2015年12月19日土曜日

ベルワルド初体験 - 菊池俊一&東京ムジーク・フローのベルワルド3番、白鳥の湖

 タワレコで小林美樹さんのVnに感動した後、夕方は練馬に行き有名ラーメン店を経由してアマオケへ。

 メインはチャイコと自分の好みとしては微妙ながら、中プロにベルワルドの交響曲があり、以前から気になっていた曲だけに実演で聴けるのなら、と参戦決意。

 本日の3番の作曲年は1845年、ドヴォルザーク1番(1865)、チャイコフスキー1番(1866)、ブルックナー1番(1866)、ブラームス1番(1876、遅い!)よりも、ベートーヴェン9番(1824)やベルリオーズ幻想(1830)にむしろ近い年代、ではありますが"風変わりな"なる副題があるため、幻想とも共通する革新性や斬新さがあるのでは、と期待。

 会場はアマオケでよく訪れる練馬文化センター、ただ小ホールは初めて、1000人近く入りそうな大きなホールでビックリ。

12月19日(土) 練馬文化センター 小ホール
 菊池俊一&東京ムジーク・フロー ベートーヴェン フィデリオ、ベルワルド Sym3番、チャイコフスキー 白鳥の湖
 最初はベートーヴェン、初めて聴くオケはやや発展途上ながらTpがいい響き、続くお目当てベルワルドは2管編成、ブラスはHr4,Tp2,Tb3、ただ想像よりずっと古風な曲でがっかり、和声の感覚ゼロの自分にはどこが"風変わり"なのかも不明、特に第1楽章、主題が再現され「再現部だ!そろそろ終わる」と思ったら第2提示部だったらしく、その後に真の展開部?なる流れにはやや脱力、緩徐楽章の真ん中にスケルツォを挿入した構成の第2楽章は少し新しいのかも、それでもそれなりに盛り上がる終楽章、ラストのTpの吹きっぷりがなかなか。
 休憩を挟んで後半チャイコはHr6,Tp4,Tb3と勢揃い、11曲抜粋約45分、ここでも吹きっぷりのよいTp中心になかなかの迫力サウンドで文句無く本日の白眉、拍手に応えてのアンコールも白鳥の湖から2曲、有名な「4羽の白鳥の踊り」「黒鳥の踊り」を。

 終演後ダッシュで帰ってブロムシュテット&VSOのニールセン5番のエアチェックにぎりぎりインタイム、とスウェーデンな1日。

 家に着いた深夜、半月が西に傾いた夜空ではシリウスが一際輝いているので、今夜はかなり冷え込みそう。

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