2012年1月27日金曜日

グローバルな映画製作コメディ - ハリウッド式 恋のから騒ぎ

ぱっとしない月9「ラッキーセブン」のテコ入れか「救命病棟24時」再放送が始まって、チャンネルα枠から水曜深夜へと飛ばされた「ベートーベン・ウィルス」、念のため録画して調べてみると午後放送時は正味42-3分だったのに、深夜に移って正味47-8分と5分も増加!千葉テレ放送時より長くなってる!ってことでスルーから確保へと方向転換。

 あと、録画でやっと最初2話視聴の「最後から二番目の恋」、これって(今は亡き)東芝日曜劇場?と放送局と時間を確認してしまいました。

 朝は冷え込んで-7.4度と今季最低、通勤時でもマイナス3度あって手足指先が痛かったです。冬晴れの日中は最高7.4度と対称値、昼休み壁打ちしようとしてウェアを持参しなかったことに気付くボケ老人(涙)。

 今朝、R1乳酸菌(とかそんな名前の)飲料を給食で児童に飲ませた地域が、格段にインフルエンザ発症率が激減した(周囲地域5%程度に対し0.数%)、なる話題をTVでやっていて、乳酸菌の効果は基本免疫力の増加、と説明していました。

 ただ、以前調べた時の理解によると、腸に作用して免疫を高める効果だとすれば、乳酸菌の種類はおろか、その生死にすらよらないと思うので、R1乳酸菌じゃなくていい気がします。

 本日も実家での寝正月にBS鑑賞した映画から、昨日の作品とは南アつながり?の未公開作、メグ・ライアン主演ながら意味不明の邦題が全くそそらず、当初観る気は無かったのですが、昨年のお正月もしょーもない邦題だったM.ライアン主演の未公開作品が掘り出し物だったのを思い出し、夕飯で?頭15分程欠けたのに視聴開始、そのまま完投してしまいました。

ハリウッド式 恋のから騒ぎ <'08 米>
 原題は"The Deal"、プロデューサー視点から描かれる映画製作裏話もの、相次ぐトラブルに見舞われ、アメリカは勿論南アフリカからヨーロッパにまで話が及ぶコメディで、ハリウッド流の映画作りを楽しく皮肉る内容、懐かしやE.グールドがいい味出してます。

 今夜はこれから夜行バスで帰省し、久々の同窓会に臨みます。

2012年1月26日木曜日

南アの不良物語 - ツォツィ

朝はマイナス5度弱、冬晴れの日中は最高6度台前半とどちらも低め、北側で陽の当たらない宿舎の玄関前ロータリーはすっかりアイスバーンと化してます。

 それでも風に春の便りが交じっているらしく、昼休みずっと外にいると、戻る頃には目が少し痒くなりました。

 宿舎の自室はほぼ8-9度と終日10度に届かなくなってきましたが、慣れとは恐ろしもので、下着でいても余り寒いと感じなくなりました。とは言え、トシで血の巡りが悪くなってるのか、コタツに入れていないと手先・足先がすぐかじかんでくるのもまた事実。

 本日も先週に続き、お正月に実家のBSで観た映画から、2006年のアカデミー外国語映画賞に輝く作品とのことです。

ツォツィ <'05 南ア/英>
 南アのスラムに住む札付きのワルがある事件から少しずつ変化する姿を描きます。いきなり登場の主人公が全く主役顔じゃなくて乗れませんでしたが、そのうち慣れました。構図やカメラワークが教科書的なのに画が心に残る美しさ、そこが監督のセンス、ってものなんでしょうか。予想される結末にならなくてホッ。

 セリフは現地語(南ア語?)だと思って聞いてましたが、時折明確な英単語が耳に入ってギョッ、もしかして訛りの強い英語を英語と認識出来ていなかっただけか…。

 日没後の西の空では金星とお月さんが仲良く並んでます、今夜も冷え込みそう。

2012年1月23日月曜日

ゴジラ東宝オープン2012

東宝調布がすっかり改装、ハードからオムニになっていて驚き、予選SFは相手defでいきなり初戦がF、雨の中0-8で瞬殺、ダブルフォールト4回はあり得ない数(涙)。

 本日貰ったアドバイス
・サーブ、リターンのミスを少なく
・バックのスライスを活かす工夫を

2012年1月22日日曜日

冬の雨にラフマニノフ、そして12人バンダの祝典&アンコール - 藤田淳平&交響楽団たんぽぽ

昨日は夜半にかけてかなり本格的に降りました、が朝起きると上がっており、午前テニス、午後アマオケと典型的休日、の筈でしたが東京に出てみると雨、あっさり練習中止です(涙)。

 しかし、梅雨時ですら3日連続して雨が降るのはまれなのに、関東の冬に3日連続ってのは異例、逆に12-1月にひと月降らないのはそう珍しくなく、例えば昨年の1月は降水量0ミリでした。

