2023年7月3日月曜日

2023千葉オープンTTC大会7月

 曇りのち晴れ、最高31度強と連日の真夏日、早朝からセミがガンガン鳴いています。

 非勤務日で千葉OPTTC大会7月に参戦、1回戦左利きの学生に0-6,0-6で瞬殺され終了、串団子の罰で帰りは最寄り駅まで3㎞弱を歩き、道中のスーパーで昼飯代わりに今季3度目?のシャビ乳、日陰で食べるとまだ寒い。

 今日貰ったアドバイス:
・リターンダッシュ等ネットでプレッシャーを掛けるのはいい、ただアプローチは浅くならないように。
・ネットにいる際相手の状況をよく見てパスのコースを予測するのも大事。

2023年6月30日金曜日

イヴの官能とリンゴ - 万有引力 「アダムとイヴ、私の犯罪学」

 ほぼ終日の小雨、それでも最高30.3度で3日連続の真夏日。非勤務日、午前中にガスの点検、昼職場に寄って小雨の中壁打ち。

 午後は東京に出て観劇、雨の下北にて未訪ラーメン店を経由してからスズナリへ、寺山修司の初期作とのこと。

6月30日(金) ザ・スズナリ
 演劇実験室 万有引力 「アダムとイヴ、私の犯罪学」 休憩無し約90分、トルコ風呂「エデン」の階上に住む一家(アダムとイヴ、カインとアベル)の物語、キーアイテムはリンゴ。冒頭いきなりイヴのおっぱい、中盤に薄布越しヌード、母役もちょいエロ。

 さすがは万有引力、これぞテラヤマといった王道演出を満喫しました。

 深夜南茨城に戻るとこちらは夕方以降降った気配無し、東京はずっと降ってたのに。スーパーに寄るとピルクル178円が228円に値上がりしていて驚愕、人の道に外れている…。

2023年6月28日水曜日

ヤングヤマカズ&CBSOの大甘ラフマニノフ2番

 晴れ、ここ数日は30度に届きそうで届かないもどかしい日々でしたが、本日は最高32.2度と10日振りの真夏日、昨日から今季最初のセミの声も。

 非勤務日、朝から東京に出て池袋の地下劇場へ、全裸新体操(リボン)が見られて幸せ。

 夜は海外オケ3連戦の2戦めでヤングヤマカズ&CBSO、このコンビ前回の来日時は客演指揮者でしたが、今年の4月から何と首席指揮者に就任!リアル手兵との凱旋公演となります。

6月28日(水) 文京シビックホール
 山田和樹&バーミンガム市響 ショパン PC2番、ラフマニノフ Sym2番
開演前にヤマカズが雑談、前半ショパンのソリストはチョ・ソンジン、アンコールに指クルクル系の変奏曲(ヘンデルとのこと)。後半ラフマニノフはHr5,Tp3,Tb3、弦は音域順、ヤマカズはやや遅めテンポをベースに要所で更に遅くして叙情的、白眉は大甘の第3楽章、Clソロはヴィブラートを掛けて情感たっぷり、その主題が弦で再帰する後半はかなり遅め、女性Hrトップの合いの手がやや控えめで絶妙、やや音量の足りないタイプに思えた弦も豊かに鳴り、他の木管も表情強め、終楽章ラストも豊満に鳴って大団円、アンコールにお国物エルガー「夜の歌」、ここでも弦が豊か。

 前回来日時のシベリウス2番はヤマカズが個性を出し切れていない印象ですっきりしない感が残りましたが、今回は本領発揮だったのでは。

2023年6月26日月曜日

シャニ&ロッテルダムフィルのチャイコフスキー6番

 晴れ時々曇り、最高29度台と連日の準真夏日、非勤務日で朝寝して午前中は録り溜めしたドラマを消化、昼休みは職場のコートで後輩とテニス、構内には紫のムクゲが咲き始めてます。

 昼過ぎ東京へ、今週は海外オケ3連戦、まず第1夜は話題のシャニ率いるロッテルダムフィル、連れの後輩がタイ料理屋の待ち合わせに1時間50分遅刻し(涙)、前半のラフマニノフPC3番は断念、ま、いいんですが。

6月26日(月) 芸術劇場
 ラハフ・シャニ&ロッテルダムフィル チャイコフスキー Sym6番
という訳でラフマニノフPC3番後に客席へ、拍手に応えてソリスト藤田真央はまずショパンを、続いてシャニと連弾でスラブ舞曲の有名なやつを。後半チャイコはHr4,Tp2,Tb3、対向配置の弦はやや非力感あれど譜面台も棒も使わないシャニの下、1-3楽章はシャープな、そして終楽章は濃厚な響き、第1楽章提示部終わりはバスクラ使用、展開部終わりのTbはなかなかの迫力、第3楽章もキレよくまずまずの迫力、終楽章も最後は分厚いサウンド、音が消えた後の黙祷は約25秒、緊張を解いた後も更に15秒の静寂、アンコールはエルガー"エニグマ"ニムロッド、ここでも弦の表情が濃厚。

 個人的には満足でしたが、終演後に合流した旧友(関西から出張参戦)はやや不満げ。

2023年6月25日日曜日

ミンコフスキ&都響の豪演ブルックナー5番

 おえぇ、首位攻防戦3連敗しなきゃOKと思っていたけど、しそうな勢い(涙)、今日はバウアー?やめて…。

 1-2週間程前から右眼に異物感、たしか1-2年程前に悩まされたことがあり、その時は右眼にゴミが入ったような違和感がひと月位続き、気が付けば忘れていたのは単に慣れたためかな、と思ってましたが違った模様、とすると原因は逆まつ毛の類か?

 快晴、最高29.7度と惜しくも真夏日に届かずも空気感は夏。早朝東京に出て午前テニス、午後はミンコフスキ&都響でブルックナー5番。

 ミンコフスキの指揮を実演で聴くのは初めて、(勝手な)イメージとしては古楽出身で折り目正しくかつ剛毅な演奏をする印象、ブルックナー5番と合ってそう。

6月25日(日) 芸術劇場
 マルク・ミンコフスキ&都響 ブルックナー Sym5番
弦はプチ対向配置、Hr5,Tp4,Tb3、冒頭は残響をたっぷりとってパウゼ長め、その後は標準か少し速めのテンポ、ブラスもしっかり鳴らし、低弦中心に弦もいい鳴りで豊麗サウンド、終楽章フーガがかなりテンポ速めでずんずん進行、要所で何と木管ベルアップ!コーダあたりから急に遅くなって大団円、思ったよりケレン味があって驚き。

 会場で旧友のブルオタと5-6年ぶりに再会、ラーメン屋で久闊を叙す。

 夜遅く家に帰ると室温が30度超、今年初めてかも。

2023年6月24日土曜日

復刻3題 - 新国立劇場ダンス 「ダンス・アーカイヴ in JAPAN 2023」

 昨日はカーチュン&日フィルの発売を忘れて最安席GETならず、壁打ち後の筋トレで蚊に3か所刺され、そして以前1100円カットだった店が1200円カットに変わったと思ったら、行ってみたら1300円に(涙)。

 晴れ、3日振りに気温平年を上回るも最高28.5度と真夏日には届かず、夜はサークルのOB会、その前に観たいダンスが午後新国であるためZ席参戦。

 ただマイナーなジャンルゆえZ席は余裕、と思ってたら瞬時で売り切れ(涙)、念のためセブンイレブンに行くもNG、ただその後家に戻り何度かリロードしているとZ席が復活&即GET。

 昼ゆっくり東京に出て新国へ、時間があるので新宿から初台までの往復は散歩。

6月24日(土) 新国立劇場 中劇場
 新国立劇場ダンス 「ダンス・アーカイヴ in JAPAN 2023」
日本創作舞踊のパイオニア作品を復元上演する企画の第4弾で、芙二三枝子「土面」、折田克子「夏畑」、そしてアキコ・カンダ「マーサへ」より三章「運命の道」「バルバラを踊る」の3部構成、間に休憩2回アリ。最初が群舞で少々スジ、次が独特な衣装でのデュオ、最後が(基本)ソロで軽ポチ。

 その後渋谷でOB会、深夜に帰宅。

2023年6月20日火曜日

見掛けは恋愛小説 - 歌野晶午 「ずっとあなたが好きでした」

 「春は短し恋せよ男子。」の般若顔が印象的な永瀬莉子、どこかで見たことあるな、と思って調べたら、あ、「ココア」の主役の1人ね。そして「夫を社会的に抹殺する5つの方法」のここまちゃん!確かに声がそうか。

 曇り時々晴れ、最高26度台とぼちぼち、昨日の試合の予備日として非勤務日にしてあったため暇、朝ゆっくり洗濯してから東京に出て、渋谷で終日地下劇場、くるるの目から涙。

 往きのTXでヒラヒラ女神に遭遇、北千住での乗り換え時、確かに彼女より先に席を立ち、急ぎ足で千代田線へ向かった筈なのに、階段を下りたホームの待ち列の先頭に彼女が!最初は「似た感じの人がいるもんだ」と思ってましたが、座り姿はまさに同一人物、どこで抜かれたのか謎だ…。

 本日は週末から本日に掛けて読んだ本から、自分が読んだ著者作品では一番最近のもの(と言っても2014年)。

ずっとあなたが好きでした 歌野晶午
 基本は恋愛小説の形をとる13編、基本通りのものからミステリー度の高いものまで色々あり、個々で強い印象のある作品は無いものの、全編に込めた仕掛けが面白い、ただ書下ろしの種明かし第12話は不要では。

2023年6月19日月曜日

2023千葉オープンTTC大会6月

 晴れ時々曇り、気温は昨日より下がって最高25度台、非勤務日で朝はゆっくり洗濯三昧。

 午後ラウンドだったので昼少し前に家を出て千葉OPTTC大会6月へ、最寄駅から会場まで2.5㎞は歩き、TTCには国枝選手の姿も。1回戦若者に1-6,2-6でシバかれる。試合後ラケットタッチをしようとしたら手を差し出してきたのでガッチリ握手、試合後の握手は3₋4年振り?本日のノーアド取得率0/1。

 今日貰ったアドバイス:
一般はやめてベテランに出なさい(耳が痛い…)。

 試合後、有明に行きベテランの試合に出ていた姉(芦屋在住)と合流、姉もボロ負けだったそう(笑)、初めて入った有明ガーデン(無駄に広く、平日なのでガラガラ)で焼き肉をご馳走になる。

2023年6月18日日曜日

オルグ隊の正論 - ゴキブリコンビナート

 浅草でブラスの響きを満喫した後、旧友と別れ、入谷で人気ラーメン店を初訪問してから三茶へ行きアングライベントへ。

6月18日(日) 三茶ヘブンズ
 Beyond Underground
お目当てゴキコンはトリで今回はオルグ隊、胸にガムテは残念ながら、オルグ隊の場合はこれが正装か。そこに至るまでにかなり上手な普通のバンドが出演、ファンらしき女性客4-5名が最前列に陣取る珍しい光景。

大好き曲が目白押し - 東谷慶太&浅草ウインドオーケストラ 王冠、祝典、ベルキス

 快晴、最高31度強と連日の真夏日、そのせいか電車の冷房がクソ寒い。

 早起きして東京に出て午前は教え子の応援、その後吉祥寺から浅草へ移動して旧友と合流、午後はアマの吹奏楽へ、演目は好きな曲ばっかり、会場は初めて入る区民センターのホール。

6月18日(日) 台東区生涯学習センター ミレニアムホール
 東谷慶太&浅草ウインドオーケストラ ウォルトン 王冠、宝玉と王の杖、スピットファイア、ショスタコーヴィチ 祝典序曲、レスピーギ シバの女王ベルキス
 神奈フィルなどプロ奏者を5名加えた編成、Hr6-7,Tp5,Tb3,ユーホ2,Tuba2、前半はウォルトンを3曲、サウンドはマイルド系ながらなかなかの迫力、後半は2曲ともバンダ無しバージョン、祝典は大人しめ、ベルキスはさすがの迫力、Tpソロは2人で分担し、ラストのHrが迫力。アンコールに王冠の後半をもう1度、全体に指揮の東谷氏がHrだったせいかHrが充実、Tbがもうひと吹き欲しかった印象。

 この後は三茶に移動してアングライベントへ、それはまた次の記事で。

2023年6月17日土曜日

リオフェスで寺山2本立て - 吉野翼企画 「チャイナ・ドール 上海異人娼館」「田園に死す」

 鬼門NHKホールでノセダ&N響のショスタコ8番を聴いた後は江戸川橋へ、寺山演劇の豪華2本立て、どちらも映画版(「上海異人娼館/チャイナドール 」「田園に死す」)はお正月に視聴済み、どう舞台化されるのかが楽しみ。

 開演まで少し時間があったので、夕飯代わりに今年2度目?のシャビ乳。

6月17日(土) 絵空箱
 リオフェス2023 吉野翼企画 「チャイナ・ドール 上海異人娼館」「田園に死す」  最初がチャイナ・ドール、ヒロインが可愛い(どこかで見たような…「小鳥の水浴」?)、でも脱がない、と言うかクックーもあったのにエロの無い上海異人娼館ってあり得ないんですけど、の約1時間。休憩無しで「田園に死す」へ、こちらは比較的映画に忠実、でもエロ度低め、そして風船女膨らまず(笑)の約1時間20分、エンディングはお約束の借景、ただその趣向を中盤でも使っており、その時は効果的だった反面ラストの衝撃は半減。

 映画の「チャイナドール」は寺山&岸田の共同脚本でしたが、今回の劇はそこから派生した岸田理生の独自脚本によるとのこと、だから映画と大分違ったのか…。

 南茨城には深夜着、夜の風に熱気が籠るのは今年初めての感覚。

ノセダ&N響、分厚い弦のショスタコーヴィチ8番

 晴れ、最高31.8度と6月に入って最初の、と言うかほぼひと月振りの真夏日、早起きして東京に出て午前テニス、午後コンサート、夜はアングラ劇。

 午前のコートはオムニなので涼しい、と思ったらコート脇日陰の温度計は32度、その隣の木に大きくて黒いカミキリムシが3匹も!

 友人と合流し渋谷の人気店を経由してノセダ&N響へ、好きなショスタコ8番なので苦手NHKホールでもガマン。

6月17日(土) NHKホール
 ジャナンドレア・ノセダ&N響 ショスタコーヴィチ Sym8番
Hr4,Tp3,Tb3、ノセダは思ったより激しくなく、両端楽章頂点の迫力はぼちぼち、第2楽章前半はやや遅めテンポで進行し終盤加速したのが効果的、第3楽章Tpソロは朗々、全体にブラスの鳴りはぼちぼちながら弦がさすがの迫力。

 この後は江戸川橋に移動してアングラ演劇へ、それはまた次の記事で。

2023年6月15日木曜日

キモオタ変格サスペンス - 歌野晶午「女王様と私」

 夜行バスは金沢着、晴れ、JRで小松へ、自転車撤去されておらずラッキー。

 マルエーの開店を待って北陸電力のポイント交換GETした商品券を使い買い物、生花も買ってそのまま墓参りへ。

 実家の前で親戚と遭遇、業者に庭の植木を剪定依頼してくれていて、その出来を見に来たらしい。

 関東への戻りの夜行バスは小松発、出発10分前にいつもの高速バス発着所に行くと何と!発着所が移動したらしくそれらしき標識が無い!

 焦ってwifiの入る場所に移動し(100m速足)、予約メールで新しい発着所の場所を確認、前の場所のすぐ近く!慌ててそこに戻り(100mダッシュ!)ギリギリセーフ(汗)。

 本日は帰省の旅で読んだ本から、「葉桜」以後、著者が色々なパターンに取り組んだと思われる1作。

女王様と私 歌野晶午
 世間的にはキモオタと呼ばれそうな男がひょんなことから巻き込まれる連続殺人、本格テイストも少々あれど、基本的には変格サスペンス、脱力気味の仕掛けも含め挑戦する姿勢は面白い。

2023年6月14日水曜日

シリーズ最終作は総集編+α - feblaboプロデュース 「ホテル・ミラクル The Final」

 曇り時々雨、最高25度台、もう中旬なのに6月はまだ真夏日がありません(涙)。

 昼は職場の歓送迎会ランチ、夜は東京に出て観劇、その足で夜行バスでスポット帰省。

 新宿で台湾麺を経由して間もなく閉館となる小劇場へ、招待サービスに当選しての参戦です。

6月14日(水) シアターミラクル
 feblaboプロデュース 「ホテル・ミラクル The Final」
2バージョンあるうちREST verを鑑賞、前説を兼ねたショートショートに続いてホテルの1室を舞台にした各30分程度の艶笑譚が5本(過去作4本、新作1本)、途中休憩含めトータル2時間45分、オープニングのダンスはエロ度が減った感じ、2本目の「よるをこめて」がシチュエーション、ラスト共に面白く、3本目の「きゅうじっぷんさんまんえん」の演技が印象的。

 この後はバスタ新宿に行き夜行バスで石川へGO!

2023年6月11日日曜日

合同オケのアルプス登山 - 飯森範親&PPT

 朝から強い雨、南茨城は12時まで降っていたので午前のテニスは中止、かと思ったら東京は上がるの早く11-12時はできたっぽい。

 午後は東京に出て飯守&ニューシティ管、じゃなくてパシフィック・フィルハーモニア東京、略してPPT(笑)のアルプスSymに参戦、お目当ては勿論アルペンですが、もう一つは4月からコンミス就任の高木凛々子さんを拝見したかったこと。

 元より本公演は前半に全く興味が無いし「アルプスSymが売り切れる筈無い」との読みで後半からの半額券で参加、の積りが、気が付けば完売!諦めていたのに前夜にチケ流でe+スマチケをGET、ところがそのスマチケがノートPCのアンドロイドエミュレーターとの相性悪く、一瞬表示されるもすぐアプリがダウン、と朝から四苦八苦、でテニスに参加する余裕無し。

 早めに会場入りして知人のスマホを借りるなど色々試すも失敗(涙)、遂に観念して開演時刻直後に受付に事情を話すとあっさり手書きで紙発券してくれました!

 「前半は聴かなくていいです」と言ったら「飯森さんがトークしてますので入れます」とのことで入場、入ってみるとリアルに満席!

 飯森氏のトークによると本公演はやはり彼の率いる日本センチュリー響との合同オケらしい。

 完売&入手難が不思議でしたが、客席を眺めて疑問氷解、観客の8割以上、いやPブロックから見える1階席前方は9割以上が女性客!どうやら前半のソリストが人気イケメンらしい。

6月11日(日) サントリーホール
 飯森範親&パシフィック・フィルハーモニア東京 J.アダムズ Must the Devil Have All the Good Tunes?、R.シュトラウス アルプスSym
 前半はPfをフィーチャーした30分程の現代曲、お目当て高木凜々子嬢は外人コンマス(←誰?と思ったらこちらも4月から就任のゲストコンマスとのこと)裏、ソリスト角野隼斗はアンコールにジャジーで激しい指クルクル系。後半R.シュトラウスはHr9(うちワーグナーチューバ持ち替え4),Tp5,Tb4(4番の巨大Tbは女性!)、Hr後列5名と1stTpアシは舞台裏左のバンダを終えてからの合流、譜面台を使わない飯森はやや遅めテンポでじっくり、弦菅共に鳴りはまずまず、Hrトップ安定、Tpトップはやや独特ながら、クライマックスでのハイDはがっつり迫力。嵐と夕焼けはやや大人しめか。

 高木凜々子さんは終始ニコニコされていて可愛かったです。

2023年6月10日土曜日

涙腺刺激後に豪快ハーリ・ヤーノシュ - 多戸幾久三&ウインドアンサンブル青山

 夜半からの雨は朝に上がり、日中はほぼ曇り、最高26度とぼちぼち。

 早起きして東京に出て午前テニス、午後は西新井に行き初めて聴く団体でアマの吹奏楽、お目当てはメインのハーリ・ヤーノシュ。

6月10日(土) ギャラクシティ西新井文化ホール
 多戸幾久三&ウインドアンサンブル青山 アルメニアンダンスpart2、ハーリ・ヤーノシュなど
最後列左にTp6、右にTb4、中段にHr5,ユーホ2、右端にTuba2、木管は左にCl、中央にFl、右前列にOb族、後列にSax族、前半は行進曲、映画音楽、ジャズのスタンダードに吹奏楽の定番曲など色々、枯葉ではTb4名が最前列で4重奏+各人ソロ、アルメニアンダンスのラストはバスドラズドン、あれ?ハーリヤーノシュと同じ?後半はまず課題曲、続く44歳で夭逝した和田信「シャローム」が涙腺を刺激、メインの「ハーリ・ヤーノシュ」は6本Tpの吹きっぷりよくなかなかの迫力、アンコールは「星条旗よ永遠なれ」をジャズ風アレンジで。

 採り上げた邦人作品は全て指揮の多戸氏と縁のある方の作品とのこと。

2023年6月9日金曜日

大植&日フィル、割と普通(でも一部仁王立ち)のチャイコフスキー6番

 非勤務日、雨上がりの朝10時はe+のみ販売のバラ色ダンスのチケット発売時刻、ただe+は携帯を所有しない人間には売ってくれなくなったため、ファミマへGO!整理番号1番GET!

 夕方東京に出て大植&日フィルに参戦、元はラザレフが振る予定だったコンサート、ここ1-2年ラザレフの公演はほぼオオカミ少年ピーター状態(笑)、ただそのお陰で代役で大植を聴けるのは嬉しい限り、また変態的な解釈を楽しめるでしょうか。

6月9日(金) サントリーホール
 大植英次&日フィル ワーグナー "トリスタンとイゾルデ"前奏曲と愛の死、プロコフィエフ PfC2番、チャイコフスキー Sym6番
 最初のワーグナーはHr5,Tp3,Tb3、譜面台を使わない大植は遅めゆったりの表現、愛の死クライマックスでのサウンドが雄大。続くプロコ、譜面を見る時大植は眼鏡着用、第1楽章終盤のTbそしてベルアップしたHrが迫力、若々しいソリスト阪田知樹はアンコールに指クルクル系。後半チャイコはHr5,Tp3,Tb3、50分掛からなかったので予想に反し標準テンポ、第1楽章提示部最後はFg、しかも敢えて最弱音にせず、展開部のブラスはいい吹きっぷり、ただ最後のTbは大人しめ。第2楽章は中間部で弱音に拘り、第3楽章の追い込みと迫力はまずまず、楽章後半の拍をほぼ振らない指揮姿が印象的、終楽章もまずまずの迫力ながら、弦にもう少しの厚みが欲しいところ、音が消えた後の黙祷は17-8秒。

 第3楽章での指揮姿こそ少し笑わせていただきましたが、演奏自体は期待よりかなり普通でした。

2023年6月6日火曜日

読者への挑戦付き絵画ミステリー - 深水黎一郎 「エコール・ド・パリ殺人事件」

 阪神佐々木朗希にまで勝っちゃった!

