2015年3月31日火曜日

北の病院と将軍その後 - 海堂尊「極北ラプソディ」

 またも窓側席だった夜行バスから高速バスを乗り継ぎ南茨城復帰、土曜はつぼみだった桜が一斉に咲いてます。

 本日の最高22度弱、昨日は23度弱と今季最高だったとのことで一気に開花が進んだ模様、ソメイヨシノは七-八分、それよりやや早い白い桜は満開、白いモクレンは半分散って紫のモクレンが咲き始め、レンギョウ、スイセン、タンポポなど黄色い花がそこここに咲き乱れ、一度に咲く様はさながら"北国の春"。

 海堂作品まとめ読み企画の最後は「極北クレイマー」の続編です、何より素晴らしいのは漸く不毛な上下巻分冊をやめてくれたこと。

極北ラプソディ 海堂尊
 前作の主人公の青年医師の目を通し、極北市民病院に乗り込み改革を進める世良(「ブラックペアン1988」の主役)の苦悩と、隣市の救急センターにいるジェネラルこと速水(「ジェネラル・ルージュの凱旋」)の活躍が描かれる医療エンターテイメント、終盤の手に汗握る展開の後、訪れる離島での一幕、海堂作品で初めて泣きました。

 近い時期に書かれた4作を続けて読んで、想像以上に登場人物が濃密にクロスオーバーしていて驚かされました。

 これでNHKによるドラマ版を観られます。

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