よく晴れて予報通りどんどん気温上昇、南茨城は最高17度台ながら、講義に出かけた横浜は20度超と防寒具を脱ぎたくなる陽気。
今日は先週出られなかった学生の補講でこれがホントの最終日、帰り道にサントリーに寄ってデュトワ&N響へ、奇特な知人の奢り、しかも滅多に座れない2階センター前方のS席です!
中プロ"中国の不思議な役人"はデュトワ&RPOで聴いたのが同曲中1、2を争う出来だった記憶があり、それが楽しみ。
12月16日(水) サントリーホール
シャルル・デュトワ&N響 コダーイ ガランタ舞曲、バルトーク 中国の不思議な役人、サン=サーンス Sym3番
最初のガランタの実演は初めて、Tb不在の編成にビックリ!実演では誰しも煽りそうな曲想を比較的整然と進行しつつ、ラストだけやや煽り気味にテンポアップしたのが印象的。続く2曲はHr4,Tp3,Tb3、役人は組曲版、同曲にオルガンパートがあるなんて知らずまたビックリ!(でも音は余り聴こえず。) ロイヤルフィルの時より個々のフレーズの色付けとブラスの迫力が足りない感あれど、全体的には鋭さと厚みのあるサウンドでなかなか。
休憩を挟んでオルガン、デュトワはテンポやや遅めで各部の動きがクリヤなサウンド、(恥ずかしながら)緩徐楽章(第1楽章後半)で弦の旋律にかなり長時間HrとTbを重ねているのを初めて知り、かつその部分含め、Hrソロはほぼ3rdが吹いていて本日3度めのビックリ!(スコアで確認したら楽譜通りでした。) 第2楽章も激しさは薄く整然、終盤は個人的にはもっとブラスを鳴らして欲しい感あれど、後発ホールと比べやや音量が足りないと思っていたオルガンの鳴りよく、全体では厚みとまとまりのあるサウンドでした。
10月のP.ヤルヴィ&N響と併せ、知人の奢りでこれで2度、サントリーの富裕席(2階センター前方)に座ることが出来ましたが、想像していたより弦の響きが薄い気がします。
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