 晴れのち曇り、時々雨、最高25度強とギリギリ夏日。

 本日は先月読んでいた本から。読者への挑戦で本を閉じ、1週間考えることにしたんですが、とそこはボケ老人、次の週末には容疑者はおろか被害者とその家族しか登場人物を覚えておらず、その次の週末になるとそれすら思い出せず、その間別の本を1冊読了、推理は諦めて先日読み進めることに(涙)。

エコール・ド・パリ殺人事件 深水黎一郎
 ある洋館での密室殺人にして「読者への挑戦状」付きのフーダニット&ファイダニット、絵画の世界が舞台で作中作が読みやすい美術ガイドに(勿論手掛かりにも)なっています。

 1週間はおろか、自分には100年考えても気付かない真相でした(笑)。

2023年6月3日土曜日

透け感デュオ - SAI Dance Festival 2023 Exhibition I

 大雨のまたの日、午後川崎で上手なブラスのローマの祭を聴いた後は両国へ、昨日に続きSAI Dance Festival 2023に参戦、今日はExhibitionです。

6月3日(土) シアターx
 SAI Dance Festival 2023 Exhibition I
1件キャンセルになり6演目約1時間半、踊り狂いつつだんだん脱いでいって下着になるハ・ジヘ「Ladybug's Dream」が印象的。そして大小2名の女性(でも胸は同じ位)がパンスト程度の透け感の上着で絡み合うスペインのデュオ「CUANDO SOMOS」が期待通りの素晴らしさ。

巨大編成、上手ブラスのローマの祭 - 瀬尾宗利、佐川聖二&グラールウインドオーケストラ

 昨夜の「波よ聞いてくれ」、少しだけ菊地姫奈の正しい使い方をしてましたね。

 雨のち曇りのち晴れ、午前中のテニスは大雨の影響で中止、気温は午後になって晴れてきたらやっと20度を超えた程度、雨の上がった昼に都心に出て午後はアマのブラス、夜は昨日に続いてSAIダンスフェス。

 まず川崎で聴いたのは初めての団体による吹奏楽、お目当てはメインのローマの祭。

6月3日(土) ミューザ川崎
 瀬尾宗利、佐川聖二&グラールウインドオーケストラ レスピーギ ローマの祭など
 いきなり舞台上のHr10!,Tp10!,Tb6,ユーホ4、そしてTuba7!に度肝を抜かれる。団員100人超とのこと、しかも上手い。木管は1列目左にFl、右にOb族、2-3列目左にCl、右にSax族、ファゴット、バスクラ(4本!)、前半は吹奏楽曲で冒頭2曲と次の2曲で指揮者が交替、4曲目の委嘱作品、樽屋雅徳「ソロモン・ノーサップ」が抜群の迫力とカッコよさ。後半お目当てレスピーギは10本Tpのうち女子3名がバンダでオルガン右に、その後合流、本隊Tpトップがいい吹きっぷり、全体でもさすがの迫力。アンコールはまず童謡「故郷」を盛大に、そして指揮者が交替してヴァンデルローストの行進曲を堂々と。

 この後は両国に移動してSAIダンスフェスのエキシビヘ、それはまた次の記事で。

2023年6月2日金曜日

大雨の日のダンスコンペ - SAI Dance Festival 2023 Competition

 夜半から雨、日中はそれ程でもなかったんですが夜になって雨が強くなり、翌朝に掛けひと晩で200㎜、24時間雨量では過去最高値を更新。

 そんな中、非勤務日で朝から東京に出てSAI Dance Festivalのコンペに参戦、朝10時半から約11時間超、招待公演2件を含む計51団体!(1件キャンセル)を一気に鑑賞。

6月2日(金) シアターx
 SAI Dance Festival 2023 Competition
冒頭チャイコVnC第1楽章に乗せて5人の女神がノーブラで踊るオープニングの招待公演キム・ダエ「Yours」が圧巻でぶっちぎり。コンペで印象に残ったのは(エロス的視点で)豊田ゆり佳「踊るということ」、榎本結衣「4999」、南阿豆「泥の心臓」、森真保「白の迷宮」、平田友子&田島由佳「Still Standing」、池上楓子&中村たから「Doll House」。
 帰宅の深夜帯は雨がピークだった筈なんですが、ちょっと濡れた程度で無事帰宅。

2023年6月1日木曜日

密室つるべ打ち - 鴨崎暖炉 「密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック」

 晴れ、最高25度台とぼちぼちの夏日、朝は市の無料定期健診に初参戦、所要時間約1時間、血は抜かれたけどX線を浴びたりウンチをかき混ぜたりはせずに済んでひと安心、場所は遠かったけど。

 昼休みは短期でウチの研究所に来ている昔の後輩とテニス。

 本日は先週末に読んだ本から、第20回「このミステリーがすごい!」大賞・文庫グランプリ受賞作とのこと。

密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック 鴨崎暖炉
 密室の謎が解明されなければ無罪!と密室作成のファイダニットを考えなくてもよい稚気に溢れた設定の世界で次々と起こる密室殺人、よってかなりマニア向け、微妙なトリックもありますが最後の密室は素晴らしいのでは。

2023年5月30日火曜日

ブラス開放のサロメ - コンスタンティン・トリンクス&東フィル

 非勤務日、雨は夜半に上がり、最高26度台の日中はほぼ晴れ、朝ゆっくり洗濯してから東京へ、御徒町で鶏塩ラーメンを経由してから西新宿へ。

 新国で観たのは2000年の初演以来ほぼ数年おきに同演出で再演されている「サロメ」、今年が7度目とのこと。これまで2002年or2004年、2008年2011年2016年と4度観ています。勿論興味は7つのヴェールの踊りの演出(笑)。

 今回は知り合いから回ってきたD席での参戦、過去何度かの失敗を経つつもZ席GET作戦に慣れて以降新国は専らZ席、それ以外で参戦するのは2016年のサロメ以降、7年ぶりかも。

5月30日(火) 新国立劇場
 コンスタンティン・トリンクス&東フィル R.シュトラウス サロメ
 席は4階R右端でオケの編成見えず(涙)、(たぶん)初めて聴くトリンクスはブラスを開放的に鳴らしており、Hr,Tpの吹きっぷりは同曲過去最高の迫力!主役4名は外人キャストでサロメ役はアレックス・ペンダ、ルックスと声量はまずまず、7つのヴェールの踊りは下着姿まで、とまた後退(涙)、初演時の演出は一時期(2011年、ズンネガルト)復活していたのに…。

 終演後知人に声を掛けられ、帰り道コンビニのイートインでしばし歓談。

2023年5月28日日曜日

節目の95回に豪快マーラー1番 - 松川智哉&武蔵野市民交響楽団

 昨夜のジロはクライマックス、運命の山岳TT、ログリッチのメカトラには心臓が止まるかと思いました。

 晴れ時々曇り、最高26度弱と連日の夏日、早起きして東京に出て午前練習、空にはうろこ雲。

 午後は三鷹でアマオケのマーラー1番、時間があったので散歩がてら吉祥寺からてくてく武蔵野市民文化会館へ。基本無料なのでよく聴くこの楽団、今回は節目の第95回定期とのこと。

5月28日(日) 武蔵野市民文化会館
 松川智哉&武蔵野市民交響楽団 モーツァルト Sym35番、マーラー Sym1番
前半モーツァルトは(済みません)睡眠タイム、弦が瑞々しい響き。休憩時Tb奏者が何故かマーラー3番および6番を練習。後半マーラーはHr7,Tp5,Tb3、専業の補助TbがHrと並び、5thTpもほぼ補助パートのみ。オケはどのパートも安定し、ブラスが全体にいい鳴り、補助Tp,TbとHrが楽譜通り立ったクライマックスも豪快。

 個人的注目の終楽章ミュート早業ファンファーレはTpは一人でこなし、Tbは最後の音をサボる作戦に見えました。

2023年5月27日土曜日

幻想的竹馬パフォーマンス - Close-Act Theatre 「White Wings」

 みなとみらいで上手なアマオケによるアルプスSymを聴いた後は六本木へ。コロナによる中断から数年振りに復活した六本木アートナイト、そのダンスイベントを2つばかり鑑賞予定。

 まず夕方はオープニングセレモニーも兼ねて六本木ヒルズアリーナで行われた海外カンパニーによる幻想的パフォーマンス。

5月27日(土) 六本木ヒルズアリーナ
Close-Act Theatre 「White Wings」 まず太鼓を叩く軍隊隊2-3名が、続いて白い羽根付きの衣装をまとった女神4-5名が登場、全員が長ーい竹馬に乗った状態でのパフォーマンス&パレードで、その高さは優に身長の倍!幻想的な風景でした。

 六本木ヒルズアリーナも毛利庭園も入るのは初めてで、駅から意外と距離があります。この後、夜の10時半から同じアリーナで始まるDance Company Lasta「歓喜」がお目当てだったんですが、もし5分でも押したら六本木駅到着が11時を大分過ぎてしまい、TXの終電を逃す可能性大、悩んだ末、諦めて帰宅の途に。

乾杯オケの見事なアルプス登山 - 柳澤寿男&プロースト交響楽団

 よく晴れて最高26.6度と漸くこの時期らしい夏日、朝東京に出て午前テニス、午後は横浜でアマオケ、夜は六本木でダンス。

 行きの車中で就活生らしき女性がデカい2Lペットで水をゴクゴク、それバッグに入るのか?あ、入った。

 テニスの前にチェコフィルの最安席をGET、テニス後はみなとみらいへ、(たぶん)初めて聴くオケで全日本大学オーケストラ大会合同演奏メンバーが母体とのこと、そしてメインはアルプスSym!

5月27日(土) みなとみらいホ-ル
 柳澤寿男&プロースト交響楽団 ベートーヴェン PC4番、R.シュトラウス アルプスSym
弦はプチ対向配置、前半ベートーヴェンのソリストは川田健太郎、各パート安定し、弦がいい響き、アンコールにショパンの有名曲。後半お目当てR.シュトラウスはHr9(うちワーグナーチューバ持ち替え4),Tp4,Tb4(4番は巨大楽器),Tuba2、弦がよく鳴り、木管ソロも見事、バンダは舞台裏右手?、Tpトップが(ハイDは聞こえなかったけど)全体に豪快な吹きっぷり、カウベル最大時で6名、アマでこれだけ完成度の高い同曲を聴いたのは初めてかも。アンコールは月の光のオケ編版、ここでも弦の魅力を十分に発揮。

 この後は六本木に行き、六本木アートナイトのイベントへ、それはまた次の記事で。

2023年5月26日金曜日

ペトレンコ&ロイヤルフィルのがっちり構築ショスタコーヴィチ8番

 非勤務日、曇り時々晴れ、最高25度でギリギリの夏日は4日振り、ゆっくり洗濯しつつHDに溜まったドラマ等を消化してから東京へ、夜は上半期最大の楽しみ、ペトレンコ&ロイヤルフィルのショスタコ8番!

 の前に午後と夕方にweb会議が2つあるのでサントリー付近で参加するべく早め昼過ぎに出発し、最寄り駅で衝撃、何とTXが止まってます!

 慌てて高速バスに作戦変更、とは言え同様な人沢山でバス乗り場は長蛇の列、1台満席で見逃し30分待ちで2台めに乗車。

 隣席が昔の同僚で30年ぶりの再会、途中それなりに渋滞し、一つめのweb会議はパス。

 バスは八重洲着、取り敢えずサントリホールに向かい、ホール手前のビルで2つめのweb会議に参加後、ロイヤルフィルへ。

 ペトレンコのショスタコはオスロフィルで5番を、ロイヤル・リヴァプールフィルで10番を聴いており、(すっかり忘れてますが)何となくシャープな演奏だった記憶があります。より重量級の8番は如何。

5月26日(金) サントリーホール
 ヴァシリー・ペトレンコ&ロイヤルフィル チャイコフスキー PC1番、ショスタコーヴィチ Sym8番
 前半チャイコのソリストは辻井伸行、ペトレンコと手を携えての入場時に地震!結構揺れました。弦は音域順、Obトップが抜群の存在感、アンコールは指クルクル系(カプースチンとのこと)としみじみ系(リスト)の2曲。後半お目当てショスタコはHr5,Tp4,Tb3、木管トップはキャラが立っており、金管も安定、第3楽章Tpトップ吹きっぷりよく、Tbも要所で迫力、特に個性的な表現は感じませんでしたが楽譜通りにしっかりやっただけで曲が曲だけに重厚なサウンドを満喫。アンコールはしっとり弦楽曲(ヴァレンティン・シルヴェストロフなる作曲家の「夕べのセレナード」とのこと)。

 深夜家に帰ったらDATの山が崩落してました(涙)。茨城の方が揺れたらしい。

2023年5月24日水曜日

人生初浣腸 - アラレ王、ゴキブリコンビナート

 昨夜からジロは第3週へ、そしていきなり獲得標高差5200mの山頂ゴール、やっとマリアローザ争いが本格化し面白くなってきました。

 非勤務日、晴れ、最高23度弱と低めながら昨日の15度台と比べるとかなりマシ、朝たっぷり洗濯をしてから東京へ、夜は三茶でアングライベント。

5月24日(水) 三茶ヘブンズ
 奇術師達の魅世物劇場 参 ~三茶の怪~畸人編 アラレ王、恐怖の日の出登場、ゴキブリコンビナートなど
 アラレ王は開始5分で全裸になり、聖水、脱糞、アナル花火とフルコース、人生で初めて人に浣腸しました(笑)。ゴキコンは見世物小屋でお馴染みの演目、基地外OLが懐かしく、乳首にガムテープが残念。

2023年5月21日日曜日

夏日にダイナミックなマーラー5番 - 齊藤栄一&水星交響楽団

 晴れ、最高26度の夏日、早起きして東京に出て午前テニス、午後はよく聴くアマオケでマーラー5番。

5月21日(日) すみだトリフォニー
 齊藤栄一&水星交響楽団 ブリテン VnC、マーラー Sym5番
前半ブリテンは(済みません)すぐ人事不省に、Tbが音階を吹いていたのは覚えています。ソリスト西江辰郎はアンコールにバッハ?のしみじみ系。後半お目当てマーラーはHr7,Tp4,Tb3、対向配置の弦は弦バス10本など本数多め、Tpソロはまずまず、3rdTpが豪快、Hrソロはやや線が細く不安定、ティンパニの叩きっぷりよく、Obトップが上手、全体でもダイナミックなサウンドで最後のTbなどいい吹きっぷり。アンコールは無し。

2023年5月20日土曜日

びっくりハンマー5発のマーラー6番 - ジョナサン・ノット&東響

 錦糸町でアマオケのラフマニノフ2番を聴いた後はサントリーへ、今月最大の楽しみノット&東響マーラー6番です!

5月20日(土) サントリーホール
 ジョナサン・ノット&東響 リゲティ ムジカ・リチェルカータ第2番、マーラー Sym6番
 弦は対向配置、Hr9,Tp6(2番3番が女性),Tb4、最初はリゲティ、何で皆マーラーの楽譜しか置いてないの?と思ったらピアノ曲、照明を落としてノットとピアノをライトアップ、3分程で終わり、連続してマーラーへ、このコンビ昨年の5番の呪いなのかTpトップが第1楽章提示部の跳躍音型を2度とも外し、その後も不安定、Hrトップはほぼ完璧、Hrは全体でも終始豪快な吹きっぷりで過去聴いた同曲でも屈指の鳴り、ノットは悠然テンポをベースに細かく丁寧な音作り、第2楽章(賛成!)のスケルツォが自在のテンポで硬軟取り混ぜた表現、第3楽章アンダンテ序盤のHrソロは旧譜の音型、ノットはそれなりに叙情的、そして終楽章、いきなり1発目のハンマーが、そう、人生初の5発バージョンです!(金子建志氏の言った通りの場所でした) 先日の3発目と異なり5発とも同じ強さだった印象、カウベル等舞台裏の鳴り物は2階RA裏廊下(Hp、チェレスタが右端だったから?)、終盤のシンバルの花は3対?弦のピッツィカートが時に強烈、全体にも十分な起伏と迫力で会場は大興奮。

 数年前のスイス・ロマンド管との同曲と比べてテンポが遅く表情も濃厚になった分、満足度はUPしました。

 Pブロックから見ると「III Scherzo」と書かれた楽譜が殆どの中、「II Scherzo」と記された楽譜が交ざっていたのは何故?あと曲名も「Nr.6」と記された楽譜の中に「No.6」表記の楽譜が僅か交じっていた様な…。

倍管Hrのラフマニノフ2番 - 米津俊広&アウローラ管弦楽団

 昨夜のジロは本格山岳初戦、いきなりチーマ・コッピを含む獲得標高差5000mオーバーの山頂ゴール!と思いきや悪天候(雪?)で短縮コース(涙)、マリア・ローザ争いも勃発せずがっかり。

 あと昨夜の「ホスト相続しちゃいました」、折角話題の菊地姫奈を使ったのに身体を見せないって意味不明。

 雨のち曇り、最高23度台とぼちぼち、早起きして東京に出て午前は小雨の中テニス、午後はアマオケとプロオケのダブルヘッダー。

 木場公園から清澄白河まで歩き、カレーラーメンを経由してから錦糸町で聴いたのはロシア語名オケによるオールラフマニノフプロ。

5月20日(土) すみだトリフォニー
 米津俊広&アウローラ管弦楽団 ラフマニノフ ユース・シンフォニー、死の島、Sym2番
最初のユースSymはHr5,Tp2,Tb3、ラストのTbがいい吹きっぷり。続く死の島はHr6,Tp4,Tb3、中盤の迫力はぼちぼち。休憩挟んで後半2番はHr8(倍管!),Tp4,Tb3、Hrトップがエロいヴィブラートで第3楽章ではClより目立つ感じ、終楽章ラストのコラールはHr8本がベルアップして壮観、全体でもまずまずの音場。アンコールは無し。

 この後はサントリーに行きノット&東響のマーラー6番へ、それはまた次の記事で。

2023年5月18日木曜日

第97回関東オープン

 よく晴れて最高33.3度と連日の真夏日、非勤務日で東京に出て関東オープンに参戦、改装なった有明を訪れるのは5年前の東京OP以来か、クラブハウスは全面改築されて室内コートも併設、ロッカールームは綺麗になったけど狭くなったので全面一般使用になったらかなり混むのでは。コートはハードもオムニも青色。

 今季最高気温の割には全く暑さを感じない中、予選1回戦学生に0-6,1-6で粉砕されて終了、ノーアド取得率0/1。ハードのサーフェスがかなり遅い印象。

 対戦相手にアドバイスを貰いそびれた代わり、会場で声を掛けてくれたYoutubeをやっている選手から色々と学びました。

2023年5月15日月曜日

遺影専門の写真館 - 道尾秀介 「風神の手」

 衝撃のニュース:マリアローザ、エヴェネプールがコロナ陽性リタイヤ!
今年のジロ、ログラとレムコの一騎打ちだけが楽しみだったのに…。

 阪神首位攻防3タテで単独首位!の喜びもかすんじゃいました。

 連日の雨、気温も20度に届かず、本日は週末に読んだ本から。

風神の手 道尾秀介
 中編3編+エピローグ、地方都市を舞台に遺影専門の写真館を訪れる人々の不思議な縁、2編めが最初に書かれたとは思えない繋がりの妙が読みどころ、ミステリー的興趣はいま一つながら、語り口の巧さはさすが。

2023年5月14日日曜日

夕方オケ、創立10周年に再びハンマー3発のマーラー6番 - 小柳英之&アーベント・フィルハーモニカー

 旧友と府中で市民オケのショスタコ7番を聴いた後、京王線を初台で降りて家系を経由、そこから雨の中、2人で歩いてオリンピックセンターへ。

 聴いたのはマーラー中心に演奏する夕方オケ、朝と夜に分裂する(たぶん10年前の9番の頃)前のモーニングフィル時代を含めるとこのオケ2度目となる6番です。

 いつもの通り観客の数とオケの人数は同じくらい(笑)。

5月14日(日) オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟大ホール
 小柳英之&アーベント・フィルハーモニカー R.シュトラウス ドン・ファン、マーラー Sym6番
 女性陣は色とりどりのパーティードレス、弦は対向配置、Tp,Tbは右端、最初のR.シュトラウスはHr8,Tp4,Tb4、1度出間違えが重なって止まりそうになったのはご愛敬、美人コンミスはさすがの音色。後半マーラーはHr9,Tp6,Tb4、第1楽章冒頭第1主題は史上最遅(再現部は何故か通常テンポ、でもコーダはまた最遅レベル)、リピート無し(賛成!)なのに25分、新版譜でアンダンテが第2楽章(反対!)、その後もテンポ遅め、しかも部分的に急に遅くなったりするためトータルでも90分。オケは出間違えが散見、と言うか頻発、それでも個々の技量はあるため混乱には至らず、終楽章2度のハンマーの後のTpが豪快な吹きっぷり、終盤シンバルの花は4組、そして(指定通りの)3度目のハンマーは弱め、Tbコラールはかなり遅め、フィニッシュは豪快。

 少ないリハで公演に臨むスタンスとは言え、これだけ出間違えが多かった演奏は記憶に無いかも。

 ハンマー3発はモーニングフィルの時もそうでした。また同じ指揮者なのにその時はこんなに遅いテンポではなかった気がします。こと第1楽章のノロさに関しては佐藤雄一氏を超えたかも(笑)。

注目バンダと壮麗クレッシェンドのショスタコーヴィチ7番 - 大井剛史&府中市民交響楽団

 阪神首位攻防戦2連勝!

 連日の雨、最高22度強はここ数日では暖かい方、早起きして東京に出て午前は小雨の中テニス、午後からはアマオケの重量級ダブルヘッダー、昼にショスタコ7番、夜にマーラー6番。

 まず府中で中学時代のTb仲間と合流して聴いたのはそこそこ歴史のある市民オケによるショスタコ7番です。

5月14日(日) 府中の森芸術劇場
 大井剛史&府中市民交響楽団 ショスタコーヴィチ Sym7番
ブラスは本隊がHr4,Tp3,Tb3、バンダはその後列に同数(Tp3番にダスビの元総帥が!)、オケは各パート安定し、弦が全体でいい鳴り、ブラスもバンダ含めいい吹きっぷりで壮麗なクライマックス、ラスト1音も長ーくクレーッシェンド。

 終演後外を見ると土砂降り、しばしホールで雨宿り、した後は友人と一緒に代々木へ移動し別のアマオケのマーラー6番へ、それはまた次の記事で。

2023年5月13日土曜日

シニア劇団による岸田理生 - 劇団うつり座 「糸地獄」

 横浜で大植&神奈フィルの幻想を聴いた後、まだ雨の残る中上野へ行きアングラ演劇へ、招待チケットに当選しての参戦。

 岸田理生作品ですが、リオフェスの一環ではない模様。旗揚げ公演に岸田理生を選ぶところが劇団のスタンスを示しています。

5月13日(土) 上野ストアハウス
 劇団うつり座 「糸地獄」
記憶喪失になり女郎屋に迷い込んだ少女繭がやがて因縁のある母と対峙する休憩無し約1時間45分、繭も女学生もかなり薹が立っていてえっ?と思ったんですが、シニアな劇団なんですね。ただ繭に関しては最後でそれが効果をあげていました。またセリフ重視で動き少なめの演出のせいか、聞くことに集中することになり少々疲れました。12名いる女郎が最後の2つの場面では何故か10-11人しか登場しておらず、どういった意味があるのか不思議。エロス要素はほぼ無し、残念。

ラスト超加速の幻想Sym - 大植英次&神奈フィル

 昨夜のジロ第7ステージは最初の山頂ゴール、なのに余り総合バトルが無くて残念。

 ほぼ終日降ったり止んだりで最高20度弱と低め、東京に出て午前テニス、午後コンサート、夜観劇、の筈がコート責任者判断でテニスは中止(涙)、隣のコートはやっていたのに…。

 すっかり暇になった午前中、知人から五月祭がこの週末と聞き3年振りに復活した後輩の模擬店へ差し入れするべく本郷へ。

 その後は横浜に行き、大植&神奈フィルに後半からの半額券で参戦、早く他のオケもこのシステム復活して欲しいところ。

5月13日(土) みなとみらいホール
 大植英次&神奈フィル ベルリオーズ 幻想Sym
後半参加ゆえ幻想のみ、Hr4(3人女性!),Tp4(うちコルネット2が男性),Tb3,Tuba2、Hpとバスドラも2台、第1楽章は低弦を強調、第2楽章コーダ遅め、第3楽章草笛は舞台裏左手、第1主題に入ると速め、第4楽章かなり遅めでリピートあり、ファンファーレ前のピッツィカートがあんなに大きく鳴るのを聴いたのは初めて、Tpはテヌート、ラスト1音は短め。終楽章もおどろおどろしく、所々でタメ、鐘は舞台裏でチューバが豪快な吹きっぷり、ブラス全体の鳴りはまずまず程度ながら、新人コンマスが一所懸命だった弦がメリハリ十分、コーダは猛加速した上に最後にもう一段階加速してのフィニッシュ、会場大興奮です。

 久々に大植節が聴けて楽しかったです。この後は上野に移動してアングラ劇、それはまた次の記事で。

2023年5月12日金曜日

Pブロックバンダのシンフォニエッタ - カーチュン・ウォン&日フィル

 夜行バスは八重洲着、高速バス乗り継いで茨城復帰、ひと風呂浴びて職場へ、キックボードOLに再び遭遇、意外と年配の方でした。

 晴れ時々曇り、最高20度とやや低め、昼休み元同僚とテニス、夜は東京に出てコンサート、夕方に急ぎの雑用が入って遅刻寸前(汗)。

 サントリーで聴いたのはカーチュン&日フィル、前プロのミャスコフスキーはほぼ初めて(アマオケで1度聴いたかも)、ショスタコーヴィチと同様、政府に創作をかき乱された作曲家らしく、体制迎合の曲と好きな曲をほぼ交互に書いたとのこと、今日の21番は好きに書いた方らしい。

5月12日(金) サントリーホール
 カーチュン・ウォン&日フィル ミャスコフスキー Sym21番、芥川也寸志 VcとOrhのための"コンチェルト・オスティナート"、ヤナーチェク シンフォニエッタ
 最初のミャスコフスキーはHr4,Tp3,Tb3、譜面台を使わないカーチュン、冒頭のClソロは指揮せず自由に吹かせるスタイル、始まりと同様静かに終わる単一楽章約20分、中盤の迫力はぼちぼち。続く邦人作品はHr含めリアル2管編成で中央にチェンバロとHp、ソリスト佐藤晴真はアンコールにバッハのしみじみ系を。後半お目当てヤナーチェク、注目のバンダはPブロック6-7列をつぶし、7列目のラインに左からTp6,バスTp2,ユーホ2,Tp3、本隊ブラスはHr5,Tp3,Tb4、Tpトップがやや頼りなく、1stTbソロはややキレ悪し、ただ2ndTbソロは流暢、本隊ブラスの迫力はぼちぼながら、バンダの吹きっぷりまずまずで、終曲は壮大な音場。ここでも譜面台を使わないカーチュンは第1曲ファンファーレの最後を振り間違えたのはご愛敬、第4曲での弦バスピッツィカートの強調とベルアップして思い切り吹く木管ソロが印象的。

2023年5月11日木曜日

女子マラソンと生霊 - 歌野晶午 「ジェシカが駆け抜けた七年間について」

 夜行バスは小松着、こちらも快晴、自転車撤去されておりがっかり、1000円払って回収し実家へ、田植えが済んだばかりの田んぼ道、眼前には半分黒い白山がくっきり。

 BSで「男たちの旅路」の一挙再放送を知り狂喜、(実家はBSが入るので)即録画予約。

 午後に墓掃除を済ませ、日没後小松駅へと向かう夜道、前方に輝く金星が妙に高く、感覚的には45度位、な訳無いのですが。

 本日はこの帰省の旅に手にした本から、あの「葉桜」で再ブレイクした著者の次作、やはり変化球となっています。

ジェシカが駆け抜けた七年間について 歌野晶午
 ある女性ランナーの周囲で起こる謎の事件、トリックは必ずしもフェアとは言えないけれど、生霊の仕業としか思えない不可能趣味は素晴らしく、女子マラソン界の闇を描くストーリーテリングも快調です。

