーンで加わるバンダTpを舞台上又はバルコニーに出さず、舞台裏とステージとの狭間で吹かせたため存在感が希薄だったこと、そのせいで全曲版でのみ味わえる壮大な音響が点睛を欠きました。

 とは言え、高関健がこんなにケレン味ある表現をするなんて、少し驚きでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