 気温はこの3日間同様に朝は冷え込まずプラス気温ながら日中は低め、ただ午後2時の気温は3度弱→5度弱→6度弱と徐々に上がっています。

 昼まですっかり暇になり、新宿駅構内の無線LANスポットで粘ってシャラポワの全豪OP3回戦をダウンロードしました。

 午後聴いたのは初めてのオケでメインはラフ2、前座に祝典序曲があるのも魅力、実は同じ時間帯にミッチー&京大オケのマーラー9番があったんですが、ミッチーの9番は3度も聴いてるし、京大オケのマーラーも9番含め何度か聴いてるし、何より招待サービスが無いため「1500円のマーラーより無料のラフマニノフ」って訳でこちらに参戦。

 ところでラフ2はよくパクられる曲ではありますが、先週スタートした「聖なる怪物たち」でのパクりっぷりはホントそのまんま、ちょっとヒド過ぎる気がしました。

1月22日(日) 新宿文化センター
 藤田淳平指揮交響楽団たんぽぽ ショスタコーヴィチ 祝典序曲 ハチャトゥリャン 仮面舞踏会、ラフマニノフ Sym2番
早めに会場入りしロビーで腹ごしらえ、するとホールから楽音が、ステージ上でプレコンサートをやってました、最初は木管五重奏(「トトロ」のみ認識←「ポニョ」でした)、続いて弦楽四重奏(鹿爪らしい曲)、後者の1stVnが普段着(か背広)っぽくて「開演まで5分なのに着替えなくて大丈夫か」と思いました。ところがすぐ始まった本ステージは服装自由、まあ半数以上は黒でしたが女性など華やかなドレスから通常の外出着っぽい方までいろいろ、そして遅れて出てきたコンマスはさっきの服装のまま、グレーの上着(ジャケット)が増えただけでした、なるほど。
 最初の好物祝典は何とバンダが12人!左袖にHr4、右袖にTp4、Tb3、Tuba1とブラスひと楽団分をごっそりトラに呼んだ感じ、そのバンダの鳴りよく豪快に盛り上がりました。続くハチャトゥリャンは有名なワルツに始まりギャロップで終わる5曲をチョイス、バンダがいないせいで少し淋しかったです。
 後半はラフマニノフ、オケはまだ発展途上な部分もありますが、第3楽章の情感、終楽章の盛り上がり共にまずまず、そしてアンコールは何と1812年!大砲の音は録音っぽいもの、そして気になっていたのは祝典でのバンダの譜面台12台が後半も残っていたこと、そうです、1812年のクライマックスに再び登場!12人バンダ!またも豪快に鳴って大盛り上がりでした。

 拍手が続いていても(アンコールが無い限り)さっさとハケるあたり、団のポリシーを感じました。

2012年1月21日土曜日

賞を逸したデビュー作は絶妙タイトル - 黒川博行「二度のお別れ」

喜ばしいニュース:「容疑者Xの献身」エドガー賞候補に
獲っちゃったら大ニュースです、ノミネートだけでも凄いけど。

 本日は大寒、それに相応しく朝から氷雨、昨日と同様零度は下回らない代わり日中も5度に届かず、今日は午前と午後、都内2箇所で終日のテニス予定、まず午前中はオムニコートだったのでみぞれ交じりの雨の中でもプレー、ただやっていたのは自分達だけでした。

 しかし午後はハードコート、しかも雨脚が若干強くなったこともあってあっさり中止、暇になったので安価入手が叶わず見送る予定だったハーディング&新日のマーラー9番の様子見にトリフォニーへ。

 チケットは完売とのこと、折角来たんだから、と「入り口で物欲しそうな顔でウロウロしてチケット余った人から恵んでもらう作戦」、にトライ、声を掛けてくれた人はいたんですが皆SかAで商談成立せず、すごすごと退却しました。

 帰り道、無線LANの入る北千住駅前のマックに寄り100円で長居して、シャラポワの全豪OP1、2回戦をダウンロード(でもMegauploadに揚がったものは全て滅却(涙))、さっき見終わりましたが、今回のウェアは、いや、プレーもまずまず。

 本日は最近読んだ本から、帰省時に読んだアンソロジーに載っていた著者の短編とコメントが面白かったので、数作読んでみることにしました。まずはこのデビュー作、'83年の第1回サントリーミステリー大賞に応募し、大賞は逸したものの佳作に入選、翌年刊行された作品です。

二度のお別れ 黒川博行
 銀行強盗から身代金誘拐へと発展する事件にその後シリーズキャラとなる警察2人組が挑みます。警察小説のスタイルを取りつつクライムサスペンスの味わい、少しユーモアのある筆致、そして巧緻な犯罪の仕掛けなどなかなか、最後にその意味が明らかになるタイトルが秀逸。

 明日はアマオケでラフ2です!