2023年5月10日水曜日

意外と端整なラフマニノフ - プレトニョフ&東フィルの交響的舞曲

 快晴、最高23度台だけど体感的には夏日だった非勤務日、東京に出て上野の地下劇場で目の保養をしてから夕方サントリーへ。

 聴いたのはプレトニョフ&東フィルによるオールラフマニノフプロ、プレトニョフは以前ロシアナショナル管との来日公演では割とあっさり系の演奏でしたが、東フィルを振る時は時々妙に濃厚になったりもするのでそれに期待。

5月10日(水) サントリーホール
 ミハイル・プレトニョフ&東フィル ラフマニノフ 岩、死の島、交響的舞曲
弦は対向配置、最初の岩はHr4,Tp2,Tb3、丁寧な音作りで弦がいい鳴り。続く死の島はHr6,Tp3,Tb3、中盤ブラスはそこそこの厚み。後半交響的舞曲はHr4,Tp3,Tb3、第1楽章行進曲部分は意外に淡々、中間部は唸り声をあげて少し叙情的、第2楽章のワルツはそこそこ奔放、終楽章になりやっとメリハリ増大、細かく指示して基本整然としながら要所で激情的。Tp,Hr両トップはきっちりしっかり、ラストのドラジャーンもバッチリ。

 全体的にはあっさり系のプレトニョフでした。コンサート後は八重洲のバスターミナルに向かい、夜行バスでスポット帰省へ。

2023年5月9日火曜日

挑戦状付き正統フーダニット+α - 麻耶雄嵩 「友達以上探偵未満」

 山田太一「二人の世界」を東京MXで発見、「それぞれの秋」以前の山田太一作品を観るのは初めてかも(でも主題歌には何となく聞き覚えが。「木下恵介アワー」らしいので木下恵介作品と思って観ていた可能性大)。栗原小巻が輝く美しさ。

 晴れ、雨で最高15度台だった昨日より上がったとは言え最高19度弱とかなり低め、本日は先週末に読んだ本から、ひねくれ者の著者にしては比較的オーソドックスな本格物。

友達以上探偵未満 麻耶雄嵩
 女子高生コンビが挑む犯人当て短編3つ、うち2編は読者への挑戦付きで余裕の2戦2敗(笑)、特に元はTV企画だったらしい巻頭の「芭蕉の里」はかすりもせず、これがベスト。一番軽い3作目に著者独特のミステリー感が仕込まれており興味深し。

2023年5月7日日曜日

創立40周年記念の充実マーラー9番 - 和田一樹&麻生フィルハーモニー管弦楽団

 例によっていつの間にかジロが開幕しちゃってます。エヴェネプールとログリッチのガチ対決が超楽しみ。

 GW最終日はほぼ終日の雨、気温も最高22度台と4日振りの25度割れ。そこそこ降る雨を意に介さず東京に出て午前は雨中のテニス。

 南千住駅前の町中華を経由してから川崎へ、聴くのは初めてのオケ(でも5年前このオケのメンバーを含む合同オケで7番を聴いています)、創立40周年記念企画の第1弾としてマーラー9番に挑むとの由。

 マーラー9番はこのGW後半だけで2度目、しかも指揮者は一昨日と同じ!オケが違うと演奏はどう変わるでしょうか。

5月7日(日) ミューザ川崎
 和田一樹&麻生フィルハーモニー管弦楽団 ワーグナー "トリスタンとイゾルデ"前奏曲と愛の死、マーラー Sym9番
 弦はプチ対向配置、最初のワーグナーはHr4,Tp3,Tb3(3人とも女性!)、愛の死で弦と同じフレーズを吹くHrが堅実でいい吹きっぷり。後半マーラーはHr5,Tp3,Tb4、MIPはTbトップ(前半は2nd)、和田氏の棒は一昨日と同じで85分コース、やはりアタッカで入った終楽章の1音1音嚙み締める表現が本日も素晴らしく(ボウイングは少し違ってます)、後半頂点でのTpが今日もいい吹きっぷり。前半のHrソロはちゃんと1人でした。今日もじっくり歩んだコーダ、最後の音が消えた後の黙禱はやはり約15秒。

 オケの機能性は一昨日の豊島区菅とは異なるのに、ほぼ同じ充実度の演奏を耳にして「演奏は指揮者で決まる」ことを改めて思い知らされました。

2023年5月6日土曜日

LFJ&TACT巡り2日目

 晴れ時々曇り、最高28.1度とGW最高の陽気、東京に出て午前テニス、午後はLFJ&TACT巡り。

 テニスの後は門仲の味噌ラーメンを経由してから丸の内に行きLFJの無料コンサートへ、丸の内ブリックスクエアでTsukasa率いるVn、キーボード、パーカッションのトリオ。

 次に池袋に移動しTACTの街角LIVE!、西武池袋の屋上で女性4名による華やかなフルート・カルテット。

 最後は丸の内に戻ってLFJ、マルキューブで藝大生による木管5重奏。本日のMIPはTsukasaさんのVn。

2023年5月5日金曜日

白綿と鳥かご - 田辺知美 「鳥かご」

 池袋でアマオケのマーラー9番を聴いた後、成城に移動して舞踏を観覧。

5月5日(金・祝) アトリエ第Q藝術
 田辺知美 鳥かご
2部構成約50分、前半は白い綿(わた)を全身にまとい、後半はチンリン音を発する鳥かごを手に半脱ぎ。鳥かごは土方巽の猿橋倉庫にあった物とのこと。

充実終楽章のマーラー9番 - 和田一樹&豊島区管弦楽団

 連日の快晴&夏日、東京に出て午前テニス、午後アマオケ、夜舞踏。

 門仲でテニスした後は池袋へ、聴いたのは安定した技術を持つアマオケによるマーラー、ここ半月で3度目の9番です。

5月5日(金・祝) 芸術劇場
 和田一樹&豊島区管弦楽団 R.シュトラウス ドン・ファン、マーラー Sym9番
弦はプチ対向配置、最初のR.シュトラウスはHr6,Tp3,Tb3、Tpトップがいい吹きっぷり。続くマーラーはHr7,Tp3,Tb3、第3楽章ラストのアッチェレの激しさ、そこからアタッカで続いた終楽章の1音1音噛み締める様に進行する表現が印象的、2度あるHrソロの下降音型は何故か2-3人で、後半頂点でのTpがいい吹きっぷり、コーダも遅めでじっくり、音が消えた後の黙祷は約15秒。終楽章が遅かったので85分コース。

 この後は成城に行って舞踏鑑賞、それはまた次の記事で。

2023年5月4日木曜日

LFJ巡り初日

 快晴の夏日、東京に出て午前テニス、午後はLFJの無料コンサートをウロウロ。

 まず丸の内MY PLAZAでピアノを2公演、次に東京交通会館でHrアンサンブル(Hr2,Vn2,Vla,Vc)、そしてまたMY PLAZAに戻ってVnとPfのデュオ、本日のMIPは稲積陽菜さんのピアノ。

 Vn&Pfデュオの時ピアノ奏者はタブレット譜を使用、リハの時は自分でスワイプしてたのに、本番では譜めくり職人が隣に座ってスワイプ、必要だったの?

2023年5月3日水曜日

芝生の午後 - TACT 街角LIVE! 木管5重奏

 晴れ、最高24.4度と少し夏日に届かず。今日からGW後半の5連休、基本東京に出て午前テニス、午後はアマオケのマーラーを聴く日以外はLFJやTACTの無料コンサートを回遊予定。

 舎人公園でテニスした後、TACTと称して池袋で開かれている総合芸術祭の無料コンサートへ。

 暖かい陽光の下、南池袋公園の芝生に座って「街角LIVE!」と題された公演をのんびり鑑賞、Fl,Ob,Hr,Fg,Clの木管5重奏で有名曲が中心、Cl奏者の豊かな低音が印象的。

 この後丸の内に移動してLFJの無料コンサートに参戦、する積りだったんですが面倒くさくなって帰途へ。

2023年5月1日月曜日

お題はファットダニット? - 北山猛邦 「先生、大事なものが盗まれました」

 曇り、昼前後に雨、のち晴れて気温が上がり最高22度弱、今日から5月、ってことで半袖半ズボンに衣替え。

 本日は先週末に読んだ本から、王道の本格物が多い著者による変化球です。

先生、大事なものが盗まれました 北山猛邦
 ある特殊で小さな島を舞台にして、何が盗まれたか、が問題となる青春ミステリー短編が3つ、ただ抽象的なものもアリなので、ミステリー的興趣はかなり薄め、ややSF寄りの印象も。

2023年4月30日日曜日

スピーカー男に緊縛ピアノマン - RED WALTZ

 トリフォニーでアマオケのブルックナーを聴いた後はコンテへ、会場は曳舟駅から南に500m程のネパール料理屋、錦糸町からでも2㎞程なので時折雨のぱらつく中、散策がてら歩いて現地へ、到着したのは開演の小1時間前、受付開始まで2階で待つことに。

4月30日(日) Art & Nepal
 RED WALTZ
川口は赤い腰布、川村は黒のレオタード風、もう1名サランラップ男は途中から巨大スピーカーを背に。現場が2階から1階に移ると階下には緊縛ピアノマン、最後は路上まで飛び出す約1時間40分、エロやハプニング(ガラス割れ!)もそれなりにあって楽しみました。

照明と唸り声 - 橘直貴&新日本交響楽団 パルジファル、ブルックナー7番

 ほぼ終日の小雨、最高21度台とやや低め、早起きして東京に出て午前は雨の中テニス、午後アマオケ、夜はコンテ。

 南千住駅前の王将に寄ってから錦糸町へ、聴いたのは立派な名称のアマオケによるワーグナーとブルックナー。

4月30日(日) すみだトリフォニー
 橘直貴&新日本交響楽団 ワーグナー "パルジファル"より第1幕前奏と聖金曜日の音楽、ブルックナー Sym7番
 前半ワーグナーはHr4,Tp3,Tb3、照明を落として始まりファンファーレあたりで明るくなり、その後また暗転、など照明に工夫、色も青→オレンジ→赤など変化、ブラスの響きはまずまず。後半ブルックナーではコンミスからコンマスに交替、ここで気付いたのですが弦はプチ対向配置、ブラスは最後列左にHr4、右にワーグナーチューバ4、その前列左にTp4、右にTb4とTuba、唸り声(歌声?)が3階まで聞こえる(笑)橘氏は棒を持たず丁寧な音作り、Tp筆頭にブラスはまずまずの鳴り、第2楽章最後のワーグナーチューバもいい響き、アンコールは無し。

 この後は曳舟でコンテ鑑賞、それはまた次の記事で。

2023年4月29日土曜日

イギリス祭り - 岡田渉&ヒネモス・ウインド・オーケストラ ウォルトン 王冠など

 GW初日は晴れ、のち夜に雨、最高23度台とまずまず、朝東京に出て午前は教え子の応援。

 午後は新宿に行きアマの吹奏楽へ、お目当ては大好きなウォルトンの戴冠行進曲。

4月29日(土) 新宿文化センター
 岡田渉&ヒネモス・ウインド・オーケストラ ウォルトン 王冠、ホルスト 吹奏楽のための第2組曲、ヴォーン・ウィリアムズ 吹奏楽のための変奏曲、グレインジャー リンカンシャーの花束など
 木管は左にCl族、中央にOb,Fg族、右に前列がFl、後列がSaxの並び、最初のウォルトンは後方前列にHr5,ユーホ族4、Tuba3、後列にTp6,Tb5、これがたぶん最大編成。もっとTp吹いて欲しい感あれどラストはまずまず雄大な音場。続くホルストは少し本数減少、続くRVWは複数本のピッコロTpが存在感。休憩挟んで後半はP.グレインジャーばかり4曲、人の声を使ったり、ずっと誰かがCのロングトーンを吹いていたりとかなり独特な作曲家だということを知りました。締めのリンカンシャーの花束の後、アンコールはまずグレインジャーをもう1曲、次に「蛍の光」のメロディを使った行進曲、これもグレインジャー?と思ったらスーザでした(笑)。

 帰り道は小雨の中、北千住で乗り換え時に煮干しの店へ、美味しかったけどやはり煮干し、というか魚介系は苦手。

2023年4月28日金曜日

未来的コスチュームの第2幕 - 東京バレエ団 「かぐや姫」第2幕

 快晴、最高23.6度といい感じ、非勤務日で東京に出てまず新宿の地下劇場で目の保養、外はほぼ夏日なのに中は冷房効き過ぎで寒い!堪らずウォームアップを取り出し着用、持ってきてよかった。

 夜は1年程前に第1幕を観た東京バレエ団「かぐや姫」第2幕の世界初演、上野に早く着いたのでアメ横でテニスシューズを、と思いmode offのあたりに行ったらhard off&hobby offに変わっていてビックリ&ガッカリ(←実は場所を間違えただけで、50m南にmode offがちゃんとあることを後日確認)。

 その後開演まで散策した上野公園では今年最初のsperm臭が。

4月28日(金) 東京文化会館
 東京バレエ団 スプリング・アンド・フォール、イン・ザ・ナイト、「かぐや姫」第2幕
最初の「スプリング・アンド・フォール」の音楽はドヴォルザークの弦セレ、男10女7の群舞、第4楽章がデュエットに対し終楽章は群舞、なのに第4楽章の主題が回想される部分ではデュエットになるのが面白い。20分休憩後、「イン・ザ・ナイト」の音楽はショパンのPf生演奏、4曲で3つのカップル+全員、ここまでエロス要素はゼロ。また20分休憩後、「かぐや姫」第2幕の音楽は夜想曲などドビュッシー、第1幕より少し攻めた衣装で主役と敵役?のピッチリ全身タイツがいい感じ、特に後者はstickyで素敵。

 自分の知っているかぐや姫のストーリーとは違うようで、第2幕まで来ても求婚者とか謎掛けなどの要素が全く現れず、これで3幕で終わるの?って印象です。

2023年4月24日月曜日

官能ミステリー?短編集 - 石持浅海 「真実はベッドの中に」

 晴れ、最高19度台と20度に届かず。午後はZoom会合、今後はこの形式も減ってゆくのか。

 本日は先週末読んだ本から。編集者に「官能ミステリーを」と要請されて書いたとの由、そのせいで官能表現は余り板についてません(笑)。

真実はベッドの中に 石持浅海
 「相互確証破壊」の文庫化による改題、必ず官能シーンが入る短編が6つ、専門家ではないせいか、それとも意図的なのか、官能表現がどれもほぼ同じなので2編め以降はその部分を読むのがやや辛い。とはいえ、官能表現が伏線となっていたりする作品があるのはさすが、ただミステリー的に唸る作品は無し。

 先週末のボケ老人:
その次に読み始めた道尾秀介「透明カメレオン」、50頁程読んでやっと既読であることに気付く…。

2023年4月23日日曜日

金星と三日月の夜に舞踏 - 開座アトリエ公演 「栗花落」

 池袋で観劇後は森下へ、時々訪れる場所で舞踏観戦。

4月23日(日) 森下アトリエ
 開座アトリエ公演 「栗花落」
座付き舞踏家2名+ゲスト女性舞踏家1名が交互に踊るスタイル、音楽は弦バス、エロス要素少なめの約1時間10分。

 両国駅へと向かう帰り道、西の夜空では予想通り金星と三日月がランデブー。

VRとリアル歌姫 - ゆうめい 「ハートランド」

 快晴、最低5度強、最高19度台と平年かやや低め、早起きして東京に出て午前テニス、午後は観劇と舞踏のハシゴ。

 池袋での観劇は奇特な方からの頂き物、実体験を基にした作品を演じてきた劇団による初めてのフィクションとの由。

4月23日(日) シアターイースト
 ゆうめい 「ハートランド」
休憩無し2時間、冒頭は映画館に入ったのかと思っちゃう予告編上映に驚き、駆け込み寺的なコミュニティに集まった人々を通じ、メタバース、VRやNFTなど現代のアイテムを使いながら、劇団の共通のテーマ(らしい)いじめの問題などが描かれます。広い劇場の割に声を張っていいないため後方席では聞き取りにくいセリフもあり、最初は入り込めず。終盤突然現れる歌姫が印象的。

 この後は森下に移動して舞踏、それはまた次の記事で。

2023年4月22日土曜日

充実オケのゆっくりマーラー9番 - 安藤亮&アンサンブル・ジュピター

 曇りのち晴れ、早起きして東京に出て午前テニス、午後アマオケと典型的休日。

 最高19度台と4日振りに20度割れした午後、荻窪へ移動して聴いたのはここ1週間で2度目のマーラー9番、初めて聴くオケで早稲田フィル出身メンバー中心で結成された団体とのこと。

4月22日(土) 杉並公会堂
 安藤亮&アンサンブル・ジュピター バーバー 弦楽のためのアダージョ、マーラー Sym9番
前半バーバーは10分超の遅めテンポでしみじみ、弦がいい響き。休憩後のマーラーはHr5,Tp4,Tb3、Hr,Tpは全員女性!ここでも弦が鮮やかな響きでコンマスとVlaトップはかなり上手、あとアングレが目立ってます(笑)。安藤氏はゆったりテンポで各所でタメて90分超コース、FAF管でもトップを吹いていた女性Tpトップが朗々、弦菅共に安定の充実サウンド、第1、第3楽章後に再度音合わせ、終楽章後半クライマックスはTp抑えめ、その後のVnは峻烈、パウゼ多めで止まりそうなコーダ、音が消えた後の黙祷は10秒弱。私的MIPは2ndTp奏者。

 茨城に戻った日没後の西の空では細い三日月の少し上に輝く金星、明晩は両者がランデブーしそう。

2023年4月21日金曜日

唸り声が減ったコバケンと読響の開放的マーラー1番

 中野で観劇した後、サントリーへ。

 聴いたのはコバケン&読響のマーラー1番、コバケンの巨人は5回かそれ以上聴いている印象はあります(直近だと'21日フィルとの演奏)が、読響とのコンビでは初めてかも、と思って急遽参戦した次第。

4月21日(金) サントリーホール
 小林研一郎&読響 メンデルスゾーン VnC、マーラー Sym1番
客席は満席、前半メンデルスゾーンのソリストは青木尚佳、アンコールが無くてホッ。後半マーラーはHr7,Tp5,Tb3、TpとHrの間に専業補助Tb(女性!)、Hr側左端の女性Tpは4番と5番の楽譜を載せてます(しかもinF)。唸り声が減った(気のする)コバケンは譜面台使用せず、最初からTpが5名乗っていて不思議に思っていると、冒頭の舞台裏ファンファーレは舞台上で綿のようなミュートを付けての吹奏、リピート無し(賛成!)の第1楽章クライマックスはブラスを盛大に鳴らし快感、第2楽章も華麗に、冒頭弦バスソロがやや上手過ぎだった第3楽章、後半はマーラーの俗っぽさとコバケンの浪花節がよくマッチ、終楽章もブラス開放して豪快、長谷川Tpトップものびのびベルアップ、緩徐部はコバケン的情感たっぷり、珍しくTbがフライングしたミュート早業ファンファーレはアシを使わず各自で(ミュート手渡しはしてました)、Hrは楽譜指定時に立たず、コーダでブラス全員が起立(笑)。お得意の口上は無し。

 一昨年の演奏はコロナの影響か迫力不足を感じましたが、今夜はコバケンらしい開放的サウンドを満喫、あと最終的にブラス全員が立つのは基本同じですが、パターンはその時によって少し違うことを認識しました。

 ホールを出ると雨、えっ!聞いてないし…。

下ネタ&パロディ、そしてレビューショー - Peachboys 「立ちバック・トゥ・ザ・ティーチャー」

 よく晴れて3連続の夏日、しかも最高27.3度と今年1番の暑さ。

 非勤務日、午前中はフェスタサマーミューザの先行予約、何故か4件目だけ「このクレジットカードは使えません」とエラーがでて仕方なくコンビニ払いに(←未だ原因不明)。

 その後東京に出て観劇&コンサート。まずは無料招待に当選!したのに確認メールを忘れて資格を喪失、責任を取って自腹参戦した演劇、中野駅近くの未訪問店を経由してから小劇場へ。

4月21日(金) ザ・ポケット
Peachboys 「立ちバック・トゥ・ザ・ティーチャー」
 童貞3人組が仲間と"ドク"を救うべく30年前にタイムトリップして奮闘するお話、楽しい前説+下ネタとパロディ満載の本編+レビューショーの構成で休憩無し約2時間、ネタがやや古いので観客を選ぶかも。女優さんが皆可愛いのが素晴らしく、その意味レビューショーが期待以上に楽しめました。

 この後はサントリーに移動してコバケン&読響"巨人"へ、それはまた次の記事で。

2023年4月20日木曜日

トリック依存度上昇?の密室シリーズ短編集その3-2 - 貴志祐介 「コロッサスの鉤爪」

 阪神単独首位復帰!

 晴れ、最高26.3度と連日の夏日、午前中は企業からの来客対応。

 本日も週末に読んだ本から、文庫化に伴って2分冊されたシリーズ第4作の2冊め(1冊目はこちら)。

コロッサスの鉤爪 貴志祐介
 中編が2編、迷路の密室と海上の密室、どちらも物理的トリックでぼちぼちながら他の部分の書き込みでそれなりの読み応えあり。

 前作「鍵のかかった部屋」を読んでかなり経っているため忘れているだけかもしれませんが、青砥純子ってこんなに面白かったっけ?

2023年4月19日水曜日

呆れるほど精緻な時計仕掛けの密室シリーズ短編集その3-1 - 貴志祐介 「ミステリー・クロック」

 テレ東「亀も、青春は短い」完全版を視聴、全然違う話で驚き!抜粋版はシュールなだけでしたが、完全版だと結構感動します。

 晴れ、最高26.1度と今年最初?の夏日!ポカポカ昼休みに元同僚とテニス。

 本日は先週末に読んだ本から、密室に拘ったシリーズの第4作(短編集としては3冊め)、ただ文庫化に伴い2分冊されてます(涙)。まずは1冊め。

ミステリー・クロック 貴志祐介
 軽めの短編と表題作の中編の2編、後者は呆れるほど精緻なトリック、とは言えそれを成立させるために関係者の取った行動はやや無理がある印象。

2023年4月17日月曜日

2023千葉オープンTTC大会4月

 未明の雨は朝には上がり、日中はほぼ晴れ、最高20度台とやや高めながら風が強くあったか感は無し。

 非勤務日で2023千葉オープンTTC大会4月に参戦、エントリー数少なく本選1回戦はbye、強風の中の2回戦は1-6,3-6で敗退、ノーアド取得率は1/3。

 今日貰ったアドバイス:
・1stサーブの確率を上げること。
・風の強い時はフラットだけじゃなくてスライスサーブを、コースもボディを交ぜるといい。

2023年4月16日日曜日

舞踏とアングラの融合ファイナル - B機関 「毛皮のマリー」

 本厚木でアマオケのマーラー9番を聴いた後、高円寺に移動してアングラ劇へ、先週に続いて2週連続の「毛皮のマリー」、今夜は何度か拝見している団体で、舞踏をミックスしている点や、エロス要素もそれなりにある点がお気に入り。

 ただ(前にも書きましたが)「毛皮のマリー」となると(女体的)エロス要素が減るだろう、と当初参戦予定は無かったのですが、これがこの団体の(一旦)最終公演となると知り参戦した次第。

4月16日(日) 座・高円寺1
 B機関 「毛皮のマリー」
休憩無し2時間半、いつもの様に開演前から4名の舞踏女性がうごめいており、布面積少なめでGOOD、マリー役は通常通り男性ですが、息子と少女は男女逆転キャスト、お得意の背後全裸シーンも逆転して残念ながら男性(笑)、黙役の舞踏家は多めで計9名、舞踏とアングラの融合を満喫。

コンミス勇退記念のマーラー9番 - 新田ユリ&厚木交響楽団

 阪神タナボタ単独首位!

