まずまずの晴天、朝は5度割れを免れ、日中は惜しくも20度に届かず、講義のため横浜へ、今週2度目です。
帰り道、これも今週2度目のリントゥ&フィンランド放響のシベリウス、本日のメインは2番、先日の5番、7番に続きどんな個性的な解釈が聴けるのか楽しみ。
ホールに入るとR側通路に黒服数名、偉い人が臨席か、あと客席に数台のTVカメラ、舞台にマイク林立。
11月4日(水) サントリーホール
ハンヌ・リントゥ&フィンランド放響 シベリウス フィンランディア、Vn協、Sym2番
協奏曲以外はHr4,Tp3,Tb3、最初のフィンランディアが個性的、明らかに楽譜には無い独特の強弱をバンバン付けてます。ブラスはほどほどの吹きっぷりながら、弦はボウイングをダウン多めにして先日同様ゴリゴリ鳴ってます。続くVnCのソリストは黒いドレスの諏訪内晶子、温まってからは豊かな音と正確な音程、アンコールは無し。
後半は2番、最初の2楽章はフィンランディアから想像するよりずっと普通の解釈、第2楽章序盤、他の楽器が重なって以降もずっと低弦のピッツィカートを強調していたのが印象的、オケでは先日同様ノリノリだったClトップ、およびFgトップに存在感あり、第3楽章の激しさも思ったより少なめ、ただ終楽章はかなり速めのテンポで弦が荒れ狂うサウンド、やっとらしくなってきました。一方ブラスは最後まで腹8分目の吹きっぷり、ブラスのファンファーレやコラールより弦の刻みの方がデカい音のするシベ2を初めて聴きました。アンコールは今日もシベリウスを2曲、まずは一昨日と同じ"故郷に錦"的Flソロをフィーチャーした「ベルシャザール」のノクターン、続いて2ndFl奏者が慌ててピッコロを取りにゆき、パーカッションが1人加わって"レミンカイネンの帰郷"を猛スピードで。
2番は終楽章以外思ったより普通、その意味想像を超えたユニークさだったフィンランディアが本日の白眉でした。
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