早起きして東京に出て、午前中はまずテニス、午後はラザレフ&日フィルのショスタコ11番へ。
昨日は現地での物乞い作戦に失敗したため、確実を期してやや予算オーバーながら前夜にヤフオク入手しての参戦、このコンビ12年前の同曲が伝説の名演と語り草になっている(でも自分は聴いてない)ので、爆演に期待です!
3月21日(土) サントリーホール
アレクサンドル・ラザレフ&日フィル ショスタコーヴィチ PC2番、Sym11番
前半コンチェルトのソリストは学究者風のイワン・ルージン、アンコールを2曲、バッハの管弦楽組曲の有名曲の編曲物とプロコのゴリゴリ系、後者はたぶん先日のブロンフマンのアンコール2曲目と同じな気がしましたが、それよりずっと大人しめ。後半お目当て11番はHr5,Tp4(女性1名!),Tb3、最初のミュートTpファンファーレがかなり弱音、第2楽章虐殺シーンではバスドラ豪快、ブラスはそれなり、続く第3楽章ではVlaの第1主題が未曾有の弱音、ラザレフは全体的にテンポはやや速め、4番の時と同様オッタビアーノのTpは吹きっぷりが軽いのがやや気になりますが終楽章もブラスはそれなりの迫力、最後の鐘も強烈、ラザレフお得意の客席向きパフォーマンスはラスト1音のみ、余韻が残るうちに爆発的な喝采がスタート。
期待した爆演ではなくて、楽譜通りにきっちりやった演奏、と言う印象、ただ曲が曲だけにそれが十分凄い、って感じ、4番の時もそう、もしかして12年前もそうだった、つまりこの曲の本来の姿が当時認識されていなかっただけなのでは。
かく言う自分もこの曲の実演に初めて接した時(ジュラジューラ&キエフ国立フィル)、曲が凄いのか演奏が凄いのか、さっぱり判らなかったです。
終演後、錦糸町に移動してアマオケのオケコンへ、それはまた次の記事で。
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