2012年1月20日金曜日

タイムトラベラーの女房 - きみがぼくを見つけた日

超ショックなニュース: ストレージMegauploadが停止
息が止まるほど、衝撃を、受けています…。

 昨夜録画で「おねマス」今週分を視聴、篠原冴美って天才! ブログを見る限り、小川あさ美をも凌駕してる感あり。

 あとこの2週のTBS深夜BS用ドラマ再放送枠では「恋する日曜日」シリーズ中屈指の秀作「終章A面」「終章B面」が、A面で不自然だった点が全てB面への伏線となっているプロットには改めて舌を巻きました。

 深夜枠ついでにもう一つ、いつの間にか始まっていて2週分逃してしまった「孤独のグルメ」、原作者が音楽も担当!ってのに驚き、また何故か紹介したお店で原作者が食べるのは初めてらしい、ってことは原作とは別もの?(←らしいです。)

 早朝に雨(か雪?)、もう上がったかと思ったら昼前からは本格的な雨、東京では雪とのこと、気温も終日2-5度(特に日中はずっと3度前後)と曇天パターン、0.5ミリ以上の雨が降るのは42日振り、気温が0度を割らなかったのは37日振りです。

 本日もお正月に実家BSで観た映画から、昨日話に出た「ある日どこかで」と同様、タイムスリップをモチーフとしたファンタジー、原題は"THE TIME TRAVELER'S WIFE"。

きみがぼくを見つけた日 <'09 米>
 体質的に?制御不能のタイムスリップをしてしまう主人公と彼に恋した女性を描くファンタジー、原作がしっかりしてるのか設定を活かした巧いプロット、あと未来が分っているだけに難病ものに近いテイストもあり、語り口はしみじみ。2つの年代で登場する子役がそっくり!と思ったら本当の姉妹でした(笑)。
<< 以下ネタバレにつき未見の方は飛ばして下さい!! >>
 タイムトリップをコントロール出来ない、という設定と矛盾を感じる場面(結婚式の日など)がいくつかありますが、たぶん原作では合理的な説明があるのでは(例えば、娘に会って以降コントロール法を教わった、とか、だとすればたぶん未来には毎年会いに行っているかも)、と思わされます。

 エンドロールにブラッド・ピット制作とあってビックリ! 調べてみれば意外と多くの作品を手掛けてるんですね。

2012年1月19日木曜日

恋人奪回作戦 - ベスト・フレンズ・ウェディング

ちょっとショックなニュース: フジ、F1地上波中継取りやめ
がーん…。

 少し気になったニュース: 米コダック 破産法適用を申請
フジフィルムは大丈夫?

 ともあれ、名作「ある日どこかで」<'80>の様にイーストマン・コダックとフジのフィルムを使い分けて色調の違いを出す、って時代は無くなるんですね。

 芥川賞獲った人(の片方)、昼飯時に食堂のTVで受賞記者会見の模様をやってたんですが、滅茶苦茶面白いです。

 朝はマイナス5度弱とそこそこ冷え込むも、日中は10度を少し突破し連日の日較差15度超えでした。昼休みの壁打ちの際には、やや強めの風に春の息吹が交じってるのを感じました。

 本日もお正月に実家のBSで観た映画から、昨日の作品とはロバーツつながり。

ベスト・フレンズ・ウェディング <'97 米>
 元恋人(今親友)の結婚の報を聞き、急に惜しくなって彼の心を取り戻そうとジュリア・ロバーツが悪戦苦闘する恋愛コメディー、2つの歌が非常に効果的に使われてます。ライバル役はキャメロン・ディアス、一目見て「負けた」と感じるけどよく見れば「やっぱ勝てるかも」と思える、ってキャスティングなのが秀逸。

 納得の結末を見て「1度観たかも」と思いましたが、まあ、気のせい、ってことで…。

2012年1月18日水曜日

ヒッチ・オマージュの美人姉妹 - 愛という名の疑惑

昨日辺りからずっと左目視界の左隅辺りにゴミらしきものが映っていて、なかなか消えません(涙)、眼球にキズでも付いたのか? そんな心当たりは全く無いし、形や位置が変化する気がするので違うと思いたいところ…。

 今朝はかなり冷え込んでマイナス6度台、この冷え込みは昨夜からだったので、朝はプラス気温だった昨日の最低気温は結局マイナス3度台に、このひと月は最低気温がプラスになった日は無く、雨が降った日もありません。

 本日はお正月に実家のBSで観た映画から、愚劣な邦題のせいで乗り気ではなかったのですが、キム・ベイシンガーとユマ・サーマンが姉妹役!とそれなりのキャストだったので最初しばらく観て考えるか、と視聴開始、のっけからヒッチコック・オマージュ全開、俄然観る気満々になり完投です。

愛という名の疑惑 <'92 米>
 原題は"FINAL ANALYSIS"、精神科医が患者を通じて殺人に巻き込まれるサスペンス、予想される構図が割れてもまだ30分以上残っていて、回収してない伏線があるしなぁ、と思っていると、そこからヒネリがあって楽しめました。K.ベイシンガーがしっかり脱いでくれたのにも満足、U.サーマンは無かったですが。

 エリック・ロバーツはもうこの時点ですっかり小悪党がハマるようになってしまってます、「コカコーラ・キッド」の頃はあんなに可愛かったのに…。

2012年1月16日月曜日

チョン&ソウルフィルのマーラー1番

驚愕のニュース: 不確定性原理の欠陥を実証
ホンマでっか? (←要は言葉の解釈・定義の問題っぽいです。)

 朝はマイナス3度台とやや冷え込みが甘くなり、雲が垂れ込めた日中は5度にも届かず寒々、つい壁打ちをサボってしまいました。

 夜聴いたのはチョン・ミュンフン率いるソウル・フィル、チョンが2005年に就任してテコ入れをしてから飛躍的に実力がアップしたとか、ただ現在ソウルフィルという名前の楽団はいくつもありそう(少なくとも2つあります)で区別が付きません。今回の"ソウル・フィルハーモニック・オーケストラ"は昔のソウル市響かな?別の楽団で"ソウル・フィルハーモニック"ってのもあります。ま、東響と東フィルも外人には区別付きにくいんでしょうね。