 雨は朝には上がり、早起きして東京に出て午前テニス、午後はアマオケ、夜はアングラ演劇。

 朝は寒かったけど午後陽が出てからは最高22度台と暖か。都心でのテニスを早めに上がり、厚木まで遠征して聴いたのは初めてのアマオケ、長年コンミスを勤められた方の(コンミスとしての)勇退記念としての第88回定期、演目も彼女のリクエストでマーラー9番となったとのこと。

 本厚木で降りるのは(たぶん)初めて、初めての駅では付近で評判のラーメン屋を訪問するのですが、時間が無くて直接ホールへ、少し歩きます。

4月16日(日) 厚木市文化会館
 新田ユリ&厚木交響楽団 ワーグナー "トリスタンとイゾルデ"前奏曲と愛の死、マーラー Sym9番
久々に拝見する新田氏はすっかり銀髪、前半ワーグナーはHr5,Tp3,Tb3、弦がいい響き。後半マーラーはHr7,Tp3,Tb4、Tpトップがいい吹きっぷり、Tb,Hrは全体でも迫力サウンド、弦はなかなかの響きで終楽章クライマックスも鮮烈、あっさり系の棒の下、淡々と進んだコーダの後、黙祷は7-8秒。

 この後都心に戻り、夜は2週連続の寺山修司、それはまた次の記事で。

2023年4月15日土曜日

P.ヤルヴィ&N響のヨセフの伝説、アルプスSym

 ほぼ終日の雨、午前&午後2か所でテニスの予定が全部中止(涙)。夜半16度あった気温も下がる一方、日中ほぼ13-14度台と低め。

 朝寝&HD録り溜め分を消化してから昼過ぎ東京へ。先日田舎の葬式の返礼品で届いた折り畳み傘を携行、ジャンプ式で握りのボタンでパッと開いて嬉しかったのはいいけれど、同じボタンをうっかり押したら自動で閉じてしまい、もう1度開ける方法が1分くらい分からずずぶ濡れに(涙)。

 中学のブラス同級生と合流して聴いたのはP.ヤルヴィ&N響、コロナで延期されていたオールR.シュトラウスプロ、メインのアルプスSymは勿論ですが、前座の「ヨセフ伝説」はその中学時にケンペ&ドレスデンのLPで何度も聴いた曲、それを実演で聴けるなんて、と苦手なNHKホールへ、本来なら芸劇で聴けた筈なのに…。

4月15日(土) NHKホール
 パーヴォ・ヤルヴィ&N響 R.シュトラウス 「ヨセフの伝説」より交響的断章、アルプスSym
前半ヨセフはHr8(倍管!),Tp4(1stアシに女性),Tb3、Tpトップは難所の弱音ハイトーン含めしっかりこなし、ラストの迫力もまずまず。後半アルペンはHr9,Tp4(女性は降り番),Tb4(バストロは巨大楽器),Tuba2、ヤルヴィは標準テンポで余りアクの無い表現、TpトップはハイD含めほぼ完璧、(自由に吹かせた感じの)頂上Obソロは遅めで情感豊か、嵐でのブラスも豪快、日没以降はやや大人しめ、かなーり長めだったラスト1音の後、約15秒の黙祷。

 P.ヤルヴィの表現、実演ではあっさり系に感じましたが、後でFMで聴くと要所で意外と情感豊かでした。

 先日の佐渡&新日フィル、および1月のヤングヤマカズ&読響との在京メジャーアルペン対決、3者とも立派な演奏でしたが、期待値がかなり違うせいか、個人的にはほぼ期待値通りだったN響や読響より期待値をかなり上回った新日フィルに軍配を上げます。

2023年4月14日金曜日

弦充実、アングラオケのマーラー7番 - 池田開渡&東京地下オーケストラ

 「墜落JKと廃人教師」のヒロイン、どっかで見たことあるなー、と感じるも思い出せないので検索、あぁ、「生き残った6人」のビーストさんか。そして「ひまわりっ2」のあの娘ね!

 晴れのち曇り、最高22度と5日連続の20度超え。昼に研究室の歓迎ランチ、夜は都会に出てコンサート。

 中学校時代のTb仲間と再会&合流し、所沢まで遠征して聴いたのは"地下オケ"なる怪しい(笑)名称のアマオケ、演目は2日連続のマーラー7番!

4月14日(金) 所沢ミューズ
 池田開渡&東京地下オーケストラ マーラー Sym7番
Hr4,Tp3,Tb3、テナーホルンは専業、Hp2台、美人コンミス率いる弦は本数少なめながらVla始めトップ奏者が上手、やや不安定なHrトップはアーベントフィルの人?Tpトップも美音ながらやや荷が重い感じ、終楽章の難所はピッコロ使用、ただ第1楽章緩徐部の頂点は派手にベルアップしてここが白眉、第2楽章後に再度音合わせ、その間にギターとマンドリンが左端に入場。終楽章は疾走感が足りない感じ。

2023年4月13日木曜日

大野&都響、2度目のマーラー7番

 快晴、最高22.5度と3日連続の陽気。非勤務日で午前中は留守録で溜まったドラマを消化、昼過ぎ家を出て東京へ。

 サントリー前で久々に会う知人と落ち合い食事してから参戦したのは大野&都響のマーラー7番、このコンビのマーラーは先月2番を聴いたばかり。

4月13日(木) サントリーホール
 大野和士&都響 マーラー Sym7番
Hr5(2ndに美人奏者),Tp4,Tb3、テナーチューバは専業、Hp2台、大野は中庸のテンポで緩徐部でやや表情豊か、序盤Hrの掛け合いで3rdが舞台裏で吹いた第2楽章がメリハリ強めで印象的、ギターとマンドリンはObの前、Ob,Fl,Clトップが見事、Hrトップもほぼ完璧、序盤不調だったTpトップも途中から安定し、テンポの緩急が強めだった終楽章、ラストの迫力はぼちぼち。

 先日の2番の時も感じましたが、もう少し個性が欲しい気も、昔聴いたモネ管との5番はこってりだっただけに。それでも都響に就任した頃の7番よりは表情豊かだったかも。

2023年4月12日水曜日

納得度低めのファイダニット - 梓崎優 「リバーサイド・チルドレン」

 7回パーフェクト中で村上交替って、勝つことが全てのアマならあり得るけど、勝ち負け以外の色々も含めたパフォーマンスで銭取ってるプロにはありえへんわ、もう(涙)。

 夜行バスは東京着、曇り時々晴れ、最高24度台と連日のポカポカ陽気、高速バスを乗り継いで茨城復帰、ひと風呂浴びてから職場へ。

 本日は今回のスポット帰省に携えた本から、デビュー作の短編集「叫びと祈り」が素晴らしかった著者の初長編です。

リバーサイド・チルドレン 梓崎優
 カンボジアを舞台にストリートチルドレンが連続して殺される事件を描く、著者お得意のファイダニット、ただロジックや真相の納得度は低め、期待値が高過ぎたのかも。

<< 以下ネタバレに着き未読の方は飛ばして下さい!! >>
 「叫びと祈り」を読んだ人向けのサプライズが用意されていますが、そこはボケ老人、すっかり忘れていて余り味わえず(涙)。

2023年4月11日火曜日

ドラマ度UPの第2作 - コンフィデンスマンJP プリンセス編 <'20>

 夜行バスは小松着、こっちも晴れ。自転車が撤去されておらずホッ。

 実家への途上、クスリのアオキは牛乳168円に食パン1斤88円と前と同じ価格!小松に値上げの波は来ていないのか。

 最高27.5度!とポカポカの午後に墓参り、裏山では山桜が満開。

 再放送でやっていた「電車男」ドラマ版、やはり伊東美咲の高貴な美しさはエルメスに相応しい。

 夜はまた夜行バスで関東へ、小松駅へ向かう際、田舎の星空はやはり綺麗、そして西の空高く輝くのは金星?あんなに高く?

 本日も先週観た映画から、人気ドラマの映画版、第2作です。

コンフィデンスマンJP プリンセス編 <2020 日>
 ロマンス編より先にこっちを観ちゃ絶対いけません。またTVスペシャル運勢編も観ておいた方がより楽しめます。竹内結子に三浦春馬がまだ健在。ビビアン・スーが懐かしく、関水渚がいい味。さすがに最後のオチは想像を超えてましたが、コンゲーム的には前作、ドラマ的には本作でしょうか。

 舞台は第1作が香港で第2作はシンガポール、2作続けて観ると何か海外ロケしたいだけのような気もしてきました。

2023年4月10日月曜日

今見ると少し怖いキャストの映画版第1作 - コンフィデンスマンJP ロマンス編 <'19>

 快晴、昨夜からの冷え込みで早朝1度台まで下がるも4月となればマイナスには届かず、日中は3日振りに20度超のポカポカ陽気。

 4月から東大に移った以前の同僚が来所し昼休みはテニス。

 夜は東京に出て八重洲から高速バスでスポット帰省、何とマスク着用義務無し!空いていたこともありノーマスクで快適の旅。

 本日は先週観た映画から、楽しんでいた連ドラの映画版が3作溜まったのでまとめて観ることに、まずはこの第1作。

コンフィデンスマンJP ロマンス編 <2019 日>
 レギュラーメンツに加えてメインゲストが竹内結子に三浦春馬、とコロナ期に故人となった2名、今見ると怖いキャストです。TV版よりパロディが増えてよりコメディ色豊かに。ドラマに馴染んでいる人を騙すことはできないにせよ、予備知識無しに見ればコンゲームものとしては十分及第点のプロット。

2023年4月9日日曜日

本日はやや大人しめ - アラレ王、ゴキブリコンビナート

 晴れ、最高17度台とほぼ平年、早起きして東京に出て午前から昼過ぎに掛けてしっかり練習、したのは久々だったためか脚がガクガク。

 昼飯代わりに今年最初のシャビ乳、はちょっと無理があったのか頭ツーン。井の頭線沿線のツツジがかなり開花。

 しばし渋谷で時間を潰した後三茶へ、駅近くワンタンが売りの未訪問店を経由してからライブハウスのアングライベントへ。

4月9日(日) 三茶ヘブンズドア
 byond underground
お目当ては2つ、アラレ王は露出少なめ(アナル花火程度)、ゴキコンはもっと少なめ、でも相変わらず面白い。

2023年4月8日土曜日

女性演じるマリー - 紙魚  「毛皮のマリー」

 錦糸町で佐渡&新日のアルプスSymを聴いた後、雨のパラつく中、池袋に移動し初めて訪れる小劇場へ。

 観たのは寺山修司の有名作「毛皮のマリー」、とは言え本作を観るのは初めて(たぶん主人公が男だから?)、でも今回はマリーを女性が演じるとのことで参戦決定(笑)。

4月8日(土) スタジオ空洞
 紙魚 No.02 「毛皮のマリー」
休憩無し約1時間20分、浴槽シーンなど期待したエロは無し、ただ独特の演出を楽しみました。

 ひと雨過ぎて10度以下になった帰り道、かなり寒かったです。

圧倒バンダのアルプス交響曲 - 佐渡&新日フィル

 うーん、雨柳さんで直接対決敗北は痛い…。

 曇りのち雨、夜半18台あった気温はどんどん下がり、日中は13-4度台、早起きして東京に出て午前テニス、午後コンサート、夜観劇。

 午後錦糸町で聴いたのは新日フィルの新音楽監督佐渡裕の就任披露公演、メインのアルプスSymがお目当てながら、(個人的には興味の無い)前半に人気ソリストを配しているせいで最安券を取るのにひと苦労、今年はこのパターンの公演が多くちょっと閉口。

4月8日(土) すみだトリフォニー
 佐渡裕&新日フィル ラフマニノフ PC2番、R.シュトラウス アルプスSym
最初に佐渡がマイクで本日のソリスト辻井伸行との馴れ初めトーク、前半ラフマニノフの後辻井氏は拍手に応えてアンコール、リリックに始まったので自作かな?と思いきや何と「エルザの大聖堂への入場」を美音で、しかも第1幕前奏風で素敵なコーダ、ワーグナーだからリスト編かな?後半お目当てR.シュトラウスはHr4(あれ?と思ったら残り5名はバンダ後の合流),Tp4,Tb4(バストロは巨大楽器),Tuba2、時々唸り声をあげる佐渡は中庸のテンポで約52分、バンダはオルガン右にTp2,Tb2、左にHr12でこれが大迫力、Tbが豪快な吹きっぷりで朗々Hrと併せオケ本隊を圧倒!コロナ前には(たぶん)いなかった若手TpトップはハイD含めほぼ完璧、カウベルは最大時5-6名?頂上は勿論、日没や回想シーンも重厚サウンドでした。下山後、チェロ首席(特別公演でブルックナー8番を振る予定だった人?)が亡くなったとのことで追悼アンコールにG線上のアリア。

 アルプスSymでバンダが舞台上で吹くことは時々ありますが、音量でオケ本隊を圧倒したのは初めて聴きました。

 この後は池袋に移動しアングラ演劇へ、それはまた次の記事で。

2023年4月7日金曜日

飯守&シティフィル、矍鑠テンポのブルックナー8番

 祝・今井月復活の世界選手権代表!

 ほぼ終日の小雨、最低17度!最高21度と高め安定、非勤務日ゆえ朝寝して、午後ゆっくりと東京へ出てコンサート。4月から混んでいない電車はノーマスク乗車、でもかなりの少数派。

 聴いたのは飯守&シティフィルのブルックナー8番、先日このコンビのシベリウスプロを聴いた際、飯守翁の足元が覚束なかったので、「彼のブルックナー聴けるのも最後かも」と思い立ち急遽参戦。

 一昨日ホール入り口に掲示されていた「マスク推奨」同調圧力ポスターが無くなっており、安心しつつも小心者ゆえマスク着用し入場。周りを見て10人に1人はノーマスクだったので呼吸しやすい鼻出しマスクに移行して鑑賞。

 固定ファンの多い印象のあるシティフィル、しかも飯守翁のブルックナーとなれば満席かと思っていたらさにあらず、自分のいる貧民席こそ満席でしたが、S-Aあたりは半分しか埋まってません。

4月7日(金) サントリーホール
 飯守泰次郎&シティフィル ブルックナー Sym8番
Hr9(うちワーグナーチューバ持ち替え4、LAからは死角ゆえ推定),Tp3(全員B管かC管のピストン),Tb3、飯守はコンマスに付き添われて入場、退場時は別の介護者付、最初は立って指揮してましたがいつの間にか座ってました。テンポは中庸かやや速め、少し判りにくい棒でオケに時折乱れあり、第2-4楽章をほぼ続けて演奏、全体にブラスの鳴りはぼちぼち、ティンパニがまずまずのキレ、第3楽章終盤のワーグナーチューバがいい響き、終楽章ラストの「タタタン」が速かったのが印象的。

 このテンポ感からするとまだまだ健在かも。

2023年4月6日木曜日

タイトル意味深サスペンス - 秋吉理香子 「聖母」

 雨時々曇り、天候不順の割には終日暖かく、最低16度弱は今年最高、最高23度は今年最高タイ。

 本日は昨日の往き帰りに読了した本から、秋吉初期作品一気読み週間、「暗黒女子」「放課後に死者は戻る」に続く3作目です。

聖母 秋吉理香子
 猟奇的な少年の殺人事件を犯人?を含めた他視点で描くサスペンス。タイトルの意味が判る結末は素晴らしく、つい読み返したくなるあたり、確かにこれまで読んだ著者作の中では最高傑作です。

<< 以下ネタバレに付き未読の方は飛ばして下さい!! >>
 ただ不審者男性に対する母親の序盤の反応が少しおかしいです、旧知の相手の筈なのに。

2023年4月5日水曜日

意外と現代的サウンド、マナコルダ&読響のマーラー5番

 晴れ時々曇り、最高22.3度と昨日を上回る陽気、仕事を早めに抜けて東京に出てコンサート。

 サントリーで聴いたのは未知の指揮者マナコルダによるマーラー5番、マーラー室内管のコンマスだった人(ってことはアバド&ルツェルン祝祭管のマーラー6番の時もトップサイドあたりにいたのか)らしいのでちょっと期待です。

 ホール入り口には「マスク推奨」の同調圧力ポスターが!先週あたりからノーマスク参戦率上がっていたのにビビッてマスク着用して入場。でも客席を見渡せば根性あるノーマスクの人はチラホラといらっしゃいます。

4月5日(水) サントリーホール
 アントネッロ・マナコルダ&読響 ハイドン Sym49番、マーラー Sym5番
弦はプチ対向配置、長身のマナコルダは前半ハイドンは指揮棒も指揮台も使わず、透明感あるサウンド、第1楽章が緩徐楽章っぽかったり終楽章が一瞬で終わったりと独特な曲、第3楽章でHrにかなりのハイトーンがあったのが印象的。後半マーラーはHr7,Tp4(4番が女性、トップ以外はB管とC管(D管?)をマメに使い分け),Tb3、マナコルダは一転して指揮台に乗り棒を持って適度に粘りつつも明快な現代的サウンド、辻本Tpソロはあったまってなかった序盤を除けば堅実、第1-2楽章は続けて演奏、第3楽章で起立した日橋Hrソロは色気無いながら完璧、管のベルアップが忠実だったのと、第4楽章がトメ・ハネ明瞭な旋律だったのが印象的、終楽章陽気な表情の中に第4楽章を回想する箇所では柔和になる表現がアバドを想起、ティンパニ叩きっぷりよく、クライマックスはブラスもほどほど鳴っての大団円。

 サウンド的にはまずまず期待値通りの分厚さでしたが、表情的には期待したマーラーっぽさは薄めでした。

2023年4月4日火曜日

圧巻カメオと爆笑試写 - ザ・プレイヤー <'92>

 快晴、朝2度台と軽く冷え込むも日中は20度超とポカポカ。

 本日は先週観た映画から、Gyao駆け込み視聴のラストにして14本めは前回に続きいて未見の有名作落ち穂拾い。

ザ・プレイヤー <1992 米>
 T.ロビンス演じるプロデューサーを主人公にハリウッドの内幕をシニカルに描く内容、綺羅星の如くスターが本人役で登場するのは圧巻、冒頭細かいカット割りをセリフで批判しつつクレーンを使って8分の長回し(笑)。やや年取ったけどG.スカッキがノーブラでお色気ムンムン。風力発電の風景が印象的で、試写のシーンには爆笑。

2023年4月3日月曜日

グリーンカップ首都圏オープン4月2023

 爽やかな晴れ、最高17度とやや低め、非勤務日でグリーンカップ首都圏オープンに参戦、以前はツルツルだったグリーンテニスプラザのサーフェスがいつの間にか普通のハードになってます。

 1回戦シード選手にに0-6,0-6でボコられ終了、左利きサーブほぼ返せず(涙)。本日のノーアド取得率は0/1。

 本日貰ったアドバイス:
サーブのコースと確率をもっとよくすればキープできるようになる。

 帰り道久々に草加駅近くの名店を訪問。

2023年4月2日日曜日

連投指揮者と迫力Tbの白鳥の湖 - 田部井剛&東京楽友協会響

 阪神また勝った!秋山を5回まで引っ張った岡田采配の勝利か。

 深夜の雨は夜半に上がり、日中は曇り時々晴れ、最高17度と昨日より涼しめ。早起きして東京に出て午前テニス、午後アマオケと昨日と同パターン。

 麻布でテニスの後、錦糸町に移動して聴いたのはお馴染みのオケ、しかも指揮は昨日の演奏会と同じ方です。

4月2日(日) すみだトリフォニー
 田部井剛&東京楽友協会交響楽団 ウェーベルン 管弦楽のためのパッサカリア、ワーグナー "トリスタンとイゾルデ"前奏曲と愛の死、チャイコフスキー 白鳥の湖
 前半はHr4,Tp3,Tb3、指揮者のみならずTpトップも昨日と同じ奏者(笑)、最初のウェーベルンは要所で迫力、続くトリスタンは弦の厚みが今一つ。後半チャイコはHr5,Tp4(うち2本コルネット?),Tb3、15曲1時間強、第3幕終曲でのTbが大迫力、第4幕終曲ではティンパニが激しい打ち込み。アンコールはやはり白鳥からワルツで始まりコンミスソロを経て賑やかに終わる曲。

 まだ明るい内に茨城に戻り、近所のスーパーに寄るとピルクルが値上げ!しかも178円が218円って、人の道に外れてる気が…。で別のスーパー(西友)に行ったら何と3月一杯で閉店!(涙)

2023年4月1日土曜日

最凶アンコールのショスタコーヴィチ10番 - 田部井剛&みなとみらい21響

 快晴で最高20度強と最高のテニス日和、なのに寝坊(涙)、開始時間が11時と遅めなのにいつもの癖で早朝に目覚ましをセットしたせいで、「こんなに早く起きる必要無いじゃん!」と寝直した可能性大。

 焦って東京へ向かう道中、20度ってこんなに暑かったっけ、って感じの車内、自分が座る目の前3-40cmにはヘソ出しルックのお腹が、嬉しいような、所在無いような…。

 30分遅刻してテニスに合流、そして15分先に上がってコンサートへ。

4月1日(土) ミューザ川崎
 田部井剛&みなとみらい21交響楽団 プロコフィエフ ロミオとジュリエット、ショスタコーヴィチ Sym10番
 前半プロコはHr4,Tp3,Tb3、ドラ2つ、冒頭が大迫力、終曲の迫力はぼちぼち。「タイボルトの死」の無い第2組曲だったのでそれがアンコールと確信(←ハズレ)。後半ショスタコもHr4,Tp3,Tb3、第1楽章中盤はTbが迫力、第2楽章は約5分と遅め、終楽章もまずまずの迫力。アンコールはTpが4本に増え、指揮者および一部奏者がヘルメットを装着!して始まったのは何とモソロフ「鉄工場」(←このオケは以前やってます)、要所でHrが起立、Tbのグリッサンド、鳴り物ガンガンで狂乱のクライマックスへ。

 この後は飯田橋の東京日仏学院に行きダンスイベント観戦、ただストリートダンスのガチバトルと自分のテイストではなかったので早々に退散、神楽坂の新店を訪問してから家路へ。

2023年3月31日金曜日

自分探し、ならぬ自分殺し犯人捜し - 秋吉理香子 「放課後に死者は戻る」

 晴れ時々曇り、最高20度台と1週間ぶりに20度超でポカポカ陽気。昨日同様非勤務日ながら年度内に終えたい雑用があり午後職場へ。

 研究所へ向かう道中の歩道は桜吹雪でピンクの絨毯、構内ではシモクレンの紫の花、そして帰り道通った公園ではもうツツジの花が!

 本日は先週末に読んだ本から、秋吉作品まとめ読み第2弾にして第2作、文庫版カバー絵が前作「暗黒女子」とセットになっているのがお洒落。

放課後に死者は戻る 秋吉理香子
 崖から突き落とされた陰キャの少年が気が付くと意識がイケメン男子の身体に入っており、犯人捜しを始める青春ミステリー、成程と感じる伏線のみならず無理を感じる点もありましたが、前作より面白い仕掛けがあって楽しめました。

2023年3月30日木曜日

公開収録は"リバオケ"プロ - 横山奏&読響&荒井里桜

 晴れ時々曇り、最高19度弱とやや高め。非勤務日なれど雑用をしに職場に出てコーヒーを1杯。の後は東京に出て読響の公開収録へ。

 1月に飯守&シティフィルのシベリウスを聴きに行った際、ソリストVn荒井里桜が「美人で音がデカかった」と昔のブラス仲間に伝えたところ「有名だ、そして嫁が彼女のファンだ」とのこと。3月の読響の公開収録で彼女がチャイコンを弾くとの情報を得て、「当たれば彼が喜ぶだろう」と観覧抽選に申し込み見事当選!