 ともあれ、7-8年前にはアジア・オーケストラ・ウィークで"ソウル・フィル"は1000円で聴けたのに、(同じオケかどうか分かりませんが)いくらチョンが振るからといって5倍のインフレ、最安5,000円は無いだろ、と昨年このコンビの初来日はスルー。

 ただ今回のメインはマーラー、外来オケのマーラーは買える範囲の金額なら聴く、という方針ゆえ、泣く泣くの購入でした。

 チョンの巨人は一昨年東フィルとのコンビで聴いてますが、例えば同じ5番でもロンドン響アジアフィルでは表現が少し違ったので、1番でも違いがありそう、あとチョンはいつもアンコールが激しいのでそれも楽しみです。

1月16日(月) サントリーホール
 チョン・ミュンフン指揮ソウル・フィルハーモニー管弦楽団 ドビュッシー 海、マーラー Sym1番
これがテコ入れの結果かどうかは不明ですがコンマスとTp4名、Hr2,3名、Tbトップが西洋人、しかもみんな上手、特にくすんだヴィンテージ楽器?を使うTpトップが激ウマです。ドビュッシーは緊張感は薄めながら表現は劇的、終曲に弦がざわざわとクレッシェンドする裏でTpソロが叫ぶ版とTp無しの版があり後者だと物足りないのですが、今日はそのTpが無いバージョン、なのにチョンはそこでの弦を強烈120%で弾かせ、初めてこの箇所で「あ、Tpソロ不要なんだ」と感じさせてくれました。
 後半のマーラー、チョンの解釈は東フィルとの同曲の際に書いた通り、速い部分はより速く、遅い部分はより遅め、毒はない代わり歌うことは重視するスタイル、ただ少し個性的な表現が増えたのと、手兵ゆえかオケがチョンの意向をより反映していたのが違い、第1楽章のリピート無しはいつも通り(嬉しい!)、舞台左袖の扉の開け具合?で舞台裏Tpに強弱を出す演出と、いつも大袈裟にやる終楽章最初の緩徐部での盛り上がりがバッチリ決まったのが印象的。弦はまずまず揃っていて音量もそこそこながら色気の無い弾きっぷりでマーラー向きではなさそう(でも外人コンマスは色気たっぷり)、木管はCl筆頭にノリよく、ベルアップは水平以上、終楽章にこんなにベルアップの指示あったっけ、と思う程、8本のHrは補助のTbと共に2度目のパッセージから起立(でも補助Tpは立たず)、ブラスは全般に鳴りよかったですが、激ウマTpトップは(アシ無しだったこともあり)飛ばしすぎて最後の方はやや死んでました。終わるとすぐに次の楽譜を出しアンコール用の団員も参入、で始まったのはラ・ヴァルス!これまた緩急目一杯、次の楽譜もありそうでしたがここで終演。

 終楽章ミュート着脱早業ファンファーレ部分はミュート部分の最後をサボる(任せる)作戦でした。

 チョンのマーラーは東フィルを始めロンドン響、N響、アジアフィルなど色んなオケで聴いてますが、一番個性を強く出し、かつ一番それがキマっていた印象です。

2012年1月14日土曜日

イーゴリ公初体験 - ヤコヴェンコ&オデッサ歌劇場

今渋谷、午前中は今年初めての本格的な練習で足腰ガックガク、マルイ横のマックが無線LANサービスをやめたのか電波入らず、ただ西武・セブンイレブンが始めたらしい無線LANサービスの微弱電波をキャッチしてこれを書いてます。

 これからオーチャードでオデッサ歌劇場「イーゴリ公」、一体何時に終わるか見当も付かないので、今のうちに記事だけ作成しときます。

<続き>
 昨夜スタート深夜枠3連続、まず「13歳のハローワーク」は展開が読めず惹き込まれ、「プロポーズ大作戦」式と判明、続く「撮らないで下さい!!グラビアアイドル裏物語」のドキュメンタリー風スタイルは単発なら面白い企画ですが、連ドラだとシンドイかも、ブラックマスカッツから2名も出ていて笑いました。あと懐かしや元キャンパスナイターズ高橋亜由美も!ところでキャンナイOGと言えば各所で顔を見せてはいますが、昨年の出世頭はぶっちぎりで吉木りさですね。でその次の「さばドル」はテレ東深夜枠にしては冒険度低め。

 3日連続で最低マイナス6度台、冬晴れながらそこそこ風もあって少し寒かった日中は最高7度台と低め、早起きして東京で今年最初の本格的な練習、想像以上に正月で身体がなまっており、ダッシュ系の練習でヘロヘロになりかつ足腰ガクガク、練習後の筋トレで止めを刺されて歩くのもしんどい位に。

 午後は初めて観る「イーゴリ公」へ、そもそも守備範囲外のオペラに行く際は大体は別の目的もあるのですがそっちは空振り(涙)。

1月14日(土) オーチャードホール
 ユーリ・ヤコヴェンコ指揮ウクライナ国立オデッサ歌劇場 ボロディン イーゴリ公
4幕構成で休憩は真ん中に1度、トータルでも3時間掛からず思ったよりは短め、ただ後半話が飛ぶなあ、と思ったら第3幕がカットされてたっぽいです。ピットだから当然かもしれませんがオケの編成は小さめ、機能的にも低めでひなびた味わい系の音色、ロシアンブラス度もほぼゼロと大人しめ、唯一ティンパニの叩きっぷりが豪快でした。実質舞台装置も無い簡略演出だったこともあり、コンサートピースにもなっている"だったん人の踊り"の部分がバレエもあって1番楽しめました。

 これを観てだったん人がチンギス汗やフビライ汗のモンゴル帝国のことだと初めて知りました。

2012年1月13日金曜日

明るい死亡猶予の1週間 - 椿山課長の七日間

日米の大晦日開催格闘技からいくつかYoutube観戦、アリスターがドーピングにひっかからずUFCに出られたのにまず驚き、青木と北岡で想像以上に差があったのにも驚き。

 朝は連日のマイナス6.5度、ただ日中は11度まで上がり、昼休み壁打ちした後、風の中に暖かさを感じました。

 本日もお正月に実家で観た映画から、但し地上波なのでカットがあったかも、放送時間から推測して少しだとは思いますが。

椿山課長の七日間 <'06 日>
 急死した中年男が全く別人の姿を借りて7日間だけ現世での心残りを解消するチャンスを与えられる、というファンタジー、すっきりシンプルにまとまっており、変なオチもつかないところがいい感じ、伊東美咲と志田未来が可愛いので細かいことは気にならなくなるのがポイント、あと何故ヤクザ?と思ったらエンドロールで浅田次郎原作、とあって納得。

 ただ原作の中のブラックな部分やシニカルな部分はかなり割愛してあるそうです。

 明日はオデッサ歌劇場「イーゴリ公」です!

2012年1月12日木曜日

外山&東フィルの武骨なマーラー5番

予報通り今朝は冷え込んでマイナス6.5度と今季最低、午後も最高6度台と低め、昼前後に震度2の地震が2度あり、この程度でも久々の揺れで、初めて最近はめっきり減っってたんだ、と気付きました。

 夜は東京に出てコンサート、東フィルは100周年とのことで色々な企画をやるらしく本日もその一環、聴いたのは今年もう2度目となる5番です。

 外山の振るマーラーはFMなら一再ならず聴いてますが、実演ではずっと昔に1度聴いたくらいかも。

1月12日(木) オペラシティ
 外山雄三指揮東フィル 外山雄三 Vn協2番、マーラー Sym5番
まずは50年近く前に書かれた自作のVnC、大編成オケで現代っぽさは余り無く、何より20分に満たないのがいいところ、ソリストは松山冴花。休憩を挟んでマーラー、前半3楽章は速めのテンポを刻み、粘らず揺らさずどんどん進行、各所でアクセントを強調して平板な印象を薄めつつも武骨な感じ、Tpソロも天空に抜ける華麗な音色が多い近年では珍しく地を這うように末広がりにびやーっと鳴る土くさいタイプ、Hrソロもやや武骨、そしてバストロが武骨にバリバリ、と指揮スタイルに合っており、全強奏時は割り気味に鳴らすTpやHrが豪快(この音色を汚いと嫌う人もいるでしょうが)。第4楽章では一転して遅めのテンポで各動機をじっくり、終楽章もやや遅めで同傾向、ただ最後のコラールで一転速めのテンポになりそのためブラスの開放度が落ちたのが個人的には不満。演奏全般は粗かったですが、最近では珍しいスタイルで面白かったです。

 マーラーの第2楽章だったか、楽章途中で1階席中央右側ブロックにいた女性が右脇の通路に出てずっとしゃがみこんでいました(3階Lから丁度見える位置)。気分が悪いのならそのまま退席すればいいし、隣の人が気に食わなかったのなら(席は空いてたので)他の席に座ればいいし、一体何をしてるんだろう?と思っていると、その楽章が終了してからホール外に出てゆきました。そこまで気を遣わなくてもいいのに。

2012年1月11日水曜日

古典的アメフト映画 - ロンゲスト・ヤード

ついこの前年末年始に千葉テレでやったばかりの「ベートーベン・ウィルス」が昨日からフジで再放送、第1話をチェックしてみると案の定実質本編は42分程度と千葉テレよりもカットが大きかったのでスルーです。

 あと昨夜スタート「ストロベリーナイト」、元の2時間ドラマ版の豪華キャストを連ドラで揃えるのは無理、と思ってましたがほぼ同じキャストにびっくり、ただ第1話を観た限り皆が全話に出る訳ではないらしい。

 昨日から出てきた雲のせいで冷え込み甘く朝はマイナス1度弱、陽射し少なめだった日中は最高9度台と平年値、夕方には雲が晴れ、金星→木星→お月さんと夜空の主役が移っており、今夜は冷え込みそう。

 お正月の帰省時には普段観られないBSで浴びるように映画を観ました、本日はその中から、R.アルドリッチ監督にしてB.レイノルズ主演の有名な作品なので子供の頃に観てる筈、なんですが内容に記憶無く、また観ることにしました。

ロンゲスト・ヤード <'74 米>
 元NFLのスターが刑務所入りして囚人チームを結成し、看守チームと対決するお話、所長秘書の顔を見て「あ、これ見てる!」と感じつつの視聴、あら懐かしや007の"ジョーズ"が出ています。前半部は「暴力脱獄」「カッコーの巣の上で」を思わせるトーン、そしてほぼ後半を占める試合シーンは力が入ってます。アメフト好きな人が見ても納得出来る展開と内容なのかも(自分には不明ですが)。

 明日は外山&東フィルでマーラー5番です!