 しかし!開演が午後6時と早く、健全な社会人(らしい)件の友人は参戦NG、でもテニス仲間にも荒井里桜のファンがいたので声を掛けると二つ返事で仕事早抜けして合流。

 オペラシティの3階正面でプロオケを聴けるのは久し振り。初めて聴く指揮の横山氏はやや独特の経歴の持ち主。

3月30日(木) オペラシティ
 横山奏&読響 ロッシーニ ウィリアムテル、チャイコフスキー VnC、ビゼー アルルの女、カルメン、エルガー 威風堂々第1番
演目はドラマ「リバーサル・オーケストラ」に因んだもの、最初のロッシーニはHr4,Tp4,Tb3、まずまずのキレと迫力、続いて男子アナと赤いドレスの荒井里桜が登場してトーク、の後のチャイコンは相変わらず凛々しい音、そしてアンコールにこれもドラマがらみでエルガー"愛の挨拶"。後半まずアルルの女はHr5,Tp4,Tb3とブラス多めでサウンドも重厚、続くカルメンではHr4,Tp3にやや縮小、エルガーでHr5,Tp4に戻り、パイプオルガンも加わり壮大な大団円、アンコールはニムロッド、じゃなくてラデツキー行進曲。  

2023年3月29日水曜日

女子高生の毒入りチョコレート - 秋吉理香子 「暗黒女子」

 晴れ時々曇り、最高17度台とここ数日より暖かめ、昼休みは4月から大学に移る同僚と最後の週一テニス、桜舞い散るコートが風情たっぷり。

 本日は先週読んだ本から、「自殺予定日」で初めて接した秋吉作品、初期作の方がずっと本領発揮、との評判ゆえ100円棚を眺めていると初期3作が揃っていたので即購入、まずは映像化もされている第1作。

暗黒女子 秋吉理香子
 女子高の文芸部長の"死"の謎を各部員が小説形式で考察する「毒チョコ」的展開、小説ゆえの虚実が入り交じるため多重解決の妙味は薄め、オチも想定内でぼちぼち。ただ映像化には向いてます。

2023年3月28日火曜日

ベトナム戦争物の古典 - プラトーン <'86 米>

 雨のち曇り、最高13度台とかなり低め、桜がかなり散ったかも。

 本日は先週末に観たGyao駆け込み視聴の13本目、最後の2本は有名だけど未見だった作品をチョイス。まずはこれ。

プラトーン <1986 米>  インテリ新兵の目を通してベトナム戦争の悲惨さを描く「ソルジャーブルー」「ディアハンター」の系譜に連なる戦争映画、O.ストーン監督の実体験に基づく内容とのこと、動的なカメラワークが印象的。ジョニー・デップが出ていて驚き。

2023年3月27日月曜日

今度こそ完結?のシリーズ第4作 - 東川篤哉 「魔法使いと最後の事件」

 曇り時々晴れ、最高15度台とほぼ平年ながら何となく寒々とした感じ。

 東大で研究会があり半年振りの背広、会場内が寒く指先がシビれたので、本郷通り沿いの新店を訪問した昼休みの後、午後のセッションはこっそり暖房をON。

 本日は先週読んだ本から。著者の数あるシリーズものの一つ、前作「さらば愛しき魔法使い」でマリィが姿を消してシリーズ完結!かと思いきやまさかのシリーズ第4作、今度こそ本当に最終作か。

魔法使いと最後の事件 東川篤哉
 これまでと同様倒叙物の短編4つ、トリックにキレを感じるものは無し(敢えて言えば「魔法使いと五本の傘」)、幕切れはどちらかと言うと前作の方がラストに相応しかった気がします。

2023年3月26日日曜日

アクション重視の映画版 - 彼岸島 デラックス <'16>

 連日の雨でテニスはまた中止(涙)、気温は最高13度台と昨日同様低め、コンサートや観劇予定無く、今年に入って初めて東京に出ない休日。

 ってことで暇になりまとめてGyao駆け込み視聴で映画鑑賞数本、まず12本目は10-11本目に続いて深夜ドラマの続編的映画、当然ドラマ版の内容はほぼ覚えてません。

彼岸島 デラックス <2016 日>
 冒頭ナレーションによるドラマ版(第1シーズン?)の要約があってからのスタート、連ドラ版よりアクションとCGに重点がある印象、ただ途中まではドラマで観た内容だった気も(第2シーズン?)、覚えてないけど。で、おい!ここで終わりかよ、って終わり方(笑)。

桜井美南は「なぞの転校生」からこの頃までよく見かけたのに今は何をしてるのでしょうか。

2023年3月25日土曜日

全裸の巨人 - 吉祥寺ダンスリライト vol.3

 雨の土曜日、錦糸町で上岡&新日のブルックナー8番を聴いた後、吉祥寺に移動してコンテ鑑賞、自分のB列が最前列でした。

3月25日(土) 吉祥寺シアター
 吉祥寺ダンスリライト vol.3
約30分×3演目、2演目後に休憩あり。
田村興一郎 「ENDLESS」
 公募ダンサーによる演目、4つのバケツに女3、男1のダンス、その中心に全裸の巨躯男、そこへ女2のダンスも加わる。
tantan 「Q&A」
 女2、例によって会話をバックに着替えながら踊り狂う。
大森瑤子 「おざなりちゃん」
 女6、前半3名怪しい被り物、最初のキレキレのソロが振付担当か。

上岡&新日、お別れのブルックナー8番

 朝からガチ降りで午前中のテニスは中止(涙)、2度寝してから雨の残る昼過ぎ東京に出て午後コンサート、夜コンテ。気温は昨日より10度下がって日中はほぼ9度台。

 午後まず聴いたのは上岡敏之の新日フィルサヨナラ公演、演目はアンケートで決定の由、マーラー7番に投票したのですがブルックナー8番に負けてしまいました。

3月25日(土) すみだトリフォニー
 上岡敏之&新日フィル ブルックナー Sym8番
Hr8(2列目に外人女性、ワーグナーチューバ持ち替え4名),Tp3,Tb4、弦はVn筆頭に気合が入っている印象、ワーグナーチューバトップがいい吹きっぷり、Hrトップは安定、Hrは全体でもなかなかの鳴り、Tpは終楽章ラストはもっと吹いて欲しかったところ。上岡は弱音を強調する音作り、遅めテンポながら約88分と予想の90分超えにはならず。起伏の大きかった第3楽章は要所で長めのパウゼ。終楽章は緩急の切り替えが明確。

 とても喧嘩別れ(?)したとは思えない程オケも熱がこもっていた感じ。このコンビ、マーラーは怪演、ブルックナーは少しだけ個性的、R.シュトラウスは普通、という印象があるので、やはりマーラーを全曲聴きたかったところです。

 この後は吉祥寺に移動してコンテ鑑賞、それはまた次の記事で。

2023年3月24日金曜日

キックボードOLと大人しめの緊縛 - 開座アトリエ公演 「湯守」

 曇りのち雨、気温高く最高22度弱、非勤務日を利して朝から東京へ。

 最寄り駅へ向かう際、目前には何故かキックボードで通勤する制服OLが、しかもそのスピードはこちら自転車とほぼ同じ。ま、近所の不動産屋の駐車場は社屋から500mも離れてるので気持ちはよく分かります。

 電車の中は冷房始めのダクトを通ったかび臭、および除菌に失敗した服が湿気を帯びて発する生乾き臭が混然一体と渦巻いておりオエッ。

 新宿の地下劇場で目の保養をしてから森下へ、時々訪れる舞踏公演です。

3月24日(金) 森下アトリエ
 開座アトリエ公演 「湯守」
女性2、男1の舞踏に加えて緊縛師、そして音楽は弦バスの約1時間20分、エロ度は今一つ。

2023年3月23日木曜日

リアル不二子は今 - 人狼ゲーム インフェルノ <'18>

 本日終了「しょうもない僕らの恋愛論」、中田青渚が絶妙な按配で可愛くてつい完投。「ここは今から倫理です。」「私のシてくれないフェロモン彼氏」の時は全くそう思わなかったのに。

 曇りのち雨、最高20度弱と気温は高め、Gyao駆け込み視聴11本目は前回に続き千葉テレで観ていたドラマの続編としての映画、今回は「人狼ゲーム ロストエデン」の続編です。

人狼ゲーム インフェルノ <2018 日>
 ドラマのダイレクトな続編で、これまでのあらすじも無し、特にヒネリも無く淡々と人狼ゲームが進む1時間35分、と短いのがいいところ。映画ゆえか描写もドラマよりやや過激になっています。

 本作の頃は色々と出ていたのに今は干されてしまった?小倉優香をまたどこかで見たいものです。

2023年3月22日水曜日

映画版は文系vs.理系 - 劇場版「リケ恋」 <'18>

 朝WBC決勝を観始めたら目を離せなくなり、そのまま仕事はサボり決定(笑)。

 前回優勝時(適度に救援に失敗し延長戦にしてイチローにもうワンチャンス)といい今回(微妙に打たれてトラウトに回るようにする)といい、ダルビッシュの演出力はある意味凄い。

 決勝後昼過ぎ職場へ行き、有休休暇届け提出。最高21.6度と昨日を上回る春の陽気に構内の桜は一気に満開へ。

 本日はGyao駆け込み視聴10本目、ちょっと前に千葉テレで観ていた連ドラの映画版、ドラマの内容はすっかり忘れているけど大丈夫か?

劇場版「リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~」 <2018 日>
 理系人間の恋愛を描くラブコメ、ドラマ版を序盤の10分でまとめていて親切な作り、ただ理系ネタはドラマで出尽くしており、新たに文系との対決を盛り込むも余り効果的とは思えず、とは言え1時間半弱と短いのがいい。

2023年3月21日火曜日

WBC準決勝の日に2番オケのマーラー6番 - 佐々木克仁&マーラーウェズンフィルハーモニック東京

 春分の日は晴れのち曇り、最高20度弱と春の陽気、早起きして東京へ、コロナ後初めてノーマスクで茨城から東京まで到達。さすがに都会の電車は各車両に2、3人はノーマスクの人はいますが、田舎のTX車中ノーマスクは自分のみ、ちょっと肩身が狭い。

 午前は芝浦でテニス、プレー中約1名は常にWBCメキシコ戦をスマホでチェック、他の全員は「結果言うなよ!」。

 午後は所沢でアマオケ、マーラー2番をやるために結成したオケとの由で今回が第2回演奏会、第1回は1番を演奏したとのこと、で今回は念願の2番、ではなくて何故か6番(笑)、合唱の必要な2番はコロナの影響で難しいのか、今月2度目のアマオケ6番です。

3月21日(火・祝) 所沢ミューズ
 佐々木克仁&マーラーウェズンフィルハーモニック東京 マーラー Sym6番
Hr8,Tp6,Tb4、弦がなかなかの響き、管はやや不安定、Tp,Hr両トップも不安定、Tbはまずまずの吹きっぷり、アンダンテは第3楽章(賛成!)でカウベルは最大時で6名!ハンマーは2度だった終楽章、終盤のシンバルの花は4組。

 帰宅後は留守録してあったWBC準決勝観戦、想像以上に激アツ、ウチの湯浅もシビレる場面で大変でした。

2023年3月20日月曜日

反転するサイコパス - 道尾秀介 「スケルトン・キー」

 晴れ、朝3度と軽く冷え込み、日中は最高19度弱と春の陽気。

 月末終了のGyaoのラインナップを見ていて単発ドラマに「探偵少女アリサの事件簿」<2017>なる作品を発見、早速視聴すると原作からキャラを借りただけのトンデモ脚本、舞台も溝ノ口じゃなくて絶海の孤島だし、しかも受けたら連ドラに、という魂胆ありありのラスト。単に(当時人気だった)本田望結に色んな演技をさせたかっただけかも。

 本日は週末に読んだ本から、著者の作品で1人称表記は珍しいかも。

スケルトン・キー 道尾秀介
 サイコパスを主人公とした1人称表記のサスペンス、一気に読めましたがヒネリはぼちぼち。

<< 以下ネタバレにつき未読の方は飛ばして下さい! >>
 章題の反転はネタ晴らしまで気付かず(涙)。双子ネタが判明した時点で、最後は片方が生き残り、さてどっちでしょう?とリドルストーリーになると確信、したけれど違った…(笑)。

2023年3月19日日曜日

老舗オケのダブル3番 - 寺岡清高&都民交響楽団のオネゲル&サン=サーンス

 晴れ、朝軽く冷え込んで0.2度、もう余りマイナス気温にならなくなってきました。早起きして東京に出て午前テニス。

 最高15度弱と暖かくなった午後は川崎へに行き、老舗アマオケでオネゲルとサン=サーンスのダブル3番。

3月19日(日) ミューザ川崎
 寺岡清高&都民響 オネゲル Sym3番、サン=サーンス 死の舞踏、Sym3番
最初の死の舞踏はHr4,Tp2,Tb3、Hrトップが上手。続くオネゲルは3管になりTpも3本に、まずまずの音響。後半オルガンもHr4,Tp3,Tb3、弦が分厚く、オルガンがデカい音(特に第1楽章後半)、終楽章Tpのハイトーン1クール目はしっかり(2クール目は下げた?)、ラスト1音はカネケン並に長め、アンコールはオルガンを活用してカヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲。

 ネットで楽譜を確認してみたら終楽章Tpの見せ場のディエスイレ音型のハイトーン、1クール目で既に3連符からオクターブ下げて、2クール目も下げたままで記されてます。では過去自分が聴いたことのあるオクターブ上のまま吹き切る、って演奏は違う版なんでしょうか。

2023年3月18日土曜日

Dance in ASIA - 「Dance Lab 2023」

 初台で高関&シティフィルのショスタコ7番を聴いた後、三鷹に移動し、初訪問ラーメン店を経由してコンテ鑑賞。

 アジアのアーティストと交流しながらニブロールが主催してきた企画「Dance in ASIA」を開始10年を境に「Dance Lab」と改名したとのこと。今回は台湾、オーストラリアとの共同製作がメインとのこと。

3月18日(日) SCOOL
Nibroll presents 「Dance Lab 2023」
ソロ、デュオ、群舞?など10分程度の作品から30分近いものまで色々4団体、最初の「The line」なる男性ソロが1番印象的。

高関&シティフィルの熱演ショスタコーヴィチ7番

 えっ!「すイエんサー」も終わるの?「Rの法則」亡き今Eテレはコレしか観てないのに…。

 朝からほぼ終日の雨、気温はほぼずっと6-8度台と低め、午前のテニスは中止、ゆっくり東京に出て午後からコンサート→コンテと昨日と同パターン。

3月18日(土) オペラシティ
 高関健&シティフィル カバレフスキー チェロ協、ショスタコーヴィチ Sym7番
弦は対向配置、前半の若々しいソリスト佐藤晴真はアンコールにしみじみ系、後半お目当てショスタコはHr5+4が左奥、右側のTp,Tbは2階R2列からは見えず(涙)。第1楽章ボレロ楽想、第1クールの弦が驚くほどのppp、終盤で木管が何度かベルアップ(要楽譜チェック)、音型が変わってからのアッチェレかなり激しめ、頂点の迫力もまずまず。Hrは全体で鳴りよく、終楽章クライマックスはTp最後にやや息切れ気味ながらまずまず豪快な音場。

 今回も場内アナウンスの感じからはノーマスク可、とは言えマスクしてない人は10人に1人もおらずビビッて着用、してましたが後半は隣の人が外したので便乗、これでノーマスク鑑賞2度目。

 この後は三鷹に移動してコンテ鑑賞、それはまた次の記事で。

2023年3月17日金曜日

エイリアンのミラーボールって? - 岩渕貞太 身体地図 「ALIEN MIRROR BALLISM」

 錦糸町で大植&新日のブルックナー9番を聴いた後、吉祥寺に移動して観たのはコンテンポラリーダンス。

3月17日(金) 吉祥寺シアター
 岩渕貞太 身体地図 新作ダンス 「ALIEN MIRROR BALLISM」
約1時間15分、男1+1、女4によるダンスは今一つインパクトに欠ける印象でしたが、2人のパーカッション奏者の生音が素敵。

大植&新日、意外と普通なブルックナー9番

 夜行バスは町田着、曇り時々小雨、早朝でも11度あれど日中最高14度強と余り上がらず。

 駅前の電源を取れるマックで昼まで時間を潰し、駅近くのラーメン店を初訪問後、錦糸町へ。

 平日マチネで聴いたのは大植&新日のブルックナー9番、大植だけに怪演に期待。

3月17日(金) すみだトリフォニー
 大植英次&新日フィル 小曽根真 Pf協「SUMIDA」、ワーグナー "ローエングリン"エルザの大聖堂への行進、ブルックナー Sym9番
前半の小曾根真の自作曲は大編成オケにPf、ドラムス、ベースが加わる約30分、そしてアンコールにもたぶん自作曲。後半まずワーグナーはHr4,Tp3,Tb3、やや遅めのテンポでたっぷり歌いつつの盛り上がり、迫力はぼちぼち。続くブルックナーはワーグナーチューバ持ち替えHr奏者4名が加わり、大植はテンポ遅め(約1時間強)ながら思った程では無し、判り辛い指揮で各所乱れありつつもそれなりのサウンド、第2楽章冒頭や第3楽章第2主題など弦が頑張ってる感あり、一方ブラスの吹きっぷりはぼちぼち、終楽章の不協和音の頂点はそれ程激しくなかった代わりパウゼは長め。ラスト1音が消えた後は10秒腕を上げたまま、さらに10秒使って腕を下げてゆき、ってところでまだ緊張を解いてないのに耐え切れず拍手を始める人がいて終了。

 期待に反し変な部分は少なく普通に立派な演奏でした。この後は吉祥寺に移動してコンテ鑑賞へ、それはまた次の記事で。

2023年3月16日木曜日

意外と重厚タッチ - 祈りの幕が下りる時 <'17>

 夜行バスは金沢着、晴れ、最高20度台とかなり高め、小松行きの北陸線での車内アナウンス「車内ではマスク、失礼いたしました、咳エチケットを」と言い直しており(笑)、マスクしなくていいみたい、と外しました。でも俺以外してるけど。

 夕方から雨、小雨の中墓参り、墓場の山手の河津桜は満開です。

 帰りの夜行バス車中で観たのがこれ、Gyao駆け込み視聴の9作目。

祈りの幕が下りる時 <2017 日>
 自身の出自とも絡む不審死に加賀およびレギュラーメンバーが挑みます。原作は凡作の印象があったのに脚色の妙か「砂の器」的な重厚なドラマになってます。烏丸せつこは胸の印象しか無かった(失礼)せいか本人と気付かず、桜田ひより→飯豊まりえ→松嶋菜々子のリレーが豪華、エンドロールはドラマ版「新参者」視聴者向けか。

2023年3月15日水曜日

大野&都響、コロナからの"復活"マーラー2番

 晴れ、最高17.6度弱と春の陽気が復活、非勤務日なれど雑用ありて職場へ、ついでに昼休みは同僚と週一テニス。構内のモクレンは大きな花びらを落とし始め、早咲きの桜は8分咲き。

 午後東京に出て旧友と落ち合い、ラーメン屋を経由して上野へ、コロナ後プロオケでは初めての"復活"です。

3月15日(水) 東京文化会館
 大野和士&都響 マーラー Sym2番
Hr7,Tp6(6番は終楽章に合流),Tb4、大野はアク少なめの表現で程々のメリハリ、第1楽章はより迫力が欲しいところ、楽譜指定の休憩無く始まった第2楽章はチェロ筆頭に情感豊か、この後に合唱と独唱が後方ひな壇に入場、第3楽章のメリハリはそれなり、終楽章になってやっとエンジンが掛かり、前半の迫力はなかなか、バンダのHr4本は前半と終盤の2度合流、Tp3本?はラストに合流し立って吹奏、"zu Gott"でスローダウンしたラストはまずまずの迫力、ただ電子オルガンはほぼ聞こえず。

 「ブラボーなどの掛け声はマスクをして」との場内アナウンス、ってことは無言ならマスクはいいのか!ってことで3年ぶりのノーマスク鑑賞、周りは全員してましたけど(笑)。

 この後はバスタ新宿に行き、夜行バスでスポット帰省。

2023年3月14日火曜日

ミステリー度ダウンのシリーズ第2作 - 東川篤哉 「かがやき荘西荻探偵局2」

 昨夜からの雨は午前中に上がり、午後には晴れ間も、最高気温は13度台と1週間ぶりに15度割れ。

 本日も週末に読んだ本から、著者お得意のユーモアミステリー、いくつかあるシリーズのうちアラサー女性3人組が活躍するシリーズの第2作、「ハッピーアワーは終わらない かがやき荘西荻探偵局」の文庫化による改題です。

かがやき荘西荻探偵局2 東川篤哉
 今回も家賃代わりに挑む謎は長めの短編で4つ、第1作はミステリー的に唸る作品(「洗濯機は深夜に回る」)がありましたが、本作は特に無し(涙)、ちと残念。ユーモア度は増しているのかも。

2023年3月13日月曜日

オリオン座で伊坂マジック - 伊坂幸太郎 「ホワイトラビット」

 曇りのち雨、午前中は昨日までの陽気が残り18度に達するも昼過ぎ雨が降り出してからは降下する一方、夜には久々に強い雨。

 本日は週末に読んだ本から、その前に読んだ「火星に住むつもりかい?」が微妙に物足りなかったため2週連続して伊坂作品を手にした次第。

ホワイトラビット 伊坂幸太郎
 ある立てこもり事件の顛末を軽妙に描くクライムサスペンス、お馴染みキャラ泥棒の黒澤も出てきます。元ネタ「レ・ミゼラブル」に因んでか著者が文中に出しゃばる趣向にややイライラしますが、久々に伊坂マジック炸裂の快作、もう少し演出を工夫すればもっとサプライズが味わえたのに、とも感じますが著者の力点はそこには置かれていない模様。

2023年3月12日日曜日

節目の20回にゲストコンマスのブルックナー4番 - 金山隆夫&カラーフィルハーモニック・オーケストラ

 池袋でマーラー6番を聴いた後は荻窪へ、未訪ラーメン店を経由した後はブルックナー4番、よく聴いているオケですがいつの間にかもう20回、節目にジュリアード出のゲストコンマスを迎えるとのこと。

3月12日(日) 杉並公会堂
 金山隆夫&カラーフィルハーモニック・オーケストラ ブルックナー Sym4番
Hr5,Tp3,Tb3、最初からブラスが重厚な吹きっぷり、ゲストコンマス率いる弦も重心低いサウンド、ティンパニの打ち込みも鋭く、終楽章ラストまで鳴りのいいサウンドを満喫。

6番かぶりの午後、充実サウンドのマーラー6番 - 和田一樹&アマデウス・ソサイエティー管弦楽団

 晴れのち曇り、最高18度台とここ数日程ではないにせよ春の陽気、乳酸菌を変えたお蔭か花粉症の症状は軽め。

 早起きして東京に出て午前テニス、午後からはアマオケのハシゴ、と昨日と同じ行動パターン(笑)、しかも今日はマーラー6番にブルックナー4番と重量級のダブルヘッダー。

 午後はあろうことか同じ時間帯にアマオケのマーラー6番がかぶっており(涙)、無料招待サービスがあった方を迷わずチョイス、ワグネルのOBOG中心のオケ、このオケではずっと昔に5番を、10年程前に2番を聴いてます。

3月12日(日) 芸術劇場
 和田一樹&アマデウス・ソサイエティー管弦楽団 ブリテン 4つの海の間奏曲、モーツァルト VnC4番、マーラー Sym6番
最初のブリテンはHr4,Tp3,Tb3、Tp1名ピッコロ使用、弦はプチ対向配置で弦バスが10本!ただ全体にキレと迫力は今一つ。続くモーツァルトのソリストは長身の崎谷直人、アンコールにバッハ?のしみじみ系。後半マーラーはHr9,Tp7,Tb4、冒頭から重厚な低弦、両端楽章の行進曲風の楽想はテンポ速め、長短2本を使い分けるトップを筆頭にTpがベルアップしていい吹きっぷり、Tbも豪快、Hrも要所で迫力、和田氏はアンダンテの第2楽章はオケとの呼吸が合わず叙情性は薄め、冒頭のティンパニが豪快だった第3楽章スケルツォはテンポの変化激しく怪演、アタッカで入った終楽章はこれでもかというほどの音の波、パーカッション激しく、ブラス吹きまくり、ハンマーは立方の箱を木槌で叩く2回、シンバルの花は2輪、音が消えた後の黙祷は5秒未満、充実のサウンドでした。本日のMIPは小柄な2ndTb。

 この後は荻窪に移動してブルックナー4番へ、それはまた次の記事で。

2023年3月11日土曜日

創立5周年、合同オケのショスタコーヴィチ7番 - 山上紘生&クラースヌイ・フィルハーモニー管弦楽団×目白フィルハーモニー管弦楽団

 都立大でラフマニノフ2番を視覚&聴覚で楽しんだした後、蒲田へ移動、新規ラーメン店を訪問してから聴いたのは共に創立5周年を迎えた2つのオケの合同演奏会、メインは昨夜に続いてショスタコーヴィチ7番!
3月11日(土) アプリコ
 山上紘生&クラースヌイ・フィルハーモニー管弦楽団×目白フィルハーモニー管弦楽団 キース・エマーソン タルカス、ショスタコーヴィチ Sym7番
前半のELPは吉松隆編、Hr6,Tp4,Tb3、Hr後列の女性がMIP、15分位Tpがハイトーンを吹きまくっていて後半持つのか心配。後半ショスタコは本隊+バンダは舞台上、左手脇にHrが2列で5+4、左最後列にTpが1列に3+3、右手最後列にTbが2列で3+3、弦はプチ対向配置、バスクラソロがいい音色、前半吹きまくっていたTp2名は本隊の2nd3rd、体力温存するべく抑えるところは抑えつつも要所はまずまずの吹きっぷり。第2楽章後に再度音合わせ、終楽章最後のTbはなかなか豪快で昨夜よりやや上だったかも。アンコールは無し。

美貌のコンミス率いる俊英オケのラフマニノフ2番 - 村上史昂&スコペルタフィルハーモニー交響楽団

 快晴、最高20度弱と4日連続春の陽気、乳酸菌変更2日目、昨日よりやや症状強めながら一昨日までよりかなりマシ。

 朝東京に出て午前テニス、午後はアマオケのハシゴ。まず聴いたのは初めてのオケ、藝大生中心の団体とのこと。

3月11日(土) めぐろパーシモン
 村上史昂&スコペルタフィルハーモニー交響楽団 チャイコフスキー 幻想序曲「ロミオとジュリエット」、ラフマニノフ Sym2番
最初のチャイコはHr5,Tp2,Tb3、美貌のコンミス率いる音域順に並ぶ弦がさすがの響き、そのせいかオケ全体でも分厚い響き。後半ラフマニノフはHr5,Tp3,Tb3、相変わらず弦が厚くいい響き、管も全パート安定、ブラスもまずまずの鳴りで壮大なクライマックス。アンコールに有名なポルカを風船などの演出付きで、ここでもサウンドはゴージャス。

 この後は蒲田に移動して連日のショスタコ7番へ、それはまた次の記事で。

2023年3月10日金曜日

卒業記念のショスタコーヴィチ7番 - 榊真由&リアン・フィルハーモニック・オーケストラ

 春の陽気に新宿で観劇した後、みなとみらいへ。

 聴いたのは例年この時期に各大学の卒業生で組織されるオケ(3年前はマーラー6番を聴いてます)、今年のメインはショスタコーヴィチ7番です。

3月10日(金) みなとみらいホール
 榊真由&リアン・フィルハーモニック・オーケストラ サン=サーンス "サムソンとデリラ"バッカナール、ガーシュイン パリのアメリカ人、ショスタコーヴィチ Sym7番
最初のサン=サーンスはHr5,Tp4,Tb3、迫力はそこそこ。続くガーシュインも入れ替わりつつ本数同じ、ややごちゃついてリズムにキレ無し。前半のMIPは2ndVn第1列の女神。後半ショスタコは本隊Hr4,Tp5,Tb4、バンダHr4,Tp3,Tb3、Hrは4本ずつ左右に分け、Tp,Tbはそれぞれ左右にズラリ並べる形、全体に迫力はぼちぼち、アンコールはキャンディード、Hr8,Tp8,Tb7で演奏される同曲は壮観。前半の女神が1stVn後方プルトに下がったため、後半のMIPは美人ピッコロ奏者。  

バグパイプの調べにのせた狂気 - 劇団俳小 「マギーの博物館」

 乳酸菌ドーピングに今年から採用のビオフェルミンでは花粉症が治まらず、慌てて去年まで使用していた製品をネット注文し昨日到着、早速接種すると症状はかなり緩和、やはり1錠当たりの菌数が重要か。

 晴れ時々曇り、未明になっても気温は15度あり、日中の最高は23度と3日連続して春の陽気。非勤務日を活用し東京に出て観劇とコンサートのハシゴ。

 まず新宿で観たのはいつもややマイナーな海外作品を採り上げる劇団、今回はカナダ作品とのこと。

3月10日(金) サンモールスタジオ
 劇団俳小 マギーの博物館
ある娘を通して炭鉱労働者の生活を描く休憩15分を挟み計2時間15分、舞台装置が立派でバグパイプが効果的。全体にトーンが暗めで演出なのか脚本なのか劇的な出来事は全てナレーションで済んでしまうため盛り上がりに欠ける印象。

 この後は横浜まで遠征して学生オケのショスタコーヴィチ7番、それはまた次の記事で。

2023年3月9日木曜日

写真と雄大な景観、でも続編ちゃうやん - もっと猟奇的な彼女 <'16>

 晴れ、朝の最低4度弱と高め、午後は今年初めて20度超だった昨日を更に上回り最高22.9度!と5月中旬の陽気、出勤後この春2度目のくしゃみの発作約20発。ビオフェルミン1日10錠に増やしても効果無しか…。

 e-TAXによる確定申告終了、今年の追徴金は5700円、去年はクレジットカード払いにしたけど、今年は手数料無しのコンビニ払いにトライ。

 本日はGyao駆け込み視聴の8本目、大好きな「猟奇的な彼女」の15年振りの続編、そんなのあったんだ!と観始めたところ、画のテイストの違いにデータをチェック、おいおい、監督ちゃうやん。って言うか韓国映画ですらないやん(中華寄りの中韓合作)。

もっと猟奇的な彼女 <2016 中韓>
 前作の彼女とは冒頭で離別、幼い頃の初恋の人と再会して新たな恋が始まるラブコメディ、前半は平凡でしたが後半になりやっとドラマがスタート、そこで登場する藤井美菜が可愛く撮れてます。写真が効果的、そして雄大な自然が印象的。共通キャストの主人公はさすがに老けたけど、(数々の韓ドラで見る)お母さん役が変わらないのが凄い。

2023年3月7日火曜日

近未来の魔女狩り - 伊坂幸太郎 「火星に住むつもりかい?」

 晴れ、朝は1度強と平年並みながら日中は最高18.7度と春の陽気、昼休みは同僚と週一テニス、いつもと違うコートで隣が林だからか、今年最初のウグイスの声。

 本日は先週末読んだ本から、著者お得意のディストピアものです。

火星に住むつもりかい? 伊坂幸太郎
 魔女狩りの如く"平和警察"によって拷問&処刑が行われる近未来の仙台を舞台としたサスペンス、著者作にしては伏線回収の鮮やかさなど軽め、ただラストの盛り上げ方はなかなか。文庫版の巻末解説(ぼくりり)も秀逸。

2023年3月5日日曜日

鼻水つるつるダンスつうつう - UDC22 「つうつう」

 ミューザでアマオケのシェエラザードを楽しんだ後は神楽坂へ、8大学33名のメンバーが集うダンスイベントです。

3月5日(日) 神楽坂セッションハウス
 UDC22 -つうつう-
それぞれの大学によるパフォーマンス(たぶん)に加えて合同のパフォーマンスもあり休憩を挟んで約1時間半、花粉症による鼻水を気にしつつ色々なダンスを楽しみました。

朗々Tpのシェエラザード - 森口真司&FAF管弦楽団

 曇り時々晴れ、のち小雨、最低3度台と高く最高12度弱はほぼ平年、花粉症でくしゃみの発作、止まらなくなったのは数年ぶり。やはりビオフェルミン5錠では菌数が足りないのか…。

 早起きして東京に出て午前は2か所でテニス、最初のコートが久我山と千歳烏山の中間、次のコートが千歳烏山と成城学園の中間で、結局久我山から成城迄約1.5km×4でトータル6㎞歩きました。

 テニスの後は本日もコンサートとダンスのハシゴ、まずは成城から南武線経由で川崎に行きアマオケのシェエラザードへ。

3月5日(日) ミューザ川崎
 森口真司&FAF管弦楽団 チャイコフスキー ロミオとジュリエット、モーツァルト Sym31番、R=コルサコフ シェエラザード
最初のチャイコはHr4,Tp2,Tb3、Tpがいい吹きっぷり、アングレがデカい音、続く苦手モーツァルトは睡眠タイム、目をつぶると弦がいい響き。後半シェエラザードはHr5,Tp3,Tb3(女性2名)、森口氏の重厚な棒の下、女性Tpトップが朗々たる吹きっぷりでぶっちぎりのMVP、Tbソロは何故か3連符をスラー、アンコールは無し。

 この後は神楽坂に行き学生ダンスイベントへ、それはまた次の記事で。

2023年3月4日土曜日

黒と赤 - レンカ&加藤崇之

 みなとみらいで小泉&神奈フィルの噴水と松を聴いた後は阿佐ヶ谷に移動、ラーメン屋や古本屋など街をぶらついた後ライブハウスへ、舞踏とギターのセッションです。

3月4日(土) Yellow Vision
 Duo Session レンカ (dance) & 加藤崇之 (guitar)
電子音を操るギター奏者のアヴァンギャルドなサウンドとのインプロセッション約30分×2、前半は黒ブラショーパン、後半は赤ワンピ、後者が若干エロス度あり、ただニップレス?

小泉&神奈フィルのローマの松、噴水

 晴れ、朝は1度台と余り冷え込まない早朝、東京に出て午前テニス、午後はコンサートと舞踏のハシゴ。

 午後横浜に出て聴いたのは小泉&神奈フィルによる噴水&松、前プロがやや謎、3部作にしてくれればいいのに…。

3月4日(土) みなとみらいホール
 小泉和弘&神奈フィル シューマン Sym1番、レスピーギ ローマの噴水、ローマの松
前半シューマンはHr4(トップ含め女性3名),Tp2,Tb3(トップはアルトTb)、Tp,Tbトップの並びは身長差30㎝超、初めて聴く曲かと思えば聴き覚えのあるフレーズ多数。後半まず噴水はHr5(女性4名!),Tp3(3rd女性),Tb3(2nd女性)、トレヴィの迫力今一つ、続く松では本隊の本数同じながらTpトップが巨躯奏者に交替、降りた奏者はバンダか、と思いきや既にオルガン左にTp2、右にTp2,Tb2がスタンバイ、ならばカタコンブのソロか、そのソロは舞台裏にしては明瞭に聞こえてかつ上手、ただTb,Hrの迫力は今一つ、ジャニコロの鳥は音源か、アッピアは読響メンバーも入るバンダがなかなかの迫力、とはいえクライマックス全体の迫力はぼちぼち、ただラスト1音は長めで朗々。

 隣席おじさんがずっと指で"指揮"しておりそれが視界の隅に入り集中出来ないことこの上無く、(かと言って目を閉じると寝ちゃうので)後半はメガネにティッシュを掛け視界を狭めて事無きを得ました。

 この後は阿佐ヶ谷に移動して舞踏鑑賞、それはまた次の記事で。

2023年3月3日金曜日

シリーズ第4作は初の長編? - 長岡弘樹  「風間教場」

 晴れ、朝マイナス2.4度と冷え込み、日中は最高12度強とほぼ平年。

 本日は先週末に読んだ本から、「教場」「教場2」「教場0」に続くシリーズ第4作は初の長編、短編の名手のイメージのある著者が長編でどんな輝きを見せるのか注目。

風間教場 長岡弘樹
 長編ならではの趣向を期待したんですが一つの期の入学から卒業までを複数の謎をちりばめて描く内容は単に初期2作と同じ、しかも謎のレベルはかなり薄味に。新しいのは初めて風間の視点になっていることのみ。全編を通じた謎はあるにせよそれは連作短編でも同じこと、シリーズに馴染んだ人ゆえの感慨を除けば著者の作品としては水準以下の感。

2023年3月2日木曜日

元妻マギーは懐かしの - リンカーン弁護士 <'11>

 「忍者に結婚は難しい」に瀧本美織がゲスト出演、「Sister」ネタに爆笑、他局なのに。

 朝晩に雨、昼は晴れて連日の最高19度と春の陽気、の昼休みに同僚との週イチテニス。

 本日もGyao駆け込み視聴の映画から、これで7本目、M.コナリーのリンカーン弁護士もの第1作の映画化、原作読んだのは7-8年前でもう内容覚えてません。

リンカーン弁護士 <2011 米>
 車を事務所にする弁護士ハラー、美味しい事件かと思ったら予想外の方向に転がり、自分の身にも危険が、ブレるカメラが独特で、マリサ・トメイが懐かしい。ただ脱がないのならベッドシーンは不要、翌朝のシーンで十分かと。原作とどの程度違うかは忘れてますが、起承転結もしっかり。あとハラーがボッシュの家みたいな所に住んでる。

2023年3月1日水曜日

意外と忠実なリメイク - キャリー <'13>

 晴れ、昨日の高温を受けて朝の最低2度台と高く日中の最高19度と高値更新、遠方よりお客さんありその対応で終日。

 本日はGyao駆け込み視聴6作目、先週と同様リメイク物、オリジナルのデ・パルマ版「キャリー」<'76>はホラー/ショッカーとして以上にいじめをテーマとした青春映画として名作と感じており、ダンスシーンなどいつも泣きそうになります。

 それを超えるのが難しい上、主演がクロエ・グレース・モレッツなので観る前から脱ぎ無し確定、よってテンション低めでの視聴。

キャリー <2013 米>
 スローモーションを含めびっくりする位忠実なリメイク(アレは無いけど)、デ・パルマへのオマージュでやってるんならOKですが、強いられたのなら監督可哀想。クロエ・グレース・モレッツは頑張ってましたがシシー・スペイセクじゃ相手が悪い。ジュリアン・ムーアはパイパー・ローリーと同じくらい怖い。スー役はエイミー・アービングとタイプが違うので独自テイスト、ワルの2人はナンシー・アレン&トラボルタと比べると弱く、何よりトミー役がW.カットと比べるとカッコよくないのが難点。とは言え終盤の車のシーンなど上回っている場面もあり。

2023年2月28日火曜日

シベリウス、5番忘れて2番を聴く - 角田鋼亮&新日フィル

 晴れ、朝マイナス2.4度と冷え込み、日中は昨日より更に上がって今季最高18.6度と日較差20度超、風も強かったので春一番か。

 非勤務日、夜は芸劇でコンサート、なので早めに池袋に出てまず午前中は1000円カットシャンプー付き、税込1100円が1300円に値上がりしててビックリ!

 午後地下劇場で目の保養をしてから夕刻芸劇へ、指揮の角田氏を聴くのは初めてかも。

2月28日(火) 芸術劇場
 角田鋼亮&新日フィル チャイコフスキー "エフゲニー・オネーギン"よりポロネーズ、VnC、シベリウス Sym2番
最初のポロネーズはHr5,Tp2,Tb3、弦にキレ無く、ブラスの吹きっぷりはぼちぼち。続くVn協のソリストは赤いドレスの服部百音、緩急強めの表現、堂々とした振舞いでアンコールに指クルクル系。後半シベリウスはHr5,Tp3,Tb3、Hrがまずまずの吹きっぷり、角田は時折軽く粘るも基本オーソドックス、弦がよく鳴り、ブラス全体の迫力はぼちぼち、ラストのTpはもうちょっと吹いて欲しいところ。アンコールにチャイコ弦セレ第2楽章。

 今日のボケ老人:
FMの留守録(ラトビア国立響のシベ5など)セットを忘れる…(涙)。

2023年2月27日月曜日

贅沢な中編 - ジェフリー・ディーヴァー 「死亡告示」

 まだまだ冬晴れ、朝はマイナス3.4度と冷え込み、日中どんどん上がって最高13.9度と春の陽気。

 そのせいか鼻水ぐすぐす、くしゃみ数回、乳酸菌ドーピングとして今年新たに採用のビオフェルミン1日5錠では菌量が足りないのかも。

 本日は週末に読了した本から、読み始めてから知ったのですがディーヴァーの第3短編集を2分割したものの後編で、前編は未入手。

死亡告示 ジェフリー・ディーヴァー
 短編4つ(うち1つはライム物)と中編1つ、後者の「永遠」が素晴らしい。最初は短編ネタ?と思って読んでいたら、しまいには長編に出来る内容を中編にするなんて勿体無い!と感じる始末。短編では「カウンセラー」の2度美味しい感じが印象的。

2023年2月26日日曜日

タコオケの激烈4番初稿付き - 長田雅人&オーケストラ・ダスビダーニャ

 晴れ、朝マイナス2.5度と軽く冷え込む中、東京に出て午前テニス。

 最高11度とほぼ平年の午後はアマオケへ、例年熱い爆演を聴かせてくれるショスタコ専門オケダスビ、今回の4番は10年前に続き2度目(オケとしては3度目)ですが、何とその存在すら聞いたこともない4番の初稿も演奏されるとのこと。

2月26日(日) 芸術劇場
 長田雅人&オーケストラ・ダスビダーニャ ショスタコーヴィチ 主題と変奏、PC第2番、4番の断章、Sym4番
最初の若書き曲はHr4,Tp3,Tb3、ハイバリみたいな普通の変奏曲で木管が不安定でパッとしない演奏。続くPCのソリストは長尾洋史、アンコールが無くてホッ。後半は初稿の断片を含めた4番でHr8,Tp4,Tb3,Tuba2、最初の断章は陰鬱に始まって第3楽章にも使われた盛り上りの途中でプツッと終了、そして本編はさすがの激烈サウンド、Hrはソロやや不安定ながら全体では迫力、Tpは今一つ、Tbはさすがの迫力でソロも見事、ティンパニも迫力、アンコールは無し。

 帰り道、月が遥か上方に去った後、金星と木星が接近中。

2023年2月25日土曜日

人魚姫の諸相 - マルチリンガル演劇実行委員会 「人魚姫の海、街、空」

 昨日電車で向かいの人が持っていた携帯はレンズが5つ!3つですら不思議だったのに何で5個もレンズが要るの?

 曇り時々晴れ、最低3度弱最高12度強と昨日同様やや高め、視界が3-40m程しかない濃霧だった早朝東京に出て午前テニス。

 午後は池袋で観劇、20年振り?に大勝軒訪問後、公演までの時間潰しに区立図書館へ、カードを作らないと(原則)机にも座れないのでまずカード作成。

 図書館で2時間弱過ごした後観たのは「人魚姫」をモチーフにした複数ステージがセットになった企画、昨年末の同団体による試演「人魚姫の庭」が評判だったので参戦。

2月25日(土) あうるすぽっと
 マルチリンガル演劇実行委員会 アートなテーマパーク「人魚姫の海、街、空」
前日譚や後日譚を含め人魚姫のお話にインスパイアされた内容の劇3本(一つは歌あり朗読劇)、それらの合間に原作の朗読やコンサート(ダニーボーイには感涙)もあって盛り沢山の半日、同じ話を視点を変える趣向もあり、ややエロな衣装が素敵、うずめ劇場の女優さんも!

2023年2月24日金曜日

緊縛と朗読の夜 - 開座アトリエ公演 「末黒の芒」

 曇りのち雨、最低2度最高12度台とやや高め、非勤務日、夜は東京で舞踏を観る予定。

 どうせ暇だしと朝から出掛け、初めて訪れる新宿の地下劇場へ、お目当てのダンサーが代役になっていて残念、ただ「ヴァンパイアホスト」のあの方のスライムは観られました。

 夕方外に出ると想像以上に本格的な雨!の中、定期的に公演が開催されている森下の会場へ、駅から歩く5分でびしょ濡れ。

2月24日(金) 森下アトリエ
 開座アトリエ公演 「末黒の芒」
座付き舞踏家2名に加えてゲスト3名+緊縛師と豪華メンバー、脱ぎ&着衣緊縛に朗読にと盛り沢山な内容の1時間半?を満喫。

 帰りの都営線のアナウンス「ただいま冷房を使用しております」マジか、2月の夜に。

2023年2月23日木曜日

春季ロイヤルSCオープン2023

 曇りのち晴れ、朝はプラス気温と冷え込み無く午後の最高14度弱と高め、早起きして東京に出て午前テニス、の予定が試合(日程は前日発表!)と重なったため、コートの手続きは人に託して春季ロイヤルSCオープン2023へ。

 2次予選1回戦ブロック下シードの若者に2-6,3-6で敗退、最近ノーアドの試合が多かったためデュースを久々にいっぱい(殆ど取れなかったけど)。サーブ&ボレーにトライして約1年、半分程度キープ出来たのは初めて。

 今日貰ったアドバイス:
・大事なポイントで凡ミスが多い。
・サーブ&ボレーは嫌だったので続けること。

 昼には暇になったので大宮に行き後輩の団体戦の応援、こっちもボロ負け(涙)。

 日没直後の帰り道、西の空で木星-三日月-金星と縦に並ぶと思いきや、月の移動距離が思ったより大きく遥か上方に。ま、30日で1周するとすれば360/30=12度で、ばかにならない角度だから当然か。

2023年2月22日水曜日

エンドロールの戦車競走 - ベン・ハー <'16>

 えっ!タモリ俱楽部終わっちゃうの!超ショック…。

 連日の冬晴れ、朝-5.2度とかなり冷え込み、日中は10度に届かず、昼休み「寒いのも今日までかな」と言いながら同僚と週イチテニス。

 夕方西の空に三日月と金星が並び、上には木星が、明日はこの3つが縦に並ぶのか。

 本日は先週観た映画から、Gyao駆け込み視聴5作目、子供の頃から4-5回は観た「ベン・ハー」<'59>(主人公の名前がジューダ→ユダ→ジュダと観る度に変わった(笑))、今世紀になってリメイクされてたとは知りませんでした(日本未公開とのこと)。ま、'59年版も3度目の映画化らしいですが。

ベン・ハー <2016 米>
 2時間強とコンパクトになっているので1959年版が未見ならアクション大作として十分楽しめるのでは。海戦シーンはたぶんパワーアップ、戦車競走はさすがに勝てないけれど実写多め(その分エンドクレジットの戦車競走(笑)はVFXたっぷり)で迫力満点。ただ現代劇風の音楽はかなり違和感。ロケか特撮か不明ですが、エルサレム?の街並みが凄い。ただ引き回しのシーンはGOTの影響を受けてるかも。メッサラが結構いい奴(刃車付戦車使ってません)でそれが独自のラストに上手くハマってます。

2023年2月21日火曜日

業を抱える者たち - 石持浅海 「罪人よやすらかに眠れ」

 冬に逆戻りの冬晴れ、朝マイナス2度台と軽く冷え込み午後最高8度台と低め、寒暖を繰り返して徐々に春へ。

 本日は週末に読んだ本から、いつも独特の味を出す著者の短編集です。

罪人よやすらかに眠れ 石持浅海
 ある館に引き寄せられた人々の業をお得意のロジックで暴く6編、巻頭作など1つだけを読むなら展開の意外性で傑作レベルと感じましたが、いかんせん同趣向が続くためその印象も薄れ、やや無理筋のロジックも数編あってトータルではぼちぼち、でも十分楽しめました。

2023年2月19日日曜日

安定のラフマニノフ - 小森康弘&オーケストラ・エレティール

 曇り時々晴れ、朝冷え込まずプラス気温、早起きして東京に出て午前テニス、午後は予報通り20度まで上がって春一番は吹くのか。

 期待程の暖かさは感じなかった午後は聴きたいアマオケが同時間帯に3つ、うち2つが共にシベリウス1番&6番と奇跡のかぶり!でも聴いたのはその2つとは違うこちら、電通大オケOB中心に発足した団体による生誕150周年オールラフマニノフプロ。

2月19日(日) ティアラこうとう
 小森康弘&オーケストラ・エレティール ラフマニノフ ジプシーの主題による奇想曲、Sym2番 前半は若書きのレア曲でHr5,Tp2,Tb3、Hrがソロも全体もいい吹きっぷり、くどいラストのシメにTpのトリッキーなパッセージ。後半2番はHr5,Tp3,Tb3、コンミス率いる弦がまとまったいい響き、第3楽章は振幅大きな表現、終楽章ラストも豊かな響き、アンコールは定番ヴォカリーズ。

 終演後は紀伊國屋書店前へ、昨日観たマコンドー「さらば箱舟」に失望して2枚目のチケットを掲示板半額譲渡、その引き取り手との待ち合わせ。

 結局気温は18.2度まで上がるも、春一番は感じず、どうやら南北(神奈川と東京以北)で気候が違ったらしい。

2023年2月18日土曜日

野毛でうっふ - 米澤一平&カナキティ

 吉祥寺で寺山、いや寺山インスパイヤ劇を観て不満爆発しつつ桜木町に行き、野毛こうじ沿いにあるカフェバーでの舞踏パフォーマンスへ。

 初めて訪れる場所で分かるかなぁ、と歩いているとお店の前で演者2名が佇んでいるのを発見。

2月18日(土) 博物館 Cafe&Bar うっふ
 米澤一平&カナキティ 「サーカスBar 野毛うっふsession」vol.57
電子音の約30分、踊るカナキティ、着物の下はニップレスや前貼りも透けるベージュのアンダー、なのでエロ度まずまず。

 ほんのちょっと機嫌が直って帰途へ。

寺山じゃなくて唐? - オーストラ・マコンドー 「さらば箱舟」

 晴れ、朝マイナス2.6度と軽く冷え込み、日中は15度超とポカポカ陽気、朝東京に出てテニス、いつも通りの電車に乗りいつも通りに行動したのに何故か10分遅刻、キツネにつままれた気分。

 午後からは演劇と舞踏のハシゴ、まず午後は吉祥寺で新春ハダカ週間最終戦、新年に映画で観た寺山修司の映画「さらば箱舟」の舞台版、同劇団10年程前の初演では貞操帯がパカッと外れてその後全裸で演技したとのこと、なのでハダカ週間にエントリー、しかも気合を入れて2公演予約しての参戦。

 しかし!チケット取った後に「初演と全く違う内容」との情報公開され、不安でいっぱい。

2月18日(土) 吉祥寺シアター
 オーストラ・マコンドー 「さらば箱舟」
ある言語学者が自分のルーツを求めて自己出生前の両親のいる旅劇団にタイムスリップする休憩無し2時間半、A列潰して自分の座るB列が最前列、テラヤマ臭無く普通の演劇、脱ぎ無し、セットもほぼ無し、大掛かりなのは自動車だけ、しかもラストの借景には「唐十郎かよ!」とツッコみたくなりました。

 これで今週間の成績はトータル3敗2分け、「話ちゃうやろ」と思いつつ横浜へ、それはまた次の記事で。

2023年2月17日金曜日

IoTのシリーズ第12作 - ジェフリー・ディーヴァー 「スティール・キス」

 晴れ、朝マイナス3.5度と冷え込むも、午後最高11台と高め、仕事はお休み、夜はサークルの後輩のお通夜。

 買い物に午後家を出ると気温より暖かく感じ、防寒具をダウンコートからウォームアップに変更し、夕方東京へ。西の空に浮かぶのは金星と火星か(←木星でした)。

 斎場の最寄り駅の千歳船橋で降りるのは(たぶん)初めて、なので近場で評判のいいラーメン屋を訪問、極上の鶏白湯を賞味したのち会場へ。

 焼香が2列しかなく待ち人の待機列で大渋滞、実際には焼香ではなく1輪花を手向けるスタイル、その花が無くなった際、既に手向けられた花を回収&再利用したのには驚き。

 本日はその往き帰り読了した本から。ディーヴァーのライム物の第12長編です。

スティール・キス ジェフリー・ディーヴァー
 事情があってライムとサックスは別行動、その序盤は話が地味でしたが徐々に真骨頂、今風にITと関連する事件のツイストに加え、意外な所からのツイストもあり、終わってみれば全体的にまずまずの出来でした。

 ディーヴァーで平均レベル、ってことは一般的にはかなり面白い、って印象です。

2023年2月16日木曜日

キャスト変更で冷え込み - serial number 8.0+0.5 「BUG」

 冬晴れ、朝は強烈に冷え込んで-6.8度と今季2番目、日中も最高7.7度と余り上がらず。

 仕事はお休み、昼前から東京に出て午後は新宿で観劇、新春ハダカ週間第4戦です。

 アシュレイ・ジャッドで映画化もされている(「燃える昆虫軍団」<'75>とは違います、念のため)舞台で昨秋上演される筈だった公演(自分も買ってました)、キャストを一新しての仕切り直し上演、確実にチケットを取るため敢えて平日マチネをチョイス。