2012年1月9日月曜日

成人の日はホール名オケのマーラー1番 - 横島勝人&アプリコ・シンフォニー・オーケストラ

 昨日同様、休日返上で先週末締め切りの原稿書きに奮闘中、午後のアマオケマーラー1番に行くかどうかは進捗状況次第、取り敢えず記事のみにて。

<続き>
 朝はマイナス4度弱とやや低め、今日も晴れた日中は10度弱とやや高め、ホント関東の冬が毎日晴れるのには感心します。

 結局原稿作成半ば、というか半分未満なのに耐え切れず職場脱出、アマオケを聴きに東京に出てしまいました。成人の日ゆえ街は着物の女性でいっぱいです。

 聴いたのは本拠地?の名を冠した初めてのオケ、たぶんマーラーをやるのも初めてなのでは。マーラーイヤーだった昨秋、創立10周年および定期20回記念でマーラーを採り上げる予定だったらしいのですが、震災によるミューザの崩壊で今年にずれ込んだとのこと、ってことはオケの名を冠したアプリコ以外でも演奏するんですね(笑)。

1月9日(月・祝) アプリコ
 横島勝人指揮アプリコ・シンフォニー・オーケストラ ベートーヴェン エグモント、ブラームス ハイドンの主題による変奏曲、マーラー Sym1番
 前半はエグモントとハイバリ、普通の人には手頃な前プロと思われますが、自分には苦手科目のベートーヴェン、ブラームスが続くのはキツかったです。後半はお目当てマーラー、オケは各パートそこそこ安定しており、横島氏の芝居がかった棒に苦労しながらも何とかついていっていました。Tpがソロ、全体共にいい鳴り、あと第1楽章ラストのティンパニの激しい打ち込みが印象的、新版譜らしく第3楽章冒頭の弦バスはユニゾン、終楽章ミュート着脱早業部分はミュート/非ミュートをアシと2人で完全分業作戦、ラストのHr8本の起立は遅らせて2度目のパッセージから、補助のTp(専業)とTb(1stアシ兼業)は起立せず、それなりに盛り上がっての大団円、アンコールはしみじみ系でロザムンデ。

 日記を読み返してみて、6年程前にやはり横島氏の指揮でマーラー1番を聴いた時も弦バスがユニゾンだったことを思い出しました。当時はそれが新版の楽譜だってことを知らずかなり驚いた記憶があります。

2012年1月8日日曜日

年末恒例9番、2年連続で新年に - 齊藤栄一&国立マーラー楽友協会管のマーラー9番

昨夜は早々12時過ぎに沈没、目覚めるとストロベリーナイト番宣「夜苺」、またすぐに沈没し次に目覚めた時はテレビ寺子屋、子どもが作る"弁当の日"を提唱する竹下和男氏のお話で、感謝の気持ちの大切さに気付いた子供の感想文は号泣モノでした。

 本日も朝マイナス4度台、日中10度未満の冬晴れ、6日締め切りの原稿が殆ど手付かずのため職場でせっせと作成している一日、頑張ったご褒美に夜はアマオケでマーラー9番を聴く予定、取り敢えず記事のみにて。

<続き>
 原稿は余り進まなかったのに、午後いそいそとマーラーを聴きに東京(と言うか多摩)に出てしまいました。

 聴いたのは国立(くにたち)マーラー楽友協会という、昨年も書きましたが、一橋大オケ、そのOBOG、およびその関連団体である水響メンバーを母体としたマニア集団で、例年「年末には第9を、但しマーラー」という活動を続けています。

 ところが昨年度はその公演が新年にずれ込み、今年もまた新年に、会場は大学内の講堂、改装して暖房が入るようにはなりました(昔は一切入りませんでした)が、開演と同時に停めて温度が下がるためか、入口でホッカイロを配ってました(笑)。

1月8日(日) 一橋大学兼松講堂
 齊藤栄一指揮国立マーラー楽友協会管 マーラー Sym9番
昨年同様2ndVnとヴィオラを入れ替えたタイプの対向配置、Tp5本、Tb4本、Tuba2本はこれも昨年同様多め、Hrは昨年より増えて6本、Vnが1st、2ndともよく鳴っていて例年以上の印象、また女性のTpトップが出色の安定度、あと第3楽章緩徐部での弦を目一杯鳴らす表現、およびその後の急テンポ部分へ殆どアッチェレせずに移行する解釈が印象的、終楽章結尾で綺麗に音が消え入った後の黙祷は15秒、拍手が起こるまで更に5秒程ありました。