2月16日(木) サンモールスタジオ
 serial number 8.0+0.5 「BUG」
中年女性の元に転がり込んできたイケメン男性、彼が「虫がいる」「この虫は国家組織に埋め込まれた」と騒ぎ始め、彼女にもそれが見えてきてやがてカタストロフへ、という休憩無し約2時間、脱ぎ無し、演出もぬるめで陰謀論にハマってゆく流れにリアリティが感じられず、医師役のもぐもぐが印象的。

 これで2敗2分け、ヒロイン変更で演出が当初より大人しくなってしまったのかも。物凄ーく不満が残ったので池袋の地下劇場で目の保養をしてから夜帰宅。

2023年2月14日火曜日

今は亡きスター - 猿ロック THE MOVIE <'10>

 冬晴れ、朝マイナス2.1度と軽く冷え込み、午後最高10.7度とやや高め、ただ風が強く暖かさは感じず。

 昼休みの壁打ち後ドラッグストア購入した豆乳1l入り3パック、夏場だと帰宅まで研究室の冷蔵庫に一時保管するのですが持ち帰るのを忘れること多く、冬なら外は冷蔵庫と同じ、と自転車のカゴに入れたままに(この作戦は今冬3度目)。

 しかし!夕方帰宅時に見るとカラスに食い破られてます(涙)、3パック中2パックも。去年までの職場で1度やられてるのに学習しないボケ老人。

 本日は3月終了Gyao駆け込み視聴4作目、個人的には好きなドラマ(特に黒川智花の扱い)でしたが深夜枠かつヒットしたとも思えない作品、の何故か作られた映画版、もしかしたら原作漫画(未読)が人気作なのかも。

猿ロック THE MOVIE <2010 日>
 どんな錠でも開ける主人公"猿"がヒロインのためにひと肌脱いてトラブルに巻き込まれるサスペンスアクション、TVシリーズファンおよびヒロイン比嘉愛未ファン向けの印象で、大画面を意識してかアップが多め、今は亡き芦名星が懐かしく、ローエングリン第1幕前奏の使い方に笑いました。

2023年2月12日日曜日

ダンスいろいろ12組12色 - I.O Dance Flame 2023

 みなとみらいで歴史あるアマオケで祝典と松を聴いた後、急いで両国のダンスイベントへ、残念ながら開演に間に合わず、それでも1演目め途中から案内付きで入場、想像以上に満席で最後列の隅っこ(涙)。

2月12日(日) シアターχ
 I.O Dance Flame 2023
休憩を挟んで前後半短い演目が6組ずつ、前半の鴻巣明史「fiamma」と永瀬訓子「鶏と蛇と豚」が印象に残りました。

創立90周年記念の祝典と神Hrのローマの松 - 鈴木衛&横浜交響楽団

 晴れ、朝は零度台と冷え込み甘く、午後は予報通りぐんぐん上がって今季最高16.7度!と春の陽気、早起きして東京に出て久我山で午前しっかり練習。

 コート近くの梅林公園、ひと月前にもう紅梅が咲いていたのに、白梅はまだ咲き始めに見えます。

 練習を早めに抜けて午後からはコンサートと舞踊のハシゴ、場所が横浜&両国と離れており時間的に微妙、ただコンサートの方は軽めのプログラムなので連投可能と判断。

 まずはみなとみらいで古参アマオケのローマの松、かなり歴史ある団体ですが聴くのは初めて。パンフを見ると創立90周年!それも凄いけど今回の定期が第721回!ってのも凄い、年8回平均か…。新響って第何回だろう…(←調べてみると創立67年、定期260回、ずっと少ない)。

2月12日(日) みなとみらいホール
 鈴木衛&横浜交響楽団 横浜市歌、チャイコフスキー VnC、ショスタコーヴィチ 祝典序曲、レスピーギ ローマの松
90周年記念とのことで長ーい演説、さらに慣例とのことで指揮者の解説、これで20分、横浜市歌のオケ編の後にチャイコVn協、ソリスト池澤卓朗はアンコールにバッハ、長い。この時点で1時間以上経過し目論見は完全崩壊(涙)、後半祝典はHr5,Tp4,Tb3、オケは全体的にそこそこ安定、Hr1stアシが何故か途中退場、ストか?ではなくてたぶんバンダへの合流、そのバンダはオルガン前にHr4,Tp3,Tb3でなかなかいい鳴り、本隊Tpもいい吹きっぷりでまずまずの迫力、続くレスピーギはHr6,Tp3,Tb3、Hrトップが馬鹿ウマ、ボルゲーゼ荘でHrトップの全音符が聴こえたのはプロアマ通じて初めて。ジャニコロの鳥は指笛?ブッキーナは3LAにTp2、3RAにTp2,Tb2、アッピアの迫力もまずまず。

 普通に演れば1時間3-40分のプログラムが2時間に達し、アンコールを聴かずダッシュで両国へ、それはまた次の記事で。

2023年2月11日土曜日

キャスト変わっても血染めニップル - Project Nyx 「ストリッパー物語」

 サントリーで学生オケのマーラー1番を聴いた後、下北へ。

 新春ハダカ週間の第3戦はアングラ系劇団によるつか作品、2年前に観た作品の再演で演出が同じならば引き分けは期待出来ます。がメンバーは変わっているだけにどうなるかは見てのお楽しみ。

 会場にスズナリになって自由席から指定席へ、不安を感じつつも劇団に発売日10時予約したお蔭かA列中央、ニコニコしながら席に着いたら目の前にベンチ席が!しかも同じ座高、泣きました。

2月11日(土) ザ・スズナリ
 Project Nyx 「ストリッパー物語」
顔ぶれは半分程度?変わってますが、基本的な演出は2年前と同じ、主役の女優さんは急遽の代役とのこと、なのに堂々とした演技も踊りも歌も見事、お目当て血染めストリップシーンも女優さんが変わったのに前回通りでHAPPY。

 新メンバーの心意気に感謝しつつ家路へ、これで1敗2分け。

MIP2名のマーラー1番 - 川本貢司&ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ

 雨は夜半に上がり、爽やかな晴天、朝の最低-0.7度、日中の最高13.7度とポカポカ、早起きして東京に出て午前テニス。

 初めて訪れた区営コートは前日の雨の影響でサーフェスがびしょびしょ、テニス開始前にコート脇のファミマwifiでロッテルダムフィルの最安席をGET。

 午後からはコンサートと演劇のハシゴ、木場駅近くで未訪問ラーメン店を訪れてからサントリーへ。聴いたのは学生オケの雄によるマーラー1番。

2月11日(土) サントリーホール
 川本貢司&ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ ベートーヴェン コリオラン、サン=サーンス 死の舞踏、マーラー Sym1番
最初はベートーヴェン、続くサン=サーンスはHr4,Tp2,Tb3、ここでの小顔のティンパニが前半のMIP、後半マーラーはHr9,Tp5,Tb3、Hrの隣に専業補助Tb、第3楽章冒頭の弦バスはソロ、終楽章のミュート早業ファンファーレはTpはアシと分業、Tbは最後の1音をかなりサボる作戦、全体的に安定した演奏で弦はまずまずの鳴り、ただブラスはもう一吹き欲しいところ、クライマックスは9人Hrが補助Tb、5thTpと共に楽譜通りに起立しまずまずの盛り上がり、後半のMIPは美人4thFl。

 うーん、ワグネルならもっと出来るのでは、という感の残るマーラーでした。この後は下北に行きアングラ劇、それはまた次の記事で。

2023年2月10日金曜日

夕立とベトナム戦争 - ラブストーリー <'03>

 ほぼ終日の雨、朝の最低マイナス2.6度にして日中ほぼ零度台と寒々、本降りになった夜は2度台まで上昇。

 本日は3月終了Gyao駆け込み視聴3作め、「猟奇的な彼女」の監督によるラブストーリー、原題は「夕立」で韓国の人には初雪と同様意味のあるタイトルらしく、そっちの方がよかった気がします。

ラブストーリー <2003 韓>
 主人公とその親の恋が並行して語られる構成、序盤ヒロインが見つけた写真からの流れが美しく、フォークダンスや列車のシーンが印象的、ただ説明が多く2時間超は少し長い(この監督の特徴?)、「夏の香り」と同じ頃?のソン・イェジンは2役を演じ、下から撮っても可愛い、音楽も素敵。ただラストは少しやり過ぎかも。

 恥ずかしながら韓国がベトナム戦争に派兵していたなんて知らなかったです。5000人近い戦死者を出しているのか…。

2023年2月9日木曜日

犬を飼うということ - 甲斐ファクトリー 「愛犬家」

 冬晴れ、朝マイナス2度弱、午後10度強とやや高め、仕事は休み、朝寝&昼壁打ちしてから東京に出て観劇。

 6年程前に観た旗揚げ公演の再演、主催者より「大幅に改訂して、よりスケールアップしてお届け」とのメールがあり、眼福シーンがあったことを思い出しその点でのスケールアップに期待しての参戦、場所もアングラの聖地ザムザだし(笑)。

2月9日(木) ザムザ阿佐ヶ谷
 甲斐ファクトリー 「愛犬家」
時間軸を前後しつつある一家の悲劇を描く休憩無し約1時間45分、忘れているのでどこが変わったか不明ながら、犬の立ち位置などより分かりやすくなった分、荒削りなダークさが減った感あり。脱ぎ度も減少(涙)。

2023年2月8日水曜日

母の歌声 - ピーピング・トム 「マザー」

 晴れ、最低1度台最高12度台と今日も暖か、昼休みは同僚と週一テニス。

 夜は東京に出て三茶へ、新春ハダカ週間第2戦はコロナで延期になっていた海外カンパニーのダンス?公演です。

 開演前に寄った未訪問ラーメン店を出ると外は本格的な雨、聞いてねえよ!

2月8日(水) 世田谷パブリックシアター
 ピーピング・トム 「マザー」
A,B列を潰していて自分のD列は実質2列目、美術館?を舞台に出産から葬儀までの諸相を劇ともダンスともつかない独特な表現で魅せる休憩無し約1時間半、冒頭いきなりショスタコ8番終楽章コーダ、豊満なおっぱいを見せてくれたマザーの歌声が素敵、子役は本国なら演出は少し異なるのかも。出られなくなったキャストの代役が湯浅永麻!さすが海外カンパニーは凄い。

 終演後さすがに雨は上がってました。これで1敗1分け。

2023年2月7日火曜日

自殺と幽霊 - 秋吉理香子 「自殺予定日」

 晴れ時々曇り、最低3.5度、最高は今年最高15.5度と3月下旬の陽気。

 本日は先週末読んだ本から、著者の作品を読むのは初めて。

自殺予定日 秋吉理香子
 父の死を他殺と疑う少女が少年と出会い自殺を思いとどまり1週間限定で真相の調査へ、予想されやすいかもしれませんがヒネリもしっかり、ただ死の真相が判ってから(その説明が)少し冗長かも。

 著者は反転ものが得意との評判ゆえそう思って読んでいると、ちょっとあざとさが足りない、と言うか書きっぷりが良心的かも。ともあれ、本作は小品的味わいとのことなので、本領発揮とされる作を100円棚で見つけたら即買いすることにします。

2023年2月6日月曜日

豪華生演奏とスイカ男 - 万有引力 「草迷宮」

 晴れ、朝の最低マイナス1.3度と冷え込み軽め、日中は最高14.2度と予報通り春の陽気、花粉症の症状もやや高め。

 向こう2週間は新春ハダカ週間で今夜はその第1戦、仕事はお休みし、負け戦に備えて川崎で目の保養をしてから高円寺へ。

 観劇したのはお正月に映画版を観た寺山修司作品、正統な後継者による舞台化です。

2月6日(月) 座・高円寺
 万有引力 「草迷宮」
休憩無し約1時間半、A-C列をほぼ潰しており自分のD列が実質最前列、映画版に無いくだりもありつつ、共通する部分はほぼ忠実(スイカ男!)、だっただけに手毬少女と女力士が服を着ていたのは残念。録音済み音源の音量がデカ過ぎて琴(箏)、琵琶、ドラムス(シーザー!)、Vnなど豪華生演奏とのバランスが悪い。

 まず1敗(涙)。

2023年2月5日日曜日

関西弁の騎士道&道化師 - アーサー・フィッシュ&読響

 冬晴れ、朝-2.8度と軽く冷え込むも日中は連日の11度台と暖かめ、少し朝寝してから東京に出て昼前後テニス。

 テニスを早めに上がり午後は芸劇シアターオペラへ、オペラとしての演目に特に興味は無かったんですが、演出が独特でダンス多め、特に出演者の川村美紀子が気になっていたところ、最安2000円が掲示板に多く出ていたため前日GET急遽参戦。

 もぎり前で知人を待っていると、ミッチーがノーマスクで颯爽と登場!

2月5日(日) 芸術劇場
 アーサー・フィッシュ&読響 マスカーニ カヴァレリア・ルスティカーナ、レオンカヴァッロ 道化師
前半は「田舎騎士道」、オルガンを使うのに反射板が降りていて何故?と思っていたらここに字幕を投影、しかも超意訳の関西弁字幕も別途舞台装置に投影、これがめちゃおもろい!オケピットがほぼ舞台レベルで音は開放的、歌手はダンサーとセットで2人1役、チンバッソを含むブラスは辻本、日橋など充実メンバー、フィッシュは要所でオケをよく鳴らし、合唱も含めて迫力の大音響、歌手ではテノールのA.パロンビがド迫力。後半「道化師」もサウンドは同じ印象、演出はラストで何と客席通路に来ての刃傷沙汰。

 両作とも初めて観ましたが、内容もサウンドもザ・ヴェリズモって感じ。個人的注目の川村は浮浪者役で狂言回し的パート、有名な間奏曲ではケツまくり小便!

2023年2月4日土曜日

倍管TpとメリハリHrのシェエラザード - 石毛保彦&Orchestra HAL

 曇り時々晴れ、朝0.3度と久々のプラス気温、早起きして東京に出て午前練習。

 最高11度台とやや暖かだった午後はアマオケへ、団名のHALは「対話を重ねながら紡ぐ音楽(Harmony Achieved through Language)」に因むとのこと。

2月4日(土) めぐろパーシモン
 石毛保彦&Orchestra HAL バラキレフ イスラメイ、R=コルサコフ スペイン奇想曲、シェエラザード
最初のバラキレフはリャブコフ編、Hr4,Tp4,Tb3、悠々テンポのせいか難曲のイメージ無し、ティンパニがキレよし。続くスペイン奇想曲ではTpが2本に減少、迫力はぼちぼち。後半シェエラザードはHr4,Tp4,Tb3、倍管のTpがまずまずの吹きっぷり、Hr、Fl、Fgソロなど存在感、第2楽章コーダの入りでのHrの強奏など各所でメリハリ、MIPは美人2ndFl、アンコールに聴いたことのないR=コルサコフの行進曲風の曲。

2023年2月3日金曜日

殺すよ - 猟奇的な彼女 <'01>

 曇り、最低マイナス0.3度、最高6.3度と日較差小さめ。

 3月終了のGyaoで駆け込み視聴2作品め、ラインナップにメジャー作品が少ないGyaoにしては珍しいヒット作、冒頭からの流れが「僕の彼女を紹介します」<'04>とどの程度整合性があるのかチエックしようと観始めたところ(意外と途中まで整合性アリ)、1度観たのについ最後まで観てしまう羽目に。

猟奇的な彼女 <2001 韓>
 個性的な彼女に振り回される男を描くラブコメ、アップに堪えるチョン・ジヒョンがやはり魅力的、驚くことに9割方内容を忘れており、最後はまたウルウル。2時間超と長いのでシナリオの映像化部分(まあ、ここが映画らしい点なのですが)を全て省けば90分程度の丁度いい長さになる気も。

2023年2月2日木曜日

もはや古典?低予算脱出サスペンス - CUBE <'97>

 連日の冬晴れ、最低-1.3度と冷え込み甘め、最高10度弱とほぼ平年。

 Gyaoが3月で終了するとのことで「時間がある時に観よう」と放置していた作品を慌てて視聴、まずは本作、その後「バイオハザード」など色々な映画に影響を与えたと思われる今や古典?サスペンスです。

CUBE <1997 カナダ>
 理由も分からず謎の構造物に閉じ込められた男女数名の脱出サスペンス、共感できる登場人物がいないのが独特で、90分とコンパクトなのが素晴らしい。部屋の色に(ほぼ)意味がなかったのはちと残念。

2023年2月1日水曜日

醒井さん登場 - 桃尻娘 ラブアタック <'79>

 冬晴れ、朝-5.5度と冷え込み強く、日中最高13.3度と日較差20度に迫る勢い、ポカポカ陽気の昼休みは同僚との週イチテニス。

 本日は先週(無料トライアル中)U-NEXT視聴した映画から、にっかつによる「桃尻娘」シリーズ第2作、第1作に比べると段違いによい画質で快適でした。

桃尻娘 ラブアタック <1979 日>
 主人公が友人のためバイトに励むお話、ブロック崩しが懐かしい。竹田かほりの脱ぎ度は減ったけど、醒井さんが脱いでくれて嬉しい。

2023年1月31日火曜日

シリーズ番外編は都市名限定? - 米澤穂信 「巴里マカロンの謎」

 連日の冬晴れながら朝の最低-2度台と4日振りにマイナス5度割れせず、ただ日中の最高7度台とやや低め、まだまだ冬終わらずの感。

 本日は週末に読んだ本から、米澤穂信の小市民シリーズ第4作、刊行当時はから11年もの間が空いて待望の新作、だったらしいのですが「冬期限定」ではなくて時系列が戻っての短編集、番外編的扱いか、よってタイトルもクイーン「国名シリーズ」風。

巴里マカロンの謎 米澤穂信
 主人公二人が決裂する前、1年生の頃のお話が4編、どれもそれなりに楽しめましたが、「伯林あげぱんの謎」の人を食った伏線が印象的。

 本作で新キャラとして妹分の秋桜さんが登場するのですが、レーン4部作をシメるための駒として「Zの悲劇」でサム・ペーシェンスを導入したように「冬季限定」に必要な駒なのでは、とつい勘繰ってしまいます(←ペーシェンス・サムだった…)。

2023年1月30日月曜日

2023千葉オープンTTC大会2月

 冬晴れ、昨日ほどではないにせよマイナス5度と冷え込む中、今年の初戦千葉オープンTTC大会2月に参戦、1回戦第1シードの学生に0-6,0-6で瞬殺、デュースにすらならないシバかれっぷり、よって帰りは駅まで3㎞罰walk、途中日陰に雪が残っていて驚き、柏って…。

 今日貰ったアドバイス:
勢いのあるボールを浮かずにしっかり返せるようにするべし、そうすればネットプレーも活きてくる。

2023年1月29日日曜日

今季最高の冷え込みにグラズノフ4番 - 小久保大輔&ラスベート交響楽団

 連日の冬晴れ、朝は-7.5度!と今季最高の冷え込み、の中東京に出て午前テニス。

 最高8度台と昨日よりは少し上がった午後、荻窪で聴いたのはグラズノフを継続的に取り上げているロシア語名オケ、今回は4番です。

1月29日(日) 杉並公会堂
 小久保大輔&ラスベート交響楽団 メンデルスゾーン 静かな海と楽しい航海、サン=サーンス アルジェリア組曲、グラズノフ Sym4番
最初のメンデルスゾーン、Tpの隣にTbは不在、代わりにオフィクレイドなるレア楽器がいてビックリ!見たのは2度目位か。続くサン=サーンスはHr4,Tp4(うちコルネット2),Tb4、ブラスまずまずの吹きっぷり。後半のグラズノフはHr4,Tp3,Tb3、終楽章コーダでのTpハイトーンがキマってました。パーカッションが大挙入場してアンコールもグラズノフ、何だか賑やかなバレエ音楽。

2023年1月28日土曜日

カーチュン&日フィルの暑苦しいラフマニノフ2番

 オペラシティで高関&シティフィル"英雄の生涯"を聴いた後、カーチュン&日フィルのラフマニノフプロのためダッシュでみなとみらいへ、とは言え前者が14時開演、後者は17時開演(←何故こんな中途半端な時間)のため少々無理があり、前半のPf協3番は間に合わず、とは言え協奏曲は興味が無いので無問題。

 ホール着は30分過ぎ、余裕でまだPC3番をやっており、終わったのが50分!ソリスト小菅優はアンコールもやっていたので前半だけで60分弱!

1月28日(土) みなとみらいホール
 カーチュン・ウォン&日フィル ラフマニノフ Sym2番
後半2番はHr5,Tp3,Tb3、譜面台を使わないカーチュンは各フレーズをしつこいくらい細かく指示し、動き回りつつ時折ジャンプ!低弦をかなり強調していたのが印象的、第3楽章など細かく指示し過ぎて流れが悪くなったかも、ブラスはHr,Tpなど吹きっぷりよく、終楽章最後の頂点も弦よりブラスを強調するスタイル、拍手に応えてアンコールに熊蜂の飛行。

 くどい位のカーチュンの細かい指示はマーラーに向いてると思われ、今後日フィルとどんどん演ってくれそうで楽しみ。

 終演後は先にホール入りしていた友人と合流しドックヤードガーデンでタイ飯、「ドッグ(犬)」かと思っていたら船の「ドック」だったんですね。

高関健&シティフィル、端正な英雄の生涯

 冬晴れ、朝は冷え込んで今年4度目のマイナス5度割れ、早起きして東京に出て午前テニス。

 午後からはコンサートのハシゴ、まず初台で新規ラーメン店を探訪してから聴いたのは高関&シティフィルによる英雄の生涯。ホール到着時は高関のプレトーク中でした。

1月28日(土) オペラシティ
 高関健&シティフィル ベートーヴェン "献堂式"序曲、PC3番、R.シュトラウス 英雄の生涯
前半の苦手ベートーヴェンは睡眠タイム、最初の序曲はTbがいて驚き、続くPf協のソリストは身重の小林愛実、アンコールが無くてホッ。後半お目当てR.シュトラウスはHr9本(←プレトーク情報、3階Lからは見えず),Tp5(全員男),Tb3(2nd美人奏者)、弦はプチ対向配置、高関は標準テンポで端正な音作り、Tpが1st,4thともまずまずの吹きっぷり。戦いを告げるファンファーレは舞台上でミュート使用、戦争部分の迫力はそれなり、業績部分での振幅大きい表現が印象的。

 その後ダッシュでみなとみらいへ、カーチュン&日フィルのラフ2です。それはまた次の記事で。

2023年1月27日金曜日

珍しい女性主人公 - 道尾秀介 「スタフ staph」

 曇りのち雨、最低マイナス2度弱と冷え込み緩んだ代わり、日中は最高6度弱と寒め。

 本日は今週2度の東京通いで読んだ本から、著者にしては珍しく女性が主人公です。

スタフ staph 道尾秀介
 離婚を機に新しくキッチンカーを始めた女性が巻き込まれるドタバタ犯罪劇、この著者だけにヒネリは楽しめますが計画にやや無理があってミステリーとしてはいま一つの感ながら、人間ドラマとしてはお得意の子供をからめてまずまずかも。

2023年1月26日木曜日

チョン&東フィルのブルックナー7番

 冬晴れ、朝冷え込んで今年3度目のマイナス5度割れ、日中の最高も9度弱と低め。

 東京に出て夜はブルックナー7番東西対決の第2弾、チョン&東フィルです。かなり前に聴いたこのコンビの8番は豊麗な演奏でした。7番はどうでしょう。

1月26日(木) オペラシティ
 チョン・ミュンフン&東フィル シューベルト 未完成、ブルックナー Sym7番
前半シューベルト、Hr2本なんですね。第1楽章提示部第2主題のチェロがかなり抑え気味だったのと、展開部開始の低弦トレモロの強調が印象的、ラスト1音はディミヌェンド、続く第2楽章は振幅大きな表現。後半お目当てブルックナーは最後列に左からHr5,専業のワーグナーチューバ4、その前列にTp4,Tb3、チョンは標準テンポ、各パート丁寧に指示を出していた尾高とは違って個別指示はしない一筆書きスタイル、第1楽章コーダのアッチェレはやや強め、第2楽章の抒情性ぼちぼち、第3楽章の躍動感は高め、Tpの吹きっぷりよく全体に豪壮サウンド、10数年前の8番の時ほどの迫力ではないにせよ似た印象です。掟破りのブラボーを叫ぶ人あり(←と思ったら声出し自体は解禁されたとのこと、タイミングはフライングでしたが…)。

 7番東西対決、ブラスの鳴りはこちらに軍配。

2023年1月25日水曜日

雪のオールロケ - 桃尻娘 ピンク・ヒップ・ガール <'78>

 曇り時々晴れ、朝の冷え込み-4.5度、日中ほぼ0-1度台と今季1番の寒さ、室温8度も今季最低値、昼休み凍えながら同僚との週一テニス、夕方は歯医者、通院2度で無事終了。

 本日は31日間無料キャンペーン中U-NEXT視聴した映画から、フジのTVシリーズに感動して原作を読んだのは確か学生の頃、この映画版はそれよりかなり前、ほぼ原作刊行時のにっかつ作品、妙に画質が悪かったのが残念。

桃尻娘 ピンク・ヒップ・ガール <1978 日>
 冒頭の狩人で大爆笑、レナちゃんが友達に振り回されるお話、予算が少ない筈なのにほぼオールロケ!雪まみれで苛酷なロケをこなす竹田かほりは偉大、脱ぎ役の友達はナイスバディだけど、うーん。原作とは違う話になってますが、オチが可愛い。

竹田かほりの抱えるキャンバス地のスーツケースが自分が上京時に買った物と酷似していて個人的ツボでした。

2023年1月24日火曜日

初雪の日に尾高&大フィルのブルックナー7番

 曇り時々雨か雪、朝はプラス気温、日中は最高10度強とぼちぼちながら、夕方から気温は急降下して夜半にはマイナス2度台に。

 夜は東京でコンサート、なので仕事は休みにして早々と出掛け、日中は川崎の地下劇場で目の保養。

 夕方サントリーへ、今週はブルックナー7番による東西対決があり今夜がその第1ラウンド、尾高&大フィルの引っ越し公演です。去年もこのコンビはブルックナー、5番を聴かせてくれました。

 今月は何故か前プロに邦人現代作品がカップリングされるケースが多く(これで4公演目!)、個人的にはシンドいです。

1月24日(火) サントリーホール
 尾高忠明&大フィル 池辺晋一郎 Sym10番、ブルックナー Sym7番
前半邦人作品はHr5,Tp3,Tb3、現代的な響きながらそこそこ聴ける約18分、9番を書いても健在で10番に進めてよかった。後半ブルックナーはHr5,Tp3,Tb3、TbとTubaの後方に専業のワーグナーチューバ4名、そのワーグナーチューバが安定度高く、この曲から登場の美人Tbトップは相変わらずいい吹きっぷり、尾高はそこそこ精力的にオケをドライブ、Vnをよく鳴らし、オケ全体でもまずまずの重厚サウンド、ただ何となく去年の5番より低弦が薄い印象、終楽章コーダに向けて寄せては返す盛り上がりの設計も見事、ラスト1音が消えてからも会場は5秒程の静寂、お行儀良いお客さんでした。

 深夜の帰り道、自宅最寄り駅の周りは所によりうっすらと雪、初雪か。家の室温も9度と今季2度目の10度割れ。

2023年1月23日月曜日

不思議のパラレルワールド第1作 - 小林泰三 「アリス殺し」

 曇り時々雨、朝マイナス0.4度と冷え込み甘めながら日中は最高5度台と寒々。

 本日は先週末読んだ本から、著者の長編は初めて。

アリス殺し 小林泰三
 現実世界と「不思議の国(および鏡の国?)のアリス」の世界がリンクして起きる連続殺人、その特殊ルールを巧妙に使ったトリックに引っ掛かってつい読み返したくなりましたが、本歌?を意識した文章が苦手だったので読み返す気は起きず(笑)、ただ「アリス」の基本知識がない(←自分です)と気付かない伏線あり。終盤のグロ描写が筆者の真骨頂と思われます。

 本作が評価されたせいかその後シリーズ化されてますが、次作以降は未入手。

2023年1月22日日曜日

ティラミス、歌、詩的なセリフ - 劇団東京座 「血の婚礼」

 錦糸町でアマオケのマーラー9番を聴いた後中野に行き観劇、チケットプレゼントに当選しての参戦、観たのはスペインでは古典らしい「血の婚礼」、映画やフラメンコを含めタイトルはよく見かけるのですが観たことはなく、どんな話か知りません。

 中野駅の南西に小劇場が集まる一角があり時々そこへは行きますが、今回の会場は南口を出て反対方向、なかのZEROに向かう途中にある地下劇場、初めての訪問です。

1月22日(日) 中野あくとれ
 劇団東京座 「血の婚礼」
休憩無し1時間55分、ヒロインの婚礼の日に元カレが起こした騒動が引き起こす悲劇、実際に起こった事件がヒントとのこと。セットはシンプルながら垂れ布を効果的に使用、詩的なセリフが多くシェイクスピの如き古典の趣、原作がそうなのか演出なのか、題名から想像した血なまぐさいシーンは皆無。登場人物が唐突に食べるティラミスが美味しそうでお腹がグーッと鳴り、婚礼前の歌が素敵でした。

新春のマーラー9番 - 森口真司&フライハイト交響楽団

 冬晴れ、朝は4-5日振りのマイナス気温、日中も最高8度強と低め、早起きして東京に出て午前テニス。

 昨日会場で一緒になったのとは異なるテニス仲間に「昨日のソリスト可愛かったんだけど」とレポすると「荒井里桜はN響との共演でも素晴らしかった」とのこと、やはり有名らしい。

 午後錦糸町で聴いたのはアマオケによるマーラー9番、よく大曲をやってくれる団体で少し前のマーラー6番3番は見事でした。今回の9番はどうでしょう。

1月22日(日) すみだトリフォニー
 森口真司&フライハイト交響楽団 バッハ 前奏曲とフーガ、マーラー Sym9番
最初のバッハはシェーンベルク編でHr4,Tp4,Tb4、Hrトップがマスクしたままの演奏でびっくり(特殊な穴あきマスク?)!Tpが抜群の吹きっぷりで全体でも大迫力。後半マーラーはHr4,Tp3,Tb3、各パートそこそこ安定し、Tpトップはここでもいい吹きっぷり、終楽章後半クライマックスなどかなりの音量、静々と進んだコーダ最後の一音が消えた後の黙祷は10秒程度、アンコールは無し。

 この後は中野に移動して観劇、それはまた次の記事で。

2023年1月21日土曜日

B管1本のペトルーシュカ - 鈴木衛&アウローラ管弦楽団

 飯守&シティフィルのシベリウスプロで骨太サウンドと美人ヴァイオリニストを満喫した後、ミューザに移動して聴いたのは都内にいくつかあるロシア語名オケのうちの一つによるオールロシアンプロ、特に前プロのハチャトゥリャンのレア曲が楽しみです。

1月21日(土) ミューザ川崎
 鈴木衛&アウローラ管弦楽団 R=コルサコフ スペイン奇想曲、ハチャトゥリアン 「バレンシアの寡婦」組曲、ストラヴィンスキー ペトルーシュカ
女性は色とりどりのパーティドレス、最初のR=コルサコフはHr5,Tp2,Tb3、Hrソロがエロくて見事、ここのFlトップが本日のMIP、全体の迫力はぼちぼち、続くハチャトゥリャンはHr6,Tp4,Tb3、Tpがいい吹きっぷり、ハチャトゥリャンらしい曲想ながら爆裂サウンドの箇所は無し。後半ストラヴィンスキーはHr5,Tp4,Tb3、Flトップが存在感、Tpトップは中盤のソロは勿論、ラストのミュートハイトーンまで(たぶん)B管1本で吹き切る豪腕でMVP、オケ全体も重厚サウンド、アンコールは無し。

飯守&シティフィルの骨太シベリウス2番と美人ソリストのシベコン

 冬晴れ、昨日12度超だったせいか朝はプラス気温、ただ日中は最高8度台と低め、朝寝してから東京に出て門前仲町でテニス、その後はコンサートのダブルヘッダー。

 まず住吉で聴いたのは飯守&シティフィルのオールシベリウスプロ、飯守翁もいつまで健在か分からないし、と急に思い立ち(売切れなので)掲示板で前日GETしての参戦、彼の指揮はワーグナー、ブルックナー、マーラーしか聴いたことが無いのでどんなシベリウスを演るのかも興味津々。

1月21日(土) ティアラこうとう
 飯守泰次郎&シティフィル シベリウス フィンランディア、VnC、Sym2番
最初のフィンランディアはHr4,Tp3(1st&3rdが女性),Tb3(2nd美人奏者)、入退場は介助者付きで足元が覚束ない感じの飯守翁でしたがこの曲は立ったまま指揮、オレンジ色の髪のTbトップがいい吹きっぷり、ただ全体的なブラスの迫力はぼちぼち、弦がシャープなサウンド、中間部Vnの旋律のバックのバスドラロールが大きかったのが印象的。続くVn協ではHr4名中3名が女性、ここは座っての指揮、ソリスト荒井里桜がとても可愛くて驚き、そして2階席後方まで届く芯の強い音。アンコールにはしみじみ系。後半2番はHr4,Tp3,Tb3、最初だけ立ってその後座った飯守は一筆書きの骨太サウンド、第2楽章序盤のチェロのピッツィカートをFg等が入って以降もずっとfだったのが印象的、男性に変わったTpトップがいい吹きっぷり、オレンジ髪Tbも依然吹きっぷりよく、終楽章最後のコラールは朗々として大迫力。

 たまたま会場で一緒になったテニス仲間に「ソリストめっちゃ可愛いんだけど」と伝えたら「僕はその荒井里桜を聴きに来た」との返事、有名だったんですね。

 この後はミューザに移動してアマオケのロシアンプロへ、それはまた次の記事で。

2023年1月20日金曜日

カーチュン&日フィルの明快オケコン

 晴れ、朝プラス気温と冷え込まず、日中12度と暖かめ。

 東京に出て連夜のコンサート、一昨年のマーラー5番がとてもよかったカーチュン・ウォン&日フィルのコンビ、細々とした指示で面白い演奏をしてくれるカーチュンがオケコンをどう料理するのかが楽しみ、昨夏亡くなった知人の形見チケットによる参戦です。

1月20日(金) サントリーホール
 カーチュン・ウォン&日フィル 伊福部昭 シンフォニア・タプカーラ、バルトーク 管弦楽のための協奏曲
前半伊福部はHr4,Tp4(1stアシが女性!),Tb3(昨夜見た巨大Tbも)、カーチュンは細かく指示してメリハリたっぷり、Hrがいい鳴り、Tbも派手なグリッサンド、Tpトップはアシと共に両端楽章最後はピッコロ使用。昨年ミッチー&N響で聴いた同曲よりサウンドが明快で曲に馴染みのない自分にはより楽しめました。後半バルトークはHr4,Tp3,Tb3、ここから登場のTpトップオッタビアーノは第3楽章中盤などいい吹きっぷり、終楽章前半の難所跳躍ハイトーンもバッチリ!弦の鳴りもなかなか。相変わらず指示の細かいカーチュンは時々独特サウンド、また第4楽章ショスタコ7番を揶揄する部分や終楽章の弦など諧謔味を強調、終楽章の雄大なクライマックス、ラスト1音はHrを残す鮮やかフィニッシュ。

2023年1月19日木曜日

ヤングヤマカズ&読響のアルプスSym

 今週の「リバーサル・オーケストラ」第2話はFl奏者フィーチャー回、坂東龍汰も実際に吹いてるかに見える演技が見事。ただバイトのせいで遅刻が多いFl奏者キャラは「ベートーベン・ウィルス」と同じ、なのでこれ以上寄せないで欲しいところ、Ob平田満が認知症にならないことを切に祈ります。

 曇り時々晴れ、昨日暖かだったせいか冷え込み甘くプラス気温、ただ日中は余り上がらず8度台、大晦日に取れた右下奥歯の詰め物、その場で嵌め直したら意外としっかりついているので半月ごまかしてましたが、思い立って昨夕歯医者へ、現場でも簡単に取れずドリル粉砕で除去してからの詰め直し。

 夜は東京に出てヤングヤマカズ&読響の第2夜、メインは楽しみですが今回も前プロが苦手な邦人現代作品なのでやや不安。

1月19日(木) サントリーホール
 山田和樹&読響 矢代秋雄 Sym、R.シュトラウス アルプスSym
前半矢代は3管編成、中央にPfとHp2台、Hr4,Tp3,Tb3、先週の黛と比べると聴きやすく第3楽章などメシアンみたい。1stVn2列目が麗しい。後半お目当てR.シュトラウスはHr8(うち4人はワーグナーチューバ持ち替え),Tp5,Tb4(バストロは巨大楽器使用),Tuba2、舞台裏のバンダは2階席センター後方のスペース?ヤマカズは氷河あたりからちょくちょくスローダウン、急に遅くなったりするため呼吸が合わない箇所も、長谷川Tpトップは輝かしい音色でハイDもばっちり、松坂Hrトップも快調、要所での全体の迫力もまずまず、かなり長めだった最後の1音が消えた後は15秒の黙祷。

 先週のマーラー6番に続いて舞台裏音源の位置が独特でした。

2023年1月16日月曜日

SF、ホラー寄り - 小林泰三 「完全・犯罪」

 えっ!Gyao終わっちゃうんですかぁ?ショック…。

 昨夜から日中に掛けて雨、その間気温は5-6度台と一定値、夜になって晴れると気温降下しマイナスに。

 本日は週末読んだ本から、手に取ったのは先週に続き小林泰三氏の短編集。

完全・犯罪 小林泰三
 SF、ホラー寄りの5編、唯一のミステリーとして期待したカーへのオマージュ「ロイス殺し」もミステリー部分は興趣が薄くガッカリ。まるでTV「世にも奇妙な物語」と感じた1編はホントにそうでした(笑)。

 ミステリーよりこっちの分野が氏にとっての本領なのでしょう。

2023年1月15日日曜日

びっくりアンコールのレスピーギ&シベリウス - 金子建志&千葉フィルの教会のステンドグラス、シベリウス1番

 曇り、朝は連日のプラス気温、日中は10度台とぼちぼち、早起きして東京に出て午前テニス、午後アマオケ。

 午後津田沼まで行って聴いたのはFM名解説でお馴染み金子建志氏率いる千葉フィル、氏によるパンフのマニアック解説と前半のレスピーギのレア曲が楽しみです。

1月15日(日) 習志野文化ホール
 金子建志&千葉フィルハーモニー管弦楽団 レスピーギ 教会のステンドグラス、シベリウス Sym1番
前半お目当てレスピーギはHr4,Tp3,Tb3、弦はプチ対向配置、大中小3つのドラを活用、(通常)舞台裏のTpは舞台の左袖でピッコロ使用、第2曲およびオルガンも入る終曲はまずまずの迫力。後半シベリウスもHr4,Tp3,Tb3、Tpトップがいい吹きっぷり、アンコールはTpが4本になりオルガン奏者も入場、何?と思ったら何とサン=サーンス3番の終楽章(後半)!Tpのハイトーン見せ場が2コーラス目でオクターブ下げた?のは残念ながら、最後はティンパニが両手でぶっ叩き、ラスト1音は史上最長に伸ばしてフィニッシュ!

 このオケのメイン会場の習志野文化ホールが今春で閉館し、付設のパイプオルガンの維持も不透明な状況とのことでアンコールを含めオルガンをフィーチャーした曲にしたとの由。

2023年1月14日土曜日

字幕少なし古典劇 - 東新大学校 「かもめ」

 午前久我山でテニス、午後住吉でアマオケの後、大山に移動して観たのがこの学生演劇、板橋ビューネ2022/2023と題して色々な団体を招聘して催されている企画の一つに招待サービスに当選しての参戦、今回のテーマは「作家が亡くなっていること」、勢い古典が多くなります。

1月14日(土) サブテレニアン
 東新大学校 「かもめ」
チェーホフの古典を韓国の学生が演じる休憩無し約70分、装置は椅子代わりの立方型箱馬のみのほぼ素舞台、ト書きをそのまま俳優が喋る演出が個性的、ただそのト書きを除くと通常のセリフ(もち韓国語)には字幕が1-2割しか出ないため、原作を知らない自分にはストーリーや人間関係(登場人物10人!)が半分しか判らず(涙)。ヒロインニーナ役が可愛い。

変わったカップリング - スティーブン・孝之・シャレット&オーケストラ・ルゼルのシベリウス6番、ブルックナー4番

 曇り、昨日の陽気の影響か朝の最低2度と今年初のプラス気温、早起きして東京に出て今年最初の練習、コート近くの梅林公園ではもう紅梅が咲いてます。

 練習を途中で抜けて午後コンサート、夜観劇とハシゴ、まず午後に聴いたのはアマオケ、電通大オケのOBOG中心に結成された団体とのこと、シベリウスとブルックナーという変わったカップリングです。

1月14日(土) ティアラこうとう
 スティーブン・孝之・シャレット&オーケストラ・ルゼル シベリウス Sym6番、ブルックナー Sym4番
前半シベリウスはHr4,Tp3,Tb3、シャレット氏はやや発展途上の弦から澄んだ響きを引き出してます。後半ブルックナーはHr6,Tp4,Tb3、Flトップが存在感、コンミスから交替したコンマスが超熱演型、ブラスの吹きっぷりまずまず、アンコールはバッハの編曲もの。

 この後は大山に移動して観劇、それはまた次の記事で。

2023年1月13日金曜日

聴き初めはヤングヤマカズ&読響のブラッシュアップされたマーラー6番

 一昨日スタート「リバーサル・オーケストラ」、「ベートーベン・ウィルス」のパクリかと懸念したけどひと安心、それより門脇麦がホントに弾いてるかのように見える演出が素晴らしい(←音を当てているのはPPTの新コンミス、髙木凜々子さんとのこと)、ディーン・フジオカ以来かも。

 連日の冬晴れ、朝の最低マイナス3.1度ながら日中の最高15度とポカポカ陽気、のせいか花粉症の症状が発生、乳酸菌ドーピング(今季はビオフェルミン)開始。

 東京に出て夜は今年の聴き初め、ヤングヤマカズ&読響のマーラー6番、亡き知人の形見チケットでの参戦です。7-8年前の日フィルとの全曲チクルスの時はぱっとしなかった印象のある彼のマーラー、少しは変わったでしょうか。

1月13日(金) サントリーホール
 山田和樹&読響 黛敏郎 曼荼羅Sym、マーラー Sym6番
前半の黛は弦を2群に分けて左右に配置、中央にPf,Hp,チェレスタ、木管が左で金管が右のリアル2管編成、現代っぽい曲想で20分強なのに自分にはシンどかった…。後半マーラーはHr9,Tp6,Tb4、2ndFlに日フィル素敵な難波さん、ヤマカズは基本すっきり系の解釈ながら急にスローダウンしたり(第1楽章再現部アルマ主題の最後、第3楽章後半クライマックス前の弦のppグリッサンド、終楽章提示部第1主題登場時、コーダのTbレクイエムなど)、要所でかなりタメたり(2回目のハンマーの手前やラストの一撃の前など)と日フィルとの同曲よりケレン味アップ!アンダンテは第3楽章でかつ旧譜(両方賛成!)、ここでの抒情性もたっぷり。オケはカンブルランとの同曲より弦が厚みを増した感じながら、ブラスの迫力はやや減じた印象。舞台裏のカウベルはPブロック後方廊下(初めてかも)、終楽章終盤のシンバルの花は3組、最後の1音が消えた後は約15秒の黙祷。

 7年前の日フィルとの時よりやりたいことが音になっている印象でした。

2023年1月11日水曜日

流し雛とラストシーン - 田園に死す <'74>

 U-NEXT(31日間無料体験中)で大場久美子版「コメットさん」視聴、第1話冒頭からカールが出てくること(たぶん「刑事犬カール」の後番組?)、「キラキラあいののほしー♪」で始まる主題歌が最初の5話は無かったこと、ウルトラセブンも出ていたこと、全68話もあったことにビックリ!突然彼氏ができてでもすぐ死んじゃう、という記憶に残る謎エピソードがちゃんとあったのを確認。

 連日の冬晴れ、朝マイナス5.7度と冷え込み強く、最高10度台と日中やや暖かめ、昼休み同僚と今年の打ち初め。

 実は九重佑三子版「コメットさん」の歌って作詞が寺山修司らしいです。ってことで本日は今年4本めの寺山映画、上記と同様U-NEXT視聴。

田園に死す <1974 日>
 時計へのこだわりはこの頃から既に。前半少し退屈しましたがメタ的展開になって面白くなりました。ピントの合わない流し雛(笑)とラストシーンが印象的。八千草薫が出ていてビックリ(勿論脱ぎません)!あと白塗りの有無の基準は何なんでしょう?

2023年1月9日月曜日

メタ&パロディ多め短編集 - 小林泰三 「大きな森の小さな密室」

 成人の日、実家から夜行バスで早朝東京着、関東は冬晴れ、最低マイナス2度弱、最高は14度弱とややポカポカ、バスターミナル東京八重洲(←もう少しこのネーミングどうにかならんかったのか)で時間を潰し、午後は川崎の地下劇場でリラックス。

 結局実家には9日間も滞在したのに1度も雪積もらず、雪掻きの要なく運動不足、12月はあんなに積もったのに。

 帰省の行き帰りで読んだ本がこれ、著者の作品を読むのは初めて。

大きな森の小さな密室 小林泰三
 「モザイク事件帳」の文庫化改題で短編7編、読者への挑戦つきの表題作が正統なフーダニットで印象深く(理由はネタバレにて)、あとはメタかパロディ色強め、登場キャラなど著者の過去作を読んでいるとより楽しめる趣向か。

<< 以下ネタバレにつきご注意下さい >>
 ハウダニットがファイダニットに転じるダイナミズムが素晴らしい。

2023年1月7日土曜日

クックー、クックー - 上海異人娼館/チャイナ・ドール <'81>

 寝正月7日め、最低3度台最高9度台とやや高め、曇り時々雨、昼に親戚と焼き肉ランチ。

 お正月はテラヤマづいており「そう言や高橋ひとみはこの作品で脱いでないのか?」ともう1本ネットアーカイブ視聴、日・中・英・仏4か国語が飛び交う英語字幕版を鑑賞(日本版より6-7分短い!)、公開当時の日本ならボカシだらけなのでは。

上海異人娼館/チャイナ・ドール <1981 仏/日>
 「O嬢の物語」続編の翻案とのこと、タイトルは上海だけど香港にしか見えない。K.キンスキーが出てるのが凄く、その彼女役がパーフェクトボディ。主役はややロリ系、殿山泰司が存在感。動かない影と水中ピアノの浮上が印象的、主人公の子供が日本人に見えず、お得意マッチ芸が微笑ましい。脚本に岸田理生の名前も!素敵な音楽は勿論J・A・シーザー。「ドアから海」を除くと幻想的なカットは少なめ。

 高橋ひとみは脱がない役どころでした。

2023年1月6日金曜日

手毬とスイカ - 草迷宮 <'79>

 寝正月6日め、曇り時々雨か雪、最高9度とやや暖かめ。朝2度にわたって地震、と思いきや自衛隊機の衝撃波、午後たまたまあった震度1の地震よりずっと揺れました。と言うか戸がガタガタ揺れる音が凄かった…。

 本日も「さらば箱舟」に続き寺山修司没後40周年で2月に観る劇の元ネタとなる映画、ネットアーカイブで拾っての視聴。

草迷宮 <1979 日>
 母の手毬歌の歌詞を求めてさまよう青年の視る幻想、30数分と短いせいか飽きず楽しめました。手毬がスイカに変貌する辺りの手毬少女が最高、(三吉彩花によく似た)心中の娘が可愛い。

 三上博史はこの頃からのお気に入りなんですね。

2023年1月5日木曜日

脱ぎ損? - トロイ <'04>

 寝正月5日め、最低1度強最高6度弱、ここ数日と同様雨か雪、本日もBSで映画1本鑑賞、冒頭15分逃したため録画スタート&U-NEXTで補完してからの追っかけ視聴。
トロイ <2004 米>
 英雄アキレスを中心にトロイヤ戦争を描くスペクタクル史劇(子供の頃に読んだストーリーと少し違う気が…)、オープニングの戦闘シーンで掴みはOK、どこまでが特撮か判りませんが遠景など迫力の映像、最後の空撮も美しい。ただペーターゼンならより独自性が欲しいかも。ピーター・オトゥール、ジュリー・クリスティなど大御所に全く気付かず(涙)。D.クルーガーは折角脱いだのに公開版ではトリミングされているのが悲しい。

勿論肝心のシーンはディレクターズカット版で確認済み、美しい。

2023年1月4日水曜日

ザ・ピーナッツは? - 泥だらけの純情 <'63>

 寝正月4日め、最低0度台最高5度台、雨か雪、降ってはいるけど積もる気配無し。BSで邦画鑑賞。

泥だらけの純情 <1963 日>
 チンピラとお嬢様の悲恋物語、吉永小百合のなぞなぞが可愛く、「冬のソナタ」など数々のオマージュを生んだ雪のシーンが美しい。

 最後の方に至って1度観たことを思い出すボケ老人…。

2023年1月3日火曜日

100年経ったら - さらば箱舟 <'82>

 寝正月3日め、雨か雪、最低0度最高7度、昼晴れ間が出たので買い忘れていた親戚用のお年賀菓子を購入すべく近場(3-4km)のショッピングモールまで自転車でGO、ついでにシリアルと牛乳も、帰り道ラスト500mで雨に捕まる。

 今年は寺山修司没後40周年、2月に「さらば箱舟」舞台版観劇予定なので、元ネタの映画をU-NEXT視聴。

さらば箱舟 <1982 日>
 ガルシア・マルケス「百年の孤独」のテラヤマ流翻案、ストーリーは?ですが映像的には色々な試みが面白い。高橋ひとみは「ふぞろいの林檎たち」の前に脱いでたんですね!

2023年1月1日日曜日

セイイエス - イエスマン <'08>

 寝正月1日め、曇り時々雨か雪で積雪無し、気温は終日4-8度、BSで1本映画を鑑賞。

イエスマン “YES”は人生のパスワード <2008 米>
 あらゆる問いに「イエス」と応えることで人生が変わる男の話、ジム・キャリーは少々苦手なので余り観てないんですが、「ライアー・ライアー」とややかぶってる内容、とは言え気軽に楽しんで観られました。ヒロインがバンドで歌う奇妙な歌が素敵。