 ここ数回では1番印象が良かったかも、ま、ボケ老人ゆえアテになりませんが…。

2012年1月7日土曜日

飯森&東響のローマ3部作

伝統校対決となった高校サッカー決勝を昨夜録画観戦、激闘でしたが清商撃破の責任を取って市船が優勝してくれてホッとしました、昔から市船は好きなサッカーじゃないけれど。

 あとSONYのCMで注目していた番組マスコットの川口春奈、ちょっとイメージが違いました。ま、「桜蘭高校ホスト部」は一瞬でスルーしてたから、そんなもんか。

 朝はマイナス5度弱とやや低め、日中は9度とほぼ平年、昼休みは(先週サボったので)今年最初の壁打ち、久々に薄く雲が出ていて、太陽が傘をかぶってました。

 帰省による増加分2kgのうち、1kgをほぼ金・土で戻したのに、日・月と同様に頑張っても全く変化無し(涙)、ここからの1kgが大変です。

 P.ヤルヴィ&フランクフルト放響みなとみらい公演の発売日だった一昨日、日曜にしては午前中テニスに出ておらず時間があったのでチケットのネット購入に挑戦、e+、チケットぴあ、ローチケ全て発売開始の10時になるとすぐ繋がらなくなり、e+とローチケは数分して繋がった時には最安席売り切れ(涙)、で即諦めました。

 ただチケットぴあは何10分経ってもずっと繋がらないまま、で1時間程して忘れた頃にトライしてみると、繋がったのみならず、最安席も残ってました、ラッキー!

 本日はその前日、先週土曜に聴いたコンサートから、この日は午後に吹奏楽でマーラー5番、夕方少しテニスをして夜は飯森&東響のローマ3部作、と慌しく、後者に関しては3日遅れの感想となります。このコンビのローマ3部作と言えば6年前にミューザで松と祭を聴いていますが、その時は弦主体の音作りでブラスの迫力にやや不満がありました、今回はどうでしょう。

1月7日(土) サントリーホール
 飯森範親指揮東響 ローマの噴水、松、祭
ネット生中継があるとのことで、飯森氏が1曲ごとに曲目解説、ただマイクは林立してますがTVカメラは見当たらず。まず噴水、ジュリアでのObとFlが美しく、トレヴィのブラスは豊麗、続いて松、カタコンブの舞台裏Tp、ジャニコロのCl、アッピアのアングレはどれも見事、またカタコンブではTbは抑えめながらHrは豪快、アッピアのバンダはTp4本とTb2本(ブッキーナ用)が舞台左端に位置しラストはまずまずの迫力。休憩を挟んで祭、チルチェンセスのバンダTp3本はアッピアと同じく左端に立ち、ブラスはまずまず鳴っており、棒も重々しく振っていた割には重心高めのサウンド、ただ最後の主顕祭はTpトップの暴れっぷりもなかなかで、オケ全体もハジけて本日の白眉、全体的に6年前と比べ細かいコントロールが粗くなった代わりに音に勢いが出て今回の方が好みのサウンドでした。

 Hrハミルは噴水では1stアシ、松は何故かお休み、そして祭ではトップ、ppのソロはさすがでした。

聴き初めはマーラー5番吹奏楽版 - 隠岐徹&PRIEM WIND ENSEMBLE

今日は聴き初め、昼に吹奏楽でマーラー5番の第1、2楽章を聴き、テニスを挟んで夜に飯森&東響のローマ3部作を聴きました、今夜は時間が無いので記事のみにて。

 因みに明晩はアマオケでマーラー9番です!

<続き>
 翌日にこれを書いてます、この日は朝はマイナス5度弱とやや冷え込み、日中は最高9度とほぼ平年値、年末あたりからきになってるんですが、このところ日没後西に輝く宵の明星、金星ってこんなに明るかったの?と思う眩しさです。

 昼から東京に出てコンサート&テニス三昧の一日、まずは午後に今年の聴き初めマーラー、発足間も無い管楽アンサンブルの第1回演奏会です。

1月7日(土) アプリコ
 隠岐徹指揮PRIEM WIND ENSEMBLE アルチュニアン Tp協奏曲、ラヴェル 古風なメヌエット、マーラー Sym5番よりI,IIなど
邦人現代曲1曲を除き全て編曲物、編成が大きくフルなら50人位、Hr5本(全員女性!)、Tp5本、Tb4本、ユーホも2本、Saxも4本います。最初のバッハはその大編成、しかもパーカッション7人総動員のド派手編曲、邦人作品を挟みドクシツェルも吹いていたアルチュニアンTp協、ソリストはイケメン団員でした。続く古風なメヌエットも恰幅の良い編曲、休憩を挟んでまたバッハの編曲もの、この曲だけウェーベルンの編曲パートを活かすべく弦楽用の木管とは別途壇上に木管を配してました。
 最後はお目当てマーラー、ただ残念ながら最初の2楽章のみ、しかも第2楽章はカットあり(たぶん)、先程のイケメンTpはアシに回りソロは女性Tp、こちらもなかなか見事で5番をやるアマオケの平均より総じてブラスは断然上手、棒を使わない隠岐氏は木管とバランスを取りブラスが爆発しないのはやや不満ながら要所ではそれなりに朗々、アンコールは「マ・メール・ロワ」妖精の園、最後はブラスが輝く編曲になっていて壮麗でした。

 この後ダッシュで麻布に向かいテニスを30分程やり、またダッシュでサントリーへ行き東響のローマ3部作へ、こっちの感想はまた別の記事で。

2012年1月6日金曜日

お気に入り選出アンソロジー第2巻 - マイ・ベスト・ミステリー II

うーむ、昨夜スタートの「デカ黒川鈴木」、原作の謎解きやギャグを活かしていない別モノ演出にガッカリ、田辺誠一ももっと面白く出来る筈(「フードファイト」「三代目明智小五郎」)なんですが…。

 朝はマイナス4度台とやや低め、今日も冬晴れ日中はぎりぎり10度に届いてやや高め、帰省による体重増は今朝の体重計で2kg、昨日1日節制してもこの値(涙)、この連休で1kgは挽回したいところです。

 本日は帰省時に読んだ本から、一昨日に続きミステリー作家が自作と他人の作を1つずつ選んでエッセイを付けたアンソロジーの第2巻です。

マイ・ベスト・ミステリー II 日本推理作家協会編
 収録作家(選者)は逢坂剛、大沢在昌、北方謙三、黒川博行、真保裕一、印象深かったのは黒川博行「カウント・プラン」、真保祐一「遺影」、藤原伊織「雪が降る」(黒川博行選)あたり、あと黒川博行のエッセイが爆笑ものだったので今年は彼の作品を読もうと思いました。

 明日は今年の聴き初め、吹奏楽によるマーラー5番飯森&東響のローマ3部作と盛り沢山です!

2012年1月5日木曜日

田舎のユーモアミステリー、たまにトリッキー - 滝田務雄「田舎の刑事の趣味とお仕事」

昨日書き忘れたんですが高校サッカー、今年こそは静岡代表やってくれると思っていたのに、清商が市船に粉砕されてしまった…。

 あと今回のお正月帰省、BSを観られる環境に5日間滞在したのにNBAが1試合も放送されずがっくり。

 昨夜の高速バス出発時、始発なのにバスの到着が遅れ、雪の中吹きっさらしの屋外で45分も待たされて凍えました。しかもその遅れの理由は雪ではなくて、発車時間の異なる2本の「小松⇒金沢⇒富山⇒東京」を同じ時間帯で「小松⇒金沢⇒東京」「金沢⇒富山⇒東京」と経由の異なる1本ずつに組み替えてコスト削減を図ったフシがあったのがやるせないところ。

 早朝新宿に着いて降りると「東京やはり暖かい」と感じましたが、その後電車で茨城に着くと「やっぱ茨城寒い」と思わされます。宿舎の室温も8度と今季最低、ただこれに関してはもっと寒い実家(たぶん室温5、6度)で慣れたのか全く寒く感じません。

 当然こっちは冬晴れ、寒いと思っても今朝の最低-1.3度は平年より高め、ただ日中の最高8度台は低め、昼休みには同僚とのテニス初め、ビミョ-に寒かったです。

 本日は帰途の車中で読んだ本から、今夜からドラマ化「デカ黒川鈴木」がスタートするとのことで、慌てて手に取ったのがこれ、第3回ミステリーズ!新人賞受賞作から始まったシリーズ短編の第1集です。

田舎の刑事の趣味とお仕事 滝田務雄
 ワサビ泥棒など軽めの犯罪に田舎の刑事コンビ(トリオ)が挑むユーモアタッチのミステリー短編集、ところどころ新人らしいぎこちなさはあれど、そこそこの読みやすさ、本格テイストに関しては「田舎の刑事の危機とリベンジ」の犯人消失マジックが見事でした。

 ただ収録作は5編、ドラマがそれ以降の作も使うとしたら、観ない方がいいのかも、まずは最初の2、3話で様子を伺います。

2012年1月4日水曜日

お気に入りアンソロジー、自作と他作 - マイ・ベスト・ミステリー I

未明に雷が派手に鳴っていると思ったら朝起きると一面銀世界、ただ積雪量少なく雨に転じるとどんどん消えてゆく程度、気温がほぼ0-3度と低かった日中も雷が鳴っては強く降り、それが雪だったり雨だったりで殆ど積もらず。

 午前中は施設にいる母に会い、続いて預金分散のため父の車で銀行や農協を巡回、昼飯は庶民の味、8番ラーメン(2008/8/17)、何となく麺が少し変わった感じ。

 本日は帰省の車中で読んだ本から、ミステリー作家が「好きな自作」と「好きな他人の作」を選び、かつそれに関するエッセイを付けるという面白い企画のアンソロジー第1弾です。

マイ・ベスト・ミステリー I 日本推理作家協会編
 収録作家(と言うか選者)は阿刀田高、佐野洋、柴田よしき、志水辰夫、乃南アサ、宮部みゆき、各自のセレクトがいかにもだったり意外だったりと興味深いところ、印象に残っているのは菊池寛「入れ札」(志水辰夫選)と今邑彩「双頭の影」(宮部みゆき選)、自薦作では乃南アサ「かくし味」あたり。

 これから夜行バスで帰